粉もの文化の地で生まれ育ったわたしにとって、たこ焼きとお好み屋は一種のソウルフード。
毎日食べたいわけじゃない。でも、日本にいようが、パタヤにいようが、無性に粉ものが食べたくなる瞬間がある。
日本食不毛の地とも言われるパタヤにあっても、食べたいものは食べたいのだ。
これまでお送りしてきた、パタヤたこ焼きシリーズ。
⇒タイの冷凍たこ焼き。意外とダシがきいていて、しっかりとたこ焼きしている。
⇒【パタヤでたこ焼き】ローカル食堂ラーメンチャンピオンでたこ揚げと揚げ餃子
⇒パタヤでたこ焼き!ナイトマーケットの巨大イカ入りたこ焼きはまるでエイリアン。
⇒【パタヤでたこ焼き】BIG C サウスパタヤ店のフードコート
さて、今回のパタヤたこ焼きは?
ついでに餃子とお好み焼きも食べる。
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Big C EXTRAのたこ焼きと餃子
パタヤカンにあるビッグCエクストラ。元々はカルフールだったが、カルフールのタイ撤退後は、ビッグCとなった。
2階が巨大スーパーマーケットとなっている。
タイローカル向けとパタヤらしく外国人向けの商品が混在していて、なかなかの品揃え。
惣菜コーナーもバラエティ豊かだ。
タイ料理、洋食、そして和食。
サバの塩焼きなどと並んで、たこ焼きと餃子を発見した。知らんかった。あったのね。
たこ焼きが49バーツ、餃子が25バーツ。たこ焼きが高く感じるが、見つけてしまった以上買うしかない。餃子ともども購入して、お持ち帰り。
アパートの電子レンジで温めて食べることにした。
たこ焼き
5個入りで49バーツ。1個あたり10バーツ弱、30円と考えると、日本よりちょっと安いくらい。
たこ焼きの上に乗っているピンクの代物はハム。なぜ?
まあ、ハムはご愛嬌。
あとは、いたって普通のたこ焼き。
大量の油で揚げたというより、きちんと油をひいて焼いたもののように思える。
中を割ると、きちんとタコが入っている。たぶん、イカじゃない。タコだ。
タイローカルのたこ焼きは、生地が多すぎて団子状態になっているものが多い。ふんわり感がまるでない。が、ここのたこ焼きは内部にきちんと空洞ができている。食感は、日本のたこ焼きと大差ない。
生地もきちんとダシを取ってあるようで、風味がある。
ソースとマヨネーズは少なめ。ソースとマヨネーズでベチャベチャよりはるかにまし。
生地、焼き方、タコ、ソースとどれをとっても日本のたこ焼き。
日本のたこ焼きがそうであるように、もちろん、レベルの差はある。日本にだって、まずいたこ焼きなんていくらでもあるだろう。
このビッグCたこ焼きは、決して特上のたこ焼きではない。そんなものは端から求めていない。
でも、ハム以外はタイ風のアレンジを加えておらず、日本のたこ焼きの味を再現しているのは確か。これをタイのスーパーの惣菜コーナーで出してくれるんだから、ありがたいと感謝するしかない。
これまでのパタヤたこ焼きシリーズでは一番好きな味かも。
できればもうちょっと安くしてほしいけど。
餃子
ついでに焼き餃子もいただく。5個入りで29バーツ。
きちんと餃子のタレも入っている。
焼き色から見ると、おそらくは、揚げた餃子かと。
でも揚げすぎておらず、焼き餃子に近い食感。あんはノーマルな具材と味付け。
付属のタレもいたってノーマル。
実にオーソドックスな餃子で、日本のスーパーの惣菜コーナーで売られていたとしても、文句は出ないだろうなというレベル。もちろん餃子専門店のレベルを求めちゃダメ。
これまでパタヤで食べてきた餃子で一番おいしいかも。少なくとも、コンビニで売っている餃子よりは上。価格的にも、コンビニより安いくらい。
いいものを見つけた。たこ焼きよりも餃子のほうがリピート率は高くなりそうだ。
今回はお持ち帰りしたが、スーパーで買った惣菜を1階のフードコートに持ち込んで食べている人も多い。
このフードコートには丸亀製麺がある。
関連記事:パタヤの丸亀製麺Express実食レポート、ぶっかけうどんとカツ丼とカレーライス
うどんとたこ焼きというコンビネーションも可能。
カレーライスと餃子という中印コンビでもオッケーだ。
最近では、コロッケまで登場した。
関連記事:年越しうどんならぬ年越しうどんは、パタヤ丸亀製麺で。コロッケも付けてみた。
日本のジャンクフード好きとしては、かなり嬉しい状況。
マックスバリュのお好み焼き
その数日後、余勢をかってさらにたこ焼きを探す。
パタヤ唯一の日系スーパーマーケットであるマックスバリュ。場所は、パタヤカンのハーバーパタヤ地下。
日系スーパーだけに惣菜コーナーには日本の弁当や料理が置いてある。
きっと、ここならたこ焼きもあるに違いない。
が、残念ながら見当たらず。日によりけりかもしれない。
そのかわり、お好み焼きならあった。59バーツ。
まあ、お好み焼きは以前にも食べたことがある。あまり上出来とは言えなかった記憶だ。
でも、口は粉ものモード。我慢できずに購入した。
イートインコーナーですぐに食べられる。電子レンジでチンもできる。水はないんで、別途購入すべし。
熱々のお好み焼きの完成。
見た目は、マヨネーズかけすぎ。ソースはほどほどの量。でも、紅しょうと青のりがうれしい。
うん、以前食べたときよりもお好み焼きらしくなった。というか、普通に日本のお好み焼きだ。
キャベツの刻み方がちょっと大雑把かつ芯の部分が多めに混ざっているのはマイナス点。
豚肉の量は多め。
意外とマヨネーズは気にならなかった。たぶん、元々薄味のマヨネーズを使っているせい。ソースは日本のお好み焼きソースですな。
ソースの味で一気に完食。
これで59バーツ。200円くらい。
うーん、ビッグCのたこ焼きほどのうまさはないけれど、どうしてもお好み焼きが食べたくなったらアリかな。
パタヤでお好み焼きはなかなかないもんで。
まとめと焼きそば
焼きたてでないのが残念だが、たこ焼き自体は、ビッグCエクストラのものが一番しっかりしていると思う。
お好み焼きは、他で食べたことがないが、マックスバリューのものはそんなに悪くないと思う。たこ焼き以上にパタヤで入手困難なのがお好み焼きだろう。これくらいで我慢すべし。
ビッグCエクストラとハーバーパタヤは、余裕の徒歩圏内。
パタヤでどうしても粉ものが食べたくなったら、この2つをはしごすればいい。
もう一つの粉ものソースものの代表格はソース焼きそば。
これは、屋台の日本式焼きそばを食べれば解決。
もしくは、日清のインスタント焼きそばでもいい。
関連記事:タイで売っている日清焼きそばはUFOソース味。一袋10バーツ。
日本の焼きそばUFOのソースとほぼ同じ味がする逸品だ。しかも10バーツ。
よしよし。パタヤの粉もの&ソースものが充実してきた。
まあ、バンコクに比べるとかなり貧弱だけど、パタヤでも何とかなるな。
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