エアアジアが東南アジア内の国際線1年間乗り放題となるUnlimited ASEAN Passの発売を開始した。
タイでもマレーシアでもフィリピンでもインドネシアでもエアアジア便であれば運賃ゼロで乗り放題となる。
これは買いか否か?
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エアアジアのアンリミテッドASEANパス
エアアジアグループのASEAN内の国際線フライトが一年間乗り放題となるパスだ。航空券のサブスクである。
以前はエアアジアスーパープラスで販売していたが、アプリがMOVEに変更となり、新規販売することになった。
エアアジアスーパープラスでは8万席以上が引き換えられていたとのこと。
ASEAN内のフライト乗り放題のほか、海外ホテルの最大50%割引などの特典も付く。
販売期間:2024年3月25日から3月31日まで
旅行期間:2024年5月1日から2025年4月30日まで
販売価格
・マレーシア 1,188リンギット
・タイ 8,888バーツ
・フィリピン 14,888ペソ
・インドネシア 3,988,888ルピー
・シンガポール 388シンガポールドル
・その他の国 288米ドル
販売は各エアアジアで実施。
とはいえ、どこで買っても中身は同じだ。
日本人であってもタイで購入して、普通に乗り放題を使うことができる。
パスを購入してから1年間乗り放題が利用できる。
運賃は無料だが、諸税や空港使用料は別途支払う必要あり。
予約は出発の14日前までに行うこと。つまり2週間以上先のフライトでないと無料で予約することはできない。
一部適用除外期間あり。また座席数は限定される。
利用可能なエアアジアネットワークと路線
エアアジア(AK)、タイ・エアアジア(FD)、フィリピン・エアアジア(Z2)、インドネシア・エアアジア(QZ)、エアアジアX(D7)の東南アジア内の路線で有効。
・マレーシア
・タイ
・フィリピン
・インドネシア
・シンガポール
・ブルネイ
・カンボジア
・ラオス
・ミャンマー
・ベトナム
たとえば、タイ・エアアジアのバンコク=マニラ路線なども含まれる。
タイ・エアアジアは、バンコク=福岡・那覇路線を運航するが、日本はASEAN内ではないため、対象路線から除外される。
同様にエアアジアXのクアラルンプール=東京・大阪路線も除外だ。
バンコクと日本を結ぶタイ・エアアジアXはそもそもASEANパスに含まれていない。
また5月に開始となるエアアジア・カンボジアも含まれていない。ただし、タイ・エアアジアはバンコク=プノンペン路線を運航しており、これはパスに含まれる。
どの路線がASEANパスで入手可能なのかは、事前にチェックすることができる。
たとえば、9月のバンコク=マニラ線で検索してみる。
このように入手可能な日付が出てくる。
以前にはなかった機能でわかりやすくなった。
利用にはいろいろな条件がある。
購入前には必ず確認しておくこと。
詳細:https://www.airasia.com/unlimited/en/gb
乗り放題パスの実体験
今回のUnlimited ASEAN Passの前身であるSuper+は実際に利用したことがある。
タイ国内線もASEAN内国際線も乗り放題というものだ。
Super+とUnlimited ASEAN PASSの比較
特典が増えただけで乗り放題部分については変わっていない。
以下の記事がASEANパスの購入を考えている人には参考になるかもしれない。
購入時のレポート⇒エアアジア乗り放題 SUPER+を買ってみた
購入は簡単だった。日本人でもタイのパスを購入できた。
パスの利用方法も難しくない。
ただ空席を探すのが少々面倒だった。
予約させできれば、あとはエアアジアの通常チケットとまったく同じ。アプリのeボーディングパスで搭乗もできる。
タイ国内線では、バンコク発ウドンタニー行きやプーケット行きなどを利用した。運賃はゼロだが、空港使用料と税金で片道1,000円くらいかかる。
国際線では、バンコク発マニラ行き、バンコク発ビエンチャン行きなどを利用。諸税で片道6,000円ほど。
利用終了後の感想⇒エアアジアの1年間乗り放題SUPER+を使い終わっての感想、本当にお得だったか?
予約の取りづらさが難点に思えた。
数ヶ月先でないと、うまく往復で取ることができないことがほとんど。日程の組み方が難しい。
あとは、国際線は諸税がけっこう高いため、乗り放題のお得感は薄まる。
国内線は乗りまくるなら使えるかと思う。
それと、パタヤ住みにとっては、パタヤからドンムアンへの移動が面倒になり、なかなか動きになれなかった。
スワンナプーム空港発着便が増えれば利用勝手はよくなるのだが。あとウタパオ空港にもエアアジアがもっと戻ってきてほしいところだ。
今回のASEANパスの販売価格は8,888バーツだ。約37,000円となる。
諸税がかかるとしても、ASEAN国際線を6~8回乗れば元が取れるはず。
国内線を増やせばなおさらお得感は増す。
注意点としては、予約は2つまでしかできないこと。
往復予約だと1回とカウントされるので、最大4フライトまでだ。フライスルーは対象外。
東南アジア周遊旅行しようとする際には要注意だ。
個人的にはASEANパスはそこまではおすすめできない。
時間に余裕がある人、もしくは、数ヶ月先の予定をフレキシブルに立てられる人だったらいいかも。
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