2023年6月~7月イサーン・ラオス南部旅行シリーズ。
ラオスのサワンナケートからタイのムクダハンに入り、それからコンケーンへ。
体調が悪い中でコンケーンに1泊滞在した。
前回:7年ぶりのコンケーンの夜
さて、次はどこへ向かおうか。そうだ、ウドンタニーへ行こう。
この旅もそろそろ終わりが近づく。
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コンケーンの朝
朝、目が覚めると電気はすべてつけっぱなし。昨晩はいつの間にか寝落ちしていたようだ。
体調はまだ回復しきっていないが、熱と下痢はおさまった。
近所の散歩をかねて、朝食を取りに行こう。
ホテル前の通りには、オレンジのスーパーリッチがある。
パンデミックでも撤退せずに生き残った。
さらに進むと、いかにも外国人向けの小綺麗なレストランがあった。
Pale Restaurantという店。オーナーは北欧の人らしい。
店内は綺麗だ。
スモールイングリッシュブレックファーストは165バーツお値段高め。
タイ料理のカオトム(雑炊)は69バーツでまずまずのお手頃価格だ。これにする。あとはオレンジジュースもオーダー。
カオトムは大きな丼にたっぷり入っている。
弱った体に雑炊が染み渡る。うまい。
完食すると、体力が回復したような気分となる。
やる気が戻ってきた。
さて、本日はどこへ向かうか。
当初はチャイヤプームでも行くか、それとも東西廻廊をこのまま西に進んでピッサヌロークへ行こうかと考えていた。
が、心と体はウドンへ行けと叫んでいる。
コンケーンからウドンは近い。しかも、ウドンならなんでもある。たいたいのことは知っている。パタヤに次ぐ、タイ第2の故郷だ。
というわけで、ウドンタニー行きが決定した。
行き当たりばったりの旅なんてこんなものだ。
コンケーンのラックムアンと線路跡パブ
正午前にグランドレオホテルをチェックアウト。
モーテルみたいなところだったけど、安かったからオッケー。
関連記事:コンケーン中心部のホテル事情と、格安のグランドレオホテル宿泊記
コンケーンからウドンタニーへは、バスかロットゥー、もしくは鉄道で行ける。
バスがいいけれど、問題はバスターミナルまで遠いことだ。今は郊外にある第3バスターミナルだけが稼働しているらしい。
未確認情報として、セントラルプラザからウドンタニー行きのロットゥーが出ているという話だった。
そういえば、ウドンタニーのセントラルプラザには近隣都市行きのロットゥーが出ている。コンケーンのセントラルプラザでも同じなのかもしれない。
ホテルからセントラルプラザまで向かう。
コンケーンのラックムアン。
さらに進むと、線路に行き着く。線路を渡った先がセントラルプラザとなる。
おっと、線路上になにやらマーケットらしきものができている。
汽車やらトランスフォーマーやらが置かれている。
このあたりの線路は高架化されたようだ。
従来の地上線路は使わなくなり、店を開くことができるようになったわけか。
Rimrang Station Bar & Bistroという店らしい。
昼間は営業していないが、夜は楽しそう。
コンケーンはさらにおしゃれになっていく。
コンケーンバスターミナル行きのミニバン
線路を越えると、セントラルプラザコンケーンだ。
宿泊していたグランドレオホテルからは歩いて10分もかからない。
巨大なショッピングモールだ。
パタヤのセントラルより大きいかも。
ロットゥー乗り場を探しまわる。
建物の反対側にあるのではと、店内を抜けて奥に出る。
すると、VAN STATIONと書かれた建物を発見。
おお、これはロットゥー乗り場に違いない。
地図
マイクロバスも止まっている。
VAN STATION内には切符売場あり。
親切なおばさんに話を聞くと、ウドンタニー行きのロットゥーはここからは出ていないとのこと。第3バスターミナルまで行かないと駄目という。
昔はウドンタニー行きロットゥーも出ていたそうだが。
ウドンに行きたいんやとお願いすると、道路の反対側を指さして、あっちを通りかかるバスを呼び止めて乗車すればいいんやけどねえと言われる。
でも、バスターミナルまで行くほうがいいよとも。
で、バスターミナル行きのロットゥーは出ており、運賃はなんと15バーツ。
こりゃあ安い。
前日にバスターミナルからホテルまでのトゥクトゥクは120バーツだったというのに。
5分ほど待ち、ロットゥーが到着した。
おばさんがわざわざ出てきて、「この人はウドンへ行きたいからボーコーソーまでよろしくねえ」とドライバーに伝えてくれた。
本当に親切だなあ。
12時26分にロットゥーに乗車。
12時39分にコンケーン第3バスターミナルに到着。
エアコンが効いたロットゥーで15バーツはありがたい。
ドライバーは、あそこがウドン行きのバス乗り場だよと教えてくれた。
コンケーンからウドンタニーへのバス
ロットゥーを降りると、案内役の人が寄ってくる。
ウドンタニー行きは、ロットゥーとバスがあるよと。
今回はバスを選択する。
211というバス会社がウドンタニー方面行きのバスを運行している。
次の出発時間は13時とのこと。あと20分だ。
ウドンまで85バーツ。
チケットを購入したが、数字の解読しにくいことよ。これで85と書いてあるらしい。タイ人の癖じゃ。
3分待ったところでバスが到着。
ザ・ローカルバスですな。
いちおうエアコン付きだけど、あまり効いてない。
でも無茶苦茶暑いわけでもない。
これはこれで心地よい。
12時50分、予定より早く出発。
バスターミナルを出たあとに、セントラルプラザ前を通過する。
VAN STATIONの建物が見える。
なるほどね。
さっき言われたとおり、この場所で待っていれば、ウドンタニー方面行きのバスをつかまえることができるわけだ。
でも、外国人旅行者にはハードルが高い。
素直にバスターミナルへ行ってからバスに乗るのが確実だ。
バスはひたすら一本道を走る。
ウドンタニーが近づくと、何人かの乗客が降りていく。
馴染みの風景が広がる。
慣れ親しんだ街だ。
15時16分、ウドンタニー第1バスターミナルに到着。
コンケーンからの所要時間は、2時間26分。
ローカルバスでも特に苦にならない。
我がウドン
帰ってきたね、ウドンに。
約2ヶ月ぶりだ。
バスターミナルからわずかに歩くと、セントラルプラザだ。
この距離感がたまらない。
ホテル街もバービアエリアもナイトマーケットもすべてが徒歩圏内だ。
バスに乗っている最中の今晩のホテルは予約済みだ。
毎度おなじみのトップマンションことトップホステルである。
何回泊まったのか覚えがないほど利用してきた。
今回もまたトップマンションに戻ってきた。
この安心感よ。
ウボンラチャタニーからラオス・パクセーに入り、サワンナケートへとラオス国内を移動。それからまたタイ入りしてムクダハンへ。はじめての訪問地ばかり続いた。
体調を崩しながらもコンケーンにたどり着き、そして最後にウドンタニーへ。
ウドンはもはやホームだ。
本当に心が落ち着く。
旅行に来たという感覚ではなくなった。
ウドンは心のふるさとである。
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