2022年5月9日にラオスはいきなり全面開国した。
パンデミック前と同じよう日本からはノービザで普通に入国できる。必要なものはパスポートとワクチンパスポートのみ。
開国すると同時に夜の娯楽施設の再開もオッケーになったということだ。
2022年6月上旬にビエンチャンを訪れた。
ビエンチャンの夜遊びがどうなっているのか情報収集してみた。
ラオスキープの暴落
まず、ラオスキープの両替レートを再確認しておく。
これが今はすごく重要。
ラオスキープは暴落中している。
6月上旬時点のタラートサオにある両替所の両替レート
1バーツ=480キープ
パンデミック前までは、1バーツが250キープほどだった。
つまり、1万キープが40バーツの計算となる。
ラオスでは街中でタイバーツがそのまま使えるが、おおむね1万キープが40バーツで換算されていた。
キープが高い時は50バーツ換算のときもあった。
が、今年6月のレートでは、1万キープが20.8バーツとなる。
なんとレートが半分となっている。
6月28日の公定レートではさらにキープは下がっている。
ビエンチャン市中での実勢レートではおそらく1バーツが500キープはあるだろう。
まさに暴落だ。キープの価値が半分になった。
が、注意点として、ビエンチャン市内で直接バーツ払いする際は、昔のままの1万キープ=40バーツで計算されることが多いこと。
直接バーツ払いするのではなくて、タラートサオのようなレートのいい両替所でキープに両替してから、支払いするほうがいい。
また、日本円からキープに直接両替するより、タイ国内の両替所で円をバーツに替えてから、さらにラオスでバーツからキープに両替したほうが結果としてお得になる。
あまり円基準で考えず、バーツを基本にビエンチャンの相場を捉えたほうがいい。
キープに両替したあとの計算方法はこんな感じ。
1万キープと言われたら、20バーツと考える。
1000キープなら2バーツだ。
30万キープが600バーツ。
50万キープが1,200バーツ。
この2つの数字に覚えがあるビエンチャン夜遊び好きは多いはずだ。
ビエンチャンの定番夜遊び場の現状は?
今回のビエンチャン訪問はたった1泊していない。
現場での情報収集は、ビエンチャンの街角のあちこちで見かけるトゥクトゥクに頼った。サムローとも呼ぶ。
情報は彼らがにぎっている。
外国人のおっさんがふらふら歩いていると間違いなく声をかけられるので何も心配はいらない。
「サオボー(女か?)」とラオス語(ほぼイサーン語と同じ)で話かけられることも多いが、標準タイ語は普通に通じるし、まあ簡単な英語も通じる。
ビエンチャンで外国人でも遊びやすい定番の夜遊びスポットの現状について、複数のトゥクトゥクドライバーに確かめてみた。
ラオンダオ1、ラオンダオ2、ソクサイフォン、ティハウ(帝豪)は営業再開していないと全員から言われた。
ラオンダオ1はタイ大使館領事部のほど近くにあるホテルだ。
ホテル中庭に置屋があって、誰でも簡単に遊べる。
過去の言い値は、ショートが30万キープでバーツ払いだと1,200バーツ。(1,000バーツに下がることもある)
ロングが時間帯によるが50万キープでバーツ払いだと2,000バーツ。(一時期は2,400と言われることもあった)
もしも、今営業再開して、キープ建ての価格が変わっていないとするならば、それぞれ600バーツと1,000バーツでいいことになる。
ソクサイフォンも以前はラオンダオ1と同じ価格設定だったはずだ。
でも営業再開はしていないとのこと。
ティハウは、ソクサイフォンの近くにある中華系ホテルで、カラオケや連れ出し置屋などがある。
ラオンダオよりは高いそうだが、今はやっていないと言われた。
このあたりのホテル併設店は、中国人の利用者が多かった。
現在のビエンチャンにも中国人はそこそこ見かけるものの、おそらくはビジネス関係者で、観光目的や遊び目的で来る中国人はほとんどいない。
よって店の再開は難しいのだろう。
あとはハンノイと呼ばれるローカル向けの連れ出し可能飲み屋がある。
東のハンノイは、店が少なくて、女が各店2,3人しかおらず、行く価値がないと言われた。
西(空港方面)のハンノイは、店も女もたくさんいるぞとどのトゥクトゥクからも同じ意見。
ショートは30万といわれる。600バーツだ。ただし、部屋代が別にかかるようなことも言っていた。
ハンノイ近くのホテルに泊まるのがいいそうだ。
ロングは50万キープからとのこと。1,000バーツだ。
高い場合は70万とも言われた。それでも1,400バーツ。
キープ暴落の恩恵で、以前の半額で遊ぶことができる。
まあ、円安でもあるので、円で生活している日本人には半額とはいかないが、それでも激安には違いない。
バーツで生活している人はリアルに半額で遊べる。
Mixokホテル前のやり手ばばあ
今回のビエンチャンの滞在ホテルは、Mixok Innだった。
関連記事:ビエンチャンのホテル現況:Mixok Inn宿泊記、ヒルトンが建設中
初めて泊まるホテルだったが、廃人となれる宿だった。
1泊350バーツ程度で、エアコンもホットシャワーもついている。
併設カフェのコーヒーがうまい。
で、夜、飯を食べようとホテルを出たところで、おばさんが若い女性二人を従えて待ち構えていた。
女はどうだと斡旋してくる。
やり手ばばあだ。
他にも女はいるらしい。
ショートは25万キープから30万キープ。500バーツから600バーツだ。
ロングは50万から70万キープ。1,000バーツから1,400バーツだ。
そばに連れいてた若い2人はそこそこ垢抜けていて、タイの歓楽街で働いていても違和感がない雰囲気だ。
これからクラブへ遊びに行くと言っていた。どうやら近くにその手の出会いの場があるらしい。
食事を取りに行くと斡旋を断ると、やり手ばばあは、部屋番号を教えろと勧誘熱心である。部屋までデリバリーしてやると。
食事を終えて戻ってくると、やり手ばばあの他にレディボーイもいた。
レディボーイ本人も部屋に行くと言っているが、斡旋もできるらしい。
やり手ばばあは女を呼ぶとうるさかった。
部屋番号教えなくてよかった。
やり手ばばあがいつもMixok前にいるかは不明だが、たぶんそのあたりをうろうろしているのだろう。
物欲しそうな顔をして歩いていれば、向こうから声をかけてくるはずだ。
ビエンチャン夜遊び地図
昔作ったビエンチャン夜遊び地図を再掲。
関連記事:【2018年5月更新】ビエンチャン夜遊び風俗最新情報。ラオンダオ1・2、ソクサイフォン、帝豪(ティハウ)ホテル。
ホテル情報も詳しく掲載しているので記事を参考にどうぞ。
(時間があれば地図も更新しておく)
すべてが半額
キープ暴落により、バーツ基準で考えると、すべてが半額で遊べる。
飲み代も半分、遊び代も半分だ。
ただし、ガソリン価格は高騰している。
ビエンチャンのガソリンスタンドの多くがクローズ。営業している店でも長蛇の列で、給油するためには1時間待ちもあるそうだ。
レンタルバイクで移動を考えている人は、そのあたりには注意。
またトゥクトゥク代もちょっと高くなるかもしれない。もともとビエンチャンのトゥクトゥクは高くふっかけてくるので、交渉は大事。
というわけで、キープ暴落のビエンチャンは天国か地獄か。
以前の半額で遊び放題だ。
中国人観光客はいない。韓国人もわずかだ。ファランはバックパッカーと沈没系がいるだけ。そういったファランは夜の店には行かないので、ビエンチャンでは日本人のライバル足り得ない。
残念ながら、ラオンダオといったお手軽な店はやっていなかった。
ハンノイやデリバリーでは遊べるのがわかった。
ラオス人には普通にタイ語が通じる。英語はそこまで通じない。
状況が状況だけに、ビエンチャンで遊ぶには、多少のタイ語力は必要になるだろう。英語だけでもいけなくもないが。
あと、完全なビエンチャン初心者もちょっとしんどいかもしれない。
バンコクやパタヤとはわけが違う。
過去にビエンチャンで遊んだ経験がある人は問題ないと思う。
なお、これは6月上旬時点の情報なので、その後変わっているかもしれない。
ラオンダオ1も再開している可能性あり。
ラオス旅行は簡単
少々ハードルは高い部分もあるが、とにかく安く遊びたい人はビエンチャンへ。
タイ・ノンカイから陸路で国境を超えるのは簡単だ。
ラオス入国には、ワクチン接種証明書だけあればいい。
現在はウドンタニーからの国際バスが再開しており、さらに簡単にビエンチャンへ行けるようになっている。
ビエンチャンからタイに入国するのも簡単。
関連記事:ビエンチャンからノンカイへ タイ陸路入国実践レポート
6月いっぱいはタイランドパスが必要だが、7月1日からは外国人もタイランドパスが廃止される。
ラオス入国同様にワクチン接種証明書だけあればいい。もしくは陰性証明書だが、ラオスで陰性証明書を取得するのは大変そう。普通にワクチン接種証明書を提示するのがいい。
7月1日以降は、本当に簡単にタイとラオスを往復できるようになる。
ラオスキープは暴落しているが、同時にインフレ率も高くなっている。
このままではキープ払いでも価格はどんどん上昇していく可能性は充分ある。
ラオスを訪問するには今が一番いいタイミングかもしれない。