タイで利用している携帯電話のSIMカードはAISのものだ。
先日、ラオスへ旅行した際には、現地のSIMカードを購入せずに、AISのデータローミングサービスを使うことにした。
わざわざSIMカードを入れ替える必要もなく、サービスに申し込むだけの簡単手続きだ。
以前はSIM2FLYという海外用SIMカードをAISでは販売していたが、今では同じSIMカードのままで同様のサービスが受けられるようになっている。
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Ready2FLY Border
AISが提供している海外データローミングサービスが、Ready2Flyだ。
全部で3種類ある。
Border 93バーツ
Asia & Australia 399バーツ
Global 899バーツ
⇒https://www.ais.th/ready2fly/en/index.html
Borderは、タイ隣国の4カ国で使用可能。
ラオス、ミャンマー、カンボジア、マレーシアとなっている。
7日間有効。容量は2GBまで。容量を使い切ると低速で使うことができる。
今回はラオス1泊2日の旅行だ。
陸路でビエンチャン国境からラオスに入国したところにラオスの通信会社のSIMカードは買えるけれど、わざわざSIMカードを入れ替えるのも面倒くさい。
AISのSIMカードがそのまま使えて、93バーツならば、事前に申し込んでおいたほうが手っ取り早い。
というわけで、Ready2FLYのBorderプランに申し込む。
利用方法
使い方は簡単。
プリペイド式SIMで最低93バーツはトップアップしておく。
ラオスへ入国するまでに、*111*407# を送信。
パッケージ自体は即時提供されるが、実際にローミングサービスが開始されるのは入国してから。
送信しただけではサービス開始にならないので、事前に余裕をもって申し込んでおいても問題ない。
有効期限は60日間だ。これをすぎるとパッケージは消滅する。
利用可能な国に入ってから、スマホの通信設定を変更する。国際ローミングサービスをオンにする。
機種によって設定方法は様々。
一般的なAndroid端末だと、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「ローミング」をオンにする。
システム上はこれでAIS側が勝手に現地の提携回線を拾ってくれて、Ready2Flyサービスが開始される。
が、うまくいかない場合は、一度端末の電源を切ってから再起動してやるといい。
これでラオスの回線を使ってスマホが使えるようになる。
実際には、ノンカイからタイを出国して友好橋をわたり終えて、ラオスのイミグレーションに着いたところで、Ready2FLYを有効化した。
友好橋あたりだとまだ普通にタイ側の通信網に入る。でもラオスのイミグレーション付近ではすでにラオス通信圏に入っていた。
以前はラオスの通信網が脆弱でビエンチャン市内の川沿いではタイの通信が入ったほどだったが、最近はラオスの電波が強くなったようだ。
これでラオス入国と同時にネットが使えるようになった。
むろんタイのSIMカードなので、ラオスの電話番号はない。通話する際は国際電話扱いとなってしまう。
まあ今どき電話することなんて稀なので、ネット回線さえ使えれば問題ないかと。
ビエンチャン市内では接続速度は普通に早い。
動画サイトもさくさく見られる。
上限が2GBなんで、動画ばかり見ていると、すぐに上限に達してしまいそうだが。
テザリング利用可能。ホテルのWi-Fiが弱い時は、テザリングでPCに繋いでネットを使っていた。サクサク動いた。
海外ローミングサービス
Ready2FLYは、ラオス、ミャンマー、カンボジア、マレーシアの4カ国で利用できる。
7日間以内であれば、国をまたいでも引き続き有効だ。
つまり、ラオスで3日間過ごしてそのあとカンボジアへ行っても4日間使えることになる。
タイ周辺国をまわる際にはかなり便利なサービスだ。
タイでAISを使っている人は、現地のSIMカードを購入して入れ替える必要もなく、隣国到着後すぐにネットが使える。
いろいろ楽になってきたなあ。
ちなみに、日本の楽天モバイルでは、海外ローミングサービスが料金に含まれている。対象国で毎月2GBまで無料だそうな。
タイは利用可能対象国になっているものの、ラオスは対象外だ。
マレーシアとカンボジアとミャンマーは使える。
ラオス行くならタイのAISがいい。
タイだけなら楽天モバイルは便利かも。わざわざタイのSIMカードは買わなくてもいいんで。
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