5月26日の岸田首相の会見にて、6月10日からの外国人観光客受け入れ再開が発表された。
これに伴い、各国に対する感染症危険情報の見直しも実施となった。
広告
タイの感染症危険情報レベルは1へ
日本外務省より発表。
各国に対する感染症危険情報(レベルの引き下げ及び維持)
5月26日付で、感染症危険情報レベル3「渡航中止勧告」の指定については56か国・地域から41か国に、レベル2「不要不急の渡航は止めてください」の指定については145か国・地域から124か国・地域となりました。また、感染状況が特に落ち着いている36か国・地域については、レベル1「十分注意してください」としました。
⇒https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2022T053.html#ad-image-0
この見直しの結果、タイは、レベル2「不要不急の渡航はやめてください」からレベル1「十分注意してください」に引き下げられた。
東南アジアでは以下の通り。
レベル2⇒レベル2(継続)
インドネシア、フィリピン、ミャンマー、ラオス、
レベル2⇒レベル1(引き下げ)
カンボジア、シンガポール、タイ、ブルネイ、ベトナム、マレーシア
治安の悪化や政情不安による海外危険情報と、感染症危険情報は別物だ。
感染症危険情報によって、海外渡航の制限を受けるわけではない。
とはいえ、タイのレベルが1に下がったのは単純に喜ばしいこと。
これまでは「不要不急の渡航はやめなはれ」と言われていたのが、「まあ注意すれば行ってもいいんじゃね」ということに変わった。
なお、6月1日からの日本の新しい水際措置も決定している。
関連記事:タイは青グループへ。6月1日よりタイから日本入国時の空港検査と待機は一切不要に。
各国・地域を赤・黃・青の3つのグループ分けして、それぞれの国からの入国ごとに空港検査免除するなど区別するようになる。
タイは青グループに入っており、タイからの日本入国では、空港検査も待機も一切不要となる。
感染症危険情報レベルと3グループ分けを見比べると、必ずしも一致していない。
たとえば、感染症危険情報ではレベル1のベトナムは、グループ分けでは黃グループだ。
感染症危険情報レベル2のラオスは、グループ分けでは青に指定されている。
それぞれ判断基準が違うので、こういうことも起こるようだ。
広告