前回のパタヤ沈没でお世話になった食堂を紹介したい。
ソイチャイヤプーンにある食堂だ。
たぶん、名前は、「THAISAAN」タイサーン。タイとイサーンを掛けあわせた造語かな。
看板
ここは、店頭にぶっかけ飯とカノムジンが置いてある。店内で食べることもできる。
もちろん、料理系も注文可能。イングリッシュブレックファーストからイサーン料理まで何でもありだ。
おまけに、料理人の一人(おばちゃん)は日本語がそこそこ上手。
日本語メニューはないが、その日本語上手の料理人がいれば、日本語でも注文可能だ。
注文で困った時は相談してみよう。
「日本語を話せる人はいますか?」
タイ語なら、「コン プート パーサーイープン ミーマイ?」
英語なら、「Is there someone speaking Japanese?」
タイ語の文法がかなりブロークンだけど、たぶん通じる。
(追記)
その後、閉店した
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THAISAAN
店構え
最新の店構え
地図
ソイチャイヤプーンの中ほどにある。近くには、ちょっと怪しいマッサージ屋が立ち並んでいる一角だ。
おそらく店が新規開店してから、まだそれほど経っていない。まだまだ綺麗。
内装
メニュー
冊子状のメニューは置いていない。
入り口にぶら下げられた、のれん型メニューか、壁に貼られたメニュー表から注文する。
のれん型のほうは、炒めもの系中心で、英語併記。
壁メニューは、カレーとスープ系だが、英語表記なし。
タイ料理を中心に紹介していこう。
店頭にはカノムジーンとぶっかけカレー飯が陳列してある。
カノムジン
量は多いが、正直、おいしくなかった。
あまりおすすめしません。
確か40バーツだったような。
ぶっかけ飯
基本的に30バーツ。ゲーンカリーガイだけ少し高くて、40バーツだったはず。
一部日替わりで中身が変わるようだが、基本的に同じようなものが置いてある。
ゲーンキアオワーン
いわゆるグリーンカレー。ソーセージは別途注文したもの。
カレーは、辛くなくて食べやすい。
具材は、鶏肉かとおもいきや、ルークチンが主体。
味は悪くないけど、正直、リピートはない。
ゲーンパックブーン
空心菜を使ったカレー。肉はあまり入っていないが、そこそこいける。
しゃきしゃきの空心菜もおいしいが、ダシの染み込んだ空心菜もおいしいものだ。
野菜カレー好きの人はどうぞ。
ゲーンカリーガイ
いわゆるレッドカレーで、鶏肉とじゃがいものカレー。これは少し値段が高い。40バーツ。
鶏肉とじゃがいものコンビネーションがいい感じだ。そこそこうまい。
日本人なら特に違和感なく食べられるカレーだ。
ぶっかけ飯の中では一番おすすめ。
が、ぶっかけ飯なら、ブッカオ常設市場のほうが種類が多くて、味もいいと思う。
わざわざこの食堂で食べなくてもいいかと思うが、近所に寄った際にはお手軽にどうぞ。
オーダー料理
店内で注文して調理してもらう。
前述のとおり、きっちりしたメニューはないので、のれん型メニューか壁に貼られてたメニューを指させば注文可能。
よくわからなければ、日本語が話せるおばさん調理人を呼んでもらおう。
ガパオムー
超定番料理。豚の挽肉のホーリーバジル炒めのご飯のせ。
ごくごく無難な味。インゲン豆は入っておらず、個人的にはけっこう好き。
45バーツ。
カオパットタレー
これまた大定番のタイ料理。タイ風焼き飯だ。これはシーフード入りなのでカオパットタレーとなる。
調理人の腕が試される料理でもある。
ここの炒め方はまずまず。ご飯がべたついておらず、ぱらっとした炒め加減。
味もいい。注文する価値あり。
カオムーワーン
豚肉の甘いソース炒め。ゆで卵は別途注文した。
実にシンプルな料理だ。
うーん、とにかく食べやすいけど、わざわざ頼まなくてもいいか。せめて野菜の惣菜がほしい。
カナームー
カイラン菜と豚肉の炒めもの。
通常は、カリカリに揚げた干し豚肉(ムークロップ)を使うが、この写真のものは、通常の豚肉を使ってもらった。
通常の豚肉のことを「ムーシン」と呼ぶ。よって、これはカナームーシン。
カナームーも定番のタイ料理だが、これまた無難な味。タレが濃い目で、ご飯がすすむ。
パットプリックゲーンムー
豚肉とインゲン豆を唐辛子とハーブで炒めたもの。
かなり辛いが、ご飯がすすむ味だ。
インゲン豆は苦手なのだが、この味付けにすると不思議と食べられる。
パットママータレー
インスタント麺をつかった焼きそば。
シーフード入りで、わたしの大好物。
イカやエビや野菜がたっぷり入っており、おすすめの一品だ。
ただし、並盛りだと麺の量が少ない。
たしか50バーツだったような。
全体的に、値段は屋台よりもわずかに高め。プラス5バーツから10バーツくらいを考えておけばいい。
屋台のガパオが40バーツのところ、45バーツといった程度。
食堂の値段としてはほぼ相場どおりだ。
ここからは、メニューの解説のみ。実際には注文してないので、あしからず。
イサーン料理
ソムタムはもちろん、大皿ソムタムも置いてある。
大皿ソムタムとは、「ソムタムタート」とか「タムタート」とか呼ぶ。タートは盆とか皿の意味だと思う。
ソムタム以外にも、カノムジンやゆで卵や野菜などが大皿にセットにして盛られた豪華版。
屋台でもお目にかかれない一品。
ソムタムが40から50バーツ。タムタートは150バーツだ。
(追記)
チムチュムの取り扱いも開始。
200バーツ。
壁に貼られた単品料理系メニュー
こちらはタイ語表記のみ。値段は書いてある。
トムヤムクン120バーツ
マッサマンカレー90バーツ
ゲーンチュートーフ60バーツ
クンチェーナンプラー150バーツ
などなど
料理名がよくわからない人は、指差しでも注文可能。
もちろん、日本語が話せる料理人に質問してもオッケーだ。
洋食系
イングリッシュブレックファースト、小が110バーツ、大が130バーツ。
ハンバーガーやフィッシュ&チップスまで置いてある。
まあ、食べたことがないのに言うのも何だが、洋食系なら他で注文したほうがいいと思う。
本格的なイングリッシュブレックファーストなら、ソイレンキーにあるRETOXや、ソイLKメトロ内にあるドランクンダックがおすすめ。どちらも99バーツで腹一杯になれる。
(追記)
ピザとパスタの取り扱いも開始。
実際にピザを注文してみた。
デリバリーではなく、自店舗でピザを焼いている。
Mサイズのみの取り扱いのようで、1枚100バーツ。
とても安いけど、味は決しておすすめはしません。
まとめ
ぶっかけ飯から、イサーン料理、ファラン飯まで何でも揃う便利な食堂だ。
カノムジンが今ひとつなのが残念だったが、あとはそこそこおいしい。
決して激しくおすすめするわけではないが、実に利用しやすい。
近くのマッサージ屋で働いてる人がよく持ち帰りで買いに来る。
店内で食べる客は少ないんで、いつでもがらがら。
あまり流行ってしまうのも困るが、潰れても困る。
LKメトロからなら、徒歩5分以内だ。
近くに滞在している人は、暇な時にでも寄ってみてほしい。
営業時間は朝から夜9時くらいまで。ご飯がなくなったら終了。
なお、ソイチャイヤプーンの隣のソイエキサイトには、日本語メニュー付きの食堂がある。
味も良し。おすすめの食堂だ。日本語もちょっと通じるよ。
⇒ソイエキサイト脇道の食堂は日本語メニューあり。味良し、使い勝手良し。
でも、日本語通用度は、チャイヤプーン食堂の調理人のおばさんのほうがはるかに上。かなり上手だよ。
こんなローカル食堂でも日本語が話せる人がいるなんて、ちょっと不思議。厨房にいることもあるんで、声をかけてみよう。
すぐ近くのソイブッカオ沿いには、有名な安食堂、通称「ブッカオ名無し食堂」も絶賛営業中。
情報をまとめておいたので、ご一読を。
ブッカオ近辺のローカル食堂といえば、名無し食堂くらいしか思いつかなったけれど、探せばいろいろと安くておいしい店が見つかるものだ。
ソイブッカオから、サードロードへ延びるソイには、他にも便利なローカル食堂がいくつもありそうだ。
まだまだパタヤローカル食堂捜索は続く。
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