コーヒーが好きだ。
カフェで飲む本格的なコーヒーもいい。
タイの屋台で売っている甘ったるいカフェイエンもおいしいと思う。
屋台のカフェイエン(アイスコーヒー)
いや、インスタントコーヒーでもいい。
でも、缶コーヒーが好きだ。
一度に飲み切るのが好きじゃない。
パソコン作業でもしながら、のんびりちびちび飲むのが好きだ。
よって、缶コーヒーが一番適している。
ちなみに、日本ではキリンのFIREの微糖が一番好きです。
が、ここはパタヤ、タイランド。
日本ほど缶コーヒーの種類が豊富ではない。
(というか、日本の缶コーヒーの豊富さは、世界的に見ても突出したレベル。こんな国他にないよ。)
最近では少しずつバリエーションが増えてきたように思う。
コンビニのドリンクコーナーにも、ずらりと並んでいる。
缶コーヒー好きとしては、なるべく多くの味を試したいではないか。
そこで飲み比べをしてみた。
今回は全部で11種類。
値段はコンビニ調べ。店によって価格は変動します。
セブンイレブンとファミリーマートは同じ価格。
では、さっそくいってみよう。
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バーディー Birdy
タイの缶コーヒーといえば、バーディーである。
タイ社会に根付きすぎてしまったがゆえに、タイでは缶コーヒーのことを「バーディー」と呼んでいるほどだ。
同じく栄養ドリンクは、「リポ」と呼ぶ。リポビタンDに由来する。
製品名が一般名詞化してしまった例ですな。
Birdyの製造元は、日本企業。味の素だ。
味の種類は多い。5種類以上ある。今回紹介する以外にもあるかも。
Robusta
13B
赤缶。これがバーディのメインなのかな、小さな商店でも必ずこの味は置いてある。
これはいたってシンプルな味。
甘口なのはしょうがない。タイ人が最も好む缶コーヒーの味がこれなんでしょうな。
RICH&SMOOTH
13B
ややカフェオレっぽい風味かな。
これまた甘い。
Classic
13B
通称青缶。至ってノーマルな味。
クラシックというからには、苦味があるのかとおもいきや、やっぱり甘い。
これら13バーツバーディの上位版が、Birdy BARISTAとなる。
BARISTA ESPRESSO SHOT
18B
量が少ない。150ml。
むむ、ちょっと日本の缶コーヒーに近づいたかな。
やや粉っぽいのが気になるところ。味は悪くないが、コスパが悪い。
BARISTA LATTE SHOT
18B
ラテというからには牛乳入りだな。
さぞ甘いかとおもいきや、意外とあっさり味。
まあ、それでも日本の缶コーヒーに比べれば甘いけど、かなりいい。
日本のカフェオレ缶コーヒーに近い。
日本でもカフェオレ味を飲むというひとは、これが一番かも。
ネスカフェ Nescafe
味の素に負けじと追走しているのが、ネスカフェ。
世界的なブランドですな。でも、タイ国内に限っては、味の素の大勝だろう。
今回飲んだのは2種類。
Dark Roast
13B
やや濃い目の味。
ちょっと粉っぽい。
名前とは裏腹に、やっぱり甘い。
Espresso Roast
13B
悪くない。
もちろん甘いけど、まだまだ控えめな甘さ。
バーディとネスカフェの13バーツシリーズの中では、一番好きだ。
安い缶コーヒーなら、これで決まりかも。
赤いキャップが目印だ。
ネスカフェには、ブラックもあるが、今回は割愛。
たぶん、甘いでしょ。
ダオコーヒー(DAO COFFEE)
Daoコーヒーというと、ラオスのコーヒーメーカー。タイにも進出していて、バンコクにはカフェもオープンしている。
いつの間にかタイ国内でも缶コーヒーの販売を開始したようだ。
味は2種類。
ICE CLASSIC BLEND
15B
バーディーとネスカフェの13バーツ缶コーヒーと比べると、少しだけ量が多い。
甘ったるさは控えめ。全体的にパンチが弱いが、飲みくちはすっきりしている。
今回のパタヤ滞在で初めて飲んでみたけど、これはけっこう好きかも。
合格点をあげたい。
ICED LONG BLACK
15B
ブラックを謳うだけあって、甘くない。いや、ブラックなんだから当たり前だけどタイの缶コーヒーで甘くないというのは画期的だ。
でも、日本の缶コーヒーほどの苦味はないかな。ほのかに苦いくらい。
甘ったるいコーヒーが苦手な人でも、これなら大丈夫。
わたしは、もうちょっとだけでいいから、甘さがほしい。
なかなか難しいものだ。
ブイスリム(V SLIM)
会社名は不明。
タイ語の説明が読めないけれど、おそらく糖分ゼロとか、そういった健康的謳い文句が並んでいるのだろう。
味は2種類。
VSlim Latte
20B
240ml入りと大きなサイズ。日本の缶コーヒーのトールサイズとほぼ同じ。
ラテだけあって、コーヒー風味は薄く、コーヒー牛乳に近い味わいだ。
量、味とも、屋台の20バーツのカフェイエンのほうが上回る。
VSlim Espresso
20B
エスプレッソというわりには、かなり薄口。
量は多いが、飲みくちは軽い。
20バーツ出す価値はないかな。
以上全部で11種類。
あと、コンビニの陳列ケースには、「プリアオコーヒー」という缶もあるが、たぶん系統が違うんで、今回はパス。
他にも種類はあるかも。
以前は「24COFFEE」という缶コーヒーもあったが、現在では見かけなくなった。
まとめとランキング
しかし、まあ、どれもこれも甘い。日本の缶コーヒーの味に慣れた人間には、底なしに甘ったるく感じてしまう。
味で一番マシなのは、18バーツのバーディ上位版BARISTA。
が、量が少ないのに値段は高い。コスパ悪し。
これに18バーツ出すのなら、街角のコーヒー屋台で20バーツのカフェイエンを買ったほうがいい。
味でいえば、13バーツのネスカフェのエスプレッソローストが次点。味はそこそこで、値段も安い。
が、一押ししたいのが、ダオコーヒー(DAO COFFEE)。
ちょっと味のパンチにかけるが、甘さは控えめで、飲みやすい。
15バーツは許容範囲内だ。
ダオコーヒーのブラックも捨てがたい。甘くないのが素晴らしい。ブラック好きの人は、ダオブラックが正解でしょう。
小さなコンビニでは、ダオブラックが置いていないこともあるので、いくつか店舗をまわってみてほしい。
よって、今回のタイ缶コーヒーランキング1位は、ダオコーヒーに決定。
おめでとうございます。
それにしても今回の企画は時間がかかった。
一日一本としても11日。
しかも、何日も前に飲んだ缶コーヒーの味なんか、忘れちゃってるしね。何度か買い直してチェックする始末。
もうやらない。
これからは、ダオコーヒーかネスカフェのエスプレッソローストの二択にしておく。
あとは、パタヤにたくさんある店舗型カフェの飲み比べもしてみたい。
ま、それは次回のパタヤ沈没生活でのお楽しみということで。
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