グルメレポート

タイ風焼豚ムーデーンを自分で焼いてみた

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タイの焼豚といえば、ムーデーンだ。
赤い豚という意味。
名前のとおり、肉の焼き目が赤い色をしている。

日本と同じでラーメン(クイティアオないしバミー)に入れたり、ご飯に乗っけて焼き豚丼(カオムーデーン)にして食べることが多い。
日本の焼豚はうまい。タイのムーデーンもうまい。
よし、自分で作ってみよう。

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ムーデーンを自分で作るには

ムーデーンを扱う店では、店先の陳列ケースに長いムーデーンが吊るされているのを目にする。
特に中華系の店ではそうだ。
バミー屋台ではすでに切ったムーデーンが山と積まれていることが多い。

さて、ムーデーンの作り方などわたしは知らない。
どうやったら赤くなるのだろうか。
ましてやあれだけ長い肉はどこで買えばいいのか。

作り方はわからないが、ムーデーンの素はスーパーやコンビニで売っている。
しかも我らが味の素である。価格はたしか20バーツ。

RosDeeシリーズのRoasted Red Pork。どっからどう見てもムーデーンだ。
難しいことはわからないが、こいつを使えばムーデーンが作れるはず。

裏には材料と作り方が説明してある。

ポークハムかポークロインを1kg
水を3テーブルスプーン(大さじ3杯)
Rosdee一袋80g

さすがに1kgもいらないんで、300gのポークショルダーハムを買ってきた。テスコロータス(現Rotus's)でたしか60バーツくらい。

ちょっと脂身多めだが、分厚くて食べごたえがありそうな肉の塊だ。

先に筋切りだけしておく。
てきとうに固そうな部分に包丁を入れるだけだ。
こうしておかないと、焼いた時に肉が反り返ってしまうはず。

説明書きの3分1の分量で作っていく。
味の素のムーデーンの素の袋を開けると、赤い粉が入っている。ぷーんと中華系に匂いが漂ってくる。
ムーデーンは中国由来の焼豚のタイ版だとよくわかる匂い。

水と粉を混ぜて、肉に浸す。

赤い液体に赤い肉。

説明書き通りに2時間ほどつけておく。

なんだか、ディープレッドな風合いに。

豚肉を焼く

あとはフライパンで焼いていく。
本当は網焼きがいいんだろうけど、そんなものはない。
IHヒーターを使ってフライパン焼きにする。
サラダ油は少し入れておいたが、別になくてもよさそう。

じゅわっと肉の肉の焼ける音とともに、なんともいえない香ばしい中華系香辛料の香りが立ち上る。
たぶんフライパンの温度は低めてじっくり焼いたほうが良さなんで、蓋をする。

ある程度焼けたところで肉をひっくり返してみた。

おっと、こいつはうまそうだ。
少し肉が反っているが許容範囲内。

さらにじっくりと焼いていく。

裏面はこんな感じに焼ける。

焼豚っぽくなってるぞ。いいぞ。
フライパンには、ムーデーンの素が油と一緒に焦げ付いて黒い塊となっていたがマイペンライ。これはこれでうまそうだ。

トータル15分近く焼いて完成と判断。
まな板にのせて、包丁でスライスしていく。
肉は固くなっておらず、安物の包丁でもやすやすと切れた。

これはうまそう。ちゃんと肉に火が通っている。

もう1片の肉も切る。こっちは、黒い塊付き。

肉はうまそう。

皿に全部盛り付けて、出来上がり。

実食

ムーデーンというには、肉がほとんど赤くなっていない。
あれだけ赤い汁に浸しておいたのだが。

でも見るからにうまそうな肉。

予想通りに中華系スパイスの風味がついているが、それほどきつくない。
でも味は濃厚。
肉は柔らかくてジューシー。

タイの屋台で食べるカオムーデーンには、甘ったるいタレをかけるのが一般的。あのタレがどうにも苦手。
今回自作したムーデーンはすでに味がしっかりついていて、追加のタレはいらないほど味がついていて、実にうまい。
こりゃあ、たまらんな。
ムーデーンというより、ちょっと中華風味のムーデーンといった感じだ。

少し味が濃い目なので、ためしに、ガイトート用の甘辛いタレをつけてみる。

お、これもいける。
甘みが加わるとムーデーンのうまみがさらに増すような気がした。
なるほど。それで、カオムーデーンには甘いタレをかけるのか。納得はしたが、あの甘さはやりすぎだ。
ガイトート用の甘辛いタレがちょうどいい。

ちなみに、焼いた時に焦げ付いた黒い塊は、凄まじく濃厚かつ油っぽい味となっていた。軽く肉にまぶしてやると、さらに濃い味で食べることができる。

白ごはんがなかったので、付け合せはサラダにした。

ムーデーンとサラダは合うなあ。一気にサラダがなくなった。
白ごはんと一緒に食べても、あっという間にご飯がなくなるのは間違いない。

ビールとムーデーン

ムーデーンはある程度残しておき、晩酌のつまみにする。

LEOビールとの相性は無敵状態である。
やばいね。

豚骨ラーメンとムーデーン

さらに翌日回しにしたムーデーンをラーメンに入れることを思いつく。

ラーメンは、NISSINの豚骨ラーメンを使用。10バーツ。
卵もいれて即席ラーメンの出来上がりwithムーデーン。

日本式の豚骨ラーメンとタイ風焼豚の融合だが、立派なチャーシュー麺である。
1食分でたぶん20バーツくらいしかかかっていない。
屋台のバミー屋より安い。

まとめ

ムーデーンといいながら、赤い豚肉とはならなかった。
味は濃かったのでムーデーンの素を入れる分量が少なかったということはないはず。
漬ける時間が足りなかったのか、肉の種類のせいかもしれない。ショルダーハムではなく、ポークロインにすればよかったかも。
あとは、焼き方の問題。フライパンで焼くのではなく、網焼きにすればもっと赤くなったかもしれない。

結果的においしいムーヤーンができた。
味については、納得のレベルで文句なし。
そのまま食べてもよし、ビールのお供によし、ラーメンに入れてよし。3つの楽しみ方ができた。
また作りたい。

なお、今回利用した味の素のムーデーンの素は、日本では販売していないみたい。
別のメーカーの商品なら売っている。

興味がある人は取り寄せてみてほしい。
なかなか日本からタイへ旅行できる状況ではない。
日本でムーデーンを食べて、少しでもタイ気分を味わってみてもいいだろう。
第一、ムーデーンはうまいのだ。
それでいい。

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