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ビザ・タイランドパス・入国手続き

タイランドパス改善情報

投稿日:

ここ一週間ほどでタイランドパスについての改善点が多く発表されてきた。
CCSA会見英語版では毎回のようにタイランドパスの報告がなされており、やはり現在の外国人の主要関心事がタイ入国に関することだとタイ政府も理解しているようだ。

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タイランドパス100%準備完了

CCSAでは、タイランドパスの準備は100%できていると発表。

デジタルで登録した外国人旅行者を迎え入れることができるとしている。

デジタル経済社会省大臣が、デジタル政府開発庁長官とともにスワンナプーム空港を訪問し、タイランドパスの運用について視察。タイランドパスはいまや完全に運営されていることを確認。
観光スポーツ省によれば、3月には少なくとも100万人の旅行者が訪れると予想。さらに多くの旅行者が訪れても問題ない。過去にはシステム上のエラーがあったが、システムは改善しており、増加する人数に対応可能となっている。正式な開国において100%デジタルで利用可能であると。

タイランドパス利用実態

11月18日午後5時時点
申請:228,642
承認済み:179,972
自動承認:93,138
承認却下:30,951

自動承認は承認済みの中に含まれる。
承認済みと却下以外の残りは承認作業中ということになる。
却下率は約13.5%。ホテル予約確認書、ワクチン接種証明書、医療保険の不備が大半だと思われる。

ワクチン接種証明書のPKI共有国リスト

タイランドパスでは、隔離免除入国(Test & Go )を申請する場合には、ワクチン接種証明書の添付が必須だ。

CCSAでは、ワクチン接種証明書のPKI(公開鍵基盤)を共有している国のリストを発表している。30ヶ国あるが、日本は含まれていない。
デジタル化されたワクチン接種証明書にはQRコードがついており、QRコードで本物かどうかを確認することができるが、そのためにはPKIが必要。
PKIを共有している国で発行されたワクチン接種証明書であれば、自動承認が可能で、作業は迅速可される。
逆に、デジタル化されておらず、PKIを共有していない国で発行されたワクチン接種証明書だと、手作業での確認が必要なため、承認が遅れることになる。

日本のワクチンパスポートはデジタル化されておらず、承認には時間がかかる。
これが日本からのタイランドパス申請が承認まで時間がかかる一番大きな要因だ。
日本は何かと遅れている。

なお、タイでワクチン接種時に病院から発行されるワクチン接種証明書ならびにモープロムのデジタルワクチン接種証明書にはQRコードが入っており、タイランドパス申請に有効。
自国のワクチン接種証明書が使えないわけがないし、承認も最速だ。
実際にこの方法でタイランドパスがわずか2分で承認された。メールが送られてくるまで2分だったので、実際には即時承認に近かったのだと思う。
日本帰国時の隔離期間短縮のワクチン接種証明書にも、タイのモープロムのデジタルワクチン接種証明書は有効だ。
つまり、日本とタイを往復するだけなら、タイ発行の海外渡航用ワクチンパスポートは意味がない。

タイランドパス改善点

進捗状況を確認のためのログイン機能が追加された。

ログインの際には、アクセスコードが必要。タイランドパスシステム開始当初に登録した人には付与されていないが、現在は登録受け付け時にコードがもらえるようになった。
このログイン機能では、承認メールを待たずに、システムから直接タイランドパスQRコードをダウンロードすることもできる。

SHA+ホテルないしAQホテルは、プルダウンリストから選択できるようになった。

ここに掲載されていないホテルは承認済みではないということ。

SHA+かAQかどちらを選択していいかわからない場合はリストから確認すればいい。

実際に1デイパッケージプランで利用したホリデイインエクスプレススクンビット11は、AQホテルに入っている。

関連記事:タイ隔離免除入国実践レポート(3)バンコクのAQホテルで1泊隔離滞在と検査結果通知

ただ、この改善点発表のあとに、さらに別の話がでてきた。

Test & Go(隔離免除入国)でのタイ到着時の宿泊施設は、SHA Extra+認証ホテルでないといけないというものだ。

関連記事:タイ隔離無し入国Test&Go情報アップデート。SHA Extra Plusホテル予約に。

AQでもSHA+でもなくSHA++ホテルだ。
Test & GO 入国の場合は、事前予約すべきはSHA++ホテルとなるので、プルダウンリストではSHA++を選択すればいい。

SHA++ホテルとなったが、中身はこれまでのAQホテルないしSHA+ホテルと同じ。
SHA+認証を受けており、そのうえ、PCR検査を実施できる病院と提携していればSHA++認証が受けられる。AQホテルも同様だ。
つまり、これまでの1デイパッケージプランがそのまま継続される。
部屋1泊分、PCR検査代、空港送迎、食事付きのプランであればいい。
すでにAQないしSHA+ホテルをパッケージプランで予約していれば、変更などは必要ない。
アゴダで1デイパッケージプランを新しく予約する場合も同様だ。SHA++表記がなくとも、隔離滞在パッケージ対応ホテルであればいい。

単にSHA+と書かれたホテルを予約すればいいと勘違いしているケースが多いようだ。
また、AQホテルとSHA+ホテルのどちらでもいいというのが混乱の元にもなっている。
そこで、SHA++ホテルに統一したということのようだ。
予約する側は特に難しく考える必要はない。

政府報道官によれば、SHA++ホテルは、COSTEおよびタイランドパスシステムに接続されており、旅行者の予約データを追跡しているという。
COSTEとは、Covid-19 Surveillance Tracking and Evaluationの略。

タイ入国に際しては、COSTEとタイランドパスで管理されることになっている。

基本的に入国後の旅行者がなにか追加で手続きをを行う必要はない。
タイランドパスで入国して、ホテル送迎車でSHA++ホテルにチェックインならびにPCR検査する。入国後は、SHA++が旅行者の管理を行うことになっている。
陰性結果が判明すれば、ホテルを出て自由に行動できる。
滞在6日-7日目にはセルフATK検査が必要だが、この結果もSHA++ホテルへ通知すればよい。

タイ国政府観光庁(TAT)は、オンライン旅行代理店などと協力して、すべてのタイ旅行パッケージには、ホテル宿泊代、空港からホテルへの送迎代、PCR検査費用といった旅行者が到着時に負担すべき費用を含めるようにするという。

日本の旅行代理店でも、Test & Go対応のタイ旅行パッケージが販売されるかもしれない。いやもう出ているかも。
アゴダでのホテル予約も同じことだ。外国からタイに到着後1泊目のホテルは、必ず隔離滞在パッケージを予約する必要がある。

まとめ

当初は混乱していたタイランドパスだが、かなり改善されてきたように思う。
100%準備万端かどうかはともかく、必要書類さえきちんと揃っていれば、承認は早くなっている。
ただ、日本からの申請の場合、デジタル非対応のワクチン接種証明書がネックとなり、どうしても承認は遅れがちだ。
デジタルワクチン接種証明書、ホテル予約確認書、医療保険の3点セットが揃っていれば、それこそ即時承認される。
報道によれば、プラユット首相がタイランドパスシステムのさらなる改善を各関係機関に通達したという。もっと効率化せよとのことだ。
タイランドパス申請がネックでタイ渡航をためらっている人もいるかもしれないが、着実に手間と時間は軽減されつつある。
英語での手続きとなるため、わかりづらい箇所もあるだろうけど、やってみれば実は簡単。まずは書類を揃えるところから始める。書類さえ準備できれば、あとは本当にスムーズに承認されるはずだ。

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