11月1日にタイは開国した。日本を含め多くの国からの隔離無し入国を認めている。
では、実際にどの国からの旅行者が多いのか。
これまでの統計では、国籍別ではなく、出発国に限った発表がされていた。つまり、日本からの出発便であっても、必ずしも日本人が搭乗しているわけではないので、正確な国籍別旅行者はわからなかった。
ようやく開国2週間分の国籍別旅行者トップ10リストが発表された。
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タイ入国旅行者国籍別トップ10
11月1日から14日までのタイ入国旅行者国籍別トップ10
総旅行者39,413人
1.ドイツ5,309人
2.アメリカ3,461人
3.イギリス3,133人
4.ロシア2,051人
5.フランス,2039人
6.日本1,864人
7.韓国1,663人
8.スイス1,340人
9.中国1,317人
10.スウェーデン1,189人
ソースは、出入国管理局とデジタル調査開発庁とのこと。
国籍別データには、移民と国連職員はのぞくとあるため、タイ近隣国からの出稼ぎ労働者は含まれていないようだ。
あくまで海外からの旅行者ということになる。旅行目的はビジネスなのか観光なのかは区別はないだろう。
日本人の旅行者は2週間で1,864人となった。
1日あたり133人。
先日関空からのタイ航空便でタイに入国したが、乗客は30人ほどだった。
この数字を見れば納得。
上掲データには、入国地点トップ10も掲載されている。
1.スワンナプーム空港
2.プーケット空港
3.ドンムアン空港
4.ソンクラー港
5.チェンマイ空港
6.チョンブリ(シラチャー)
7.ノンカイ
8.サケオ-アランヤ
9.サムイ空港
10.プーケットタウン港
スワンナプーム空港到着が圧倒的に多い。
4と10は海路での入国だろう。ヨットやクルーザーで入国する旅行者はいるし、船舶乗組員の一時入国が含まれているかもしれない。
6のシラチャーはよくわからない。これも海路なのだろうか。
あと、7と8は明らかに陸路だ。ノンカイ・ビエンチャン国境と、アランヤプラテート・ポイペト国境。陸路で外国人が入国できるということなのだろうか。
なお、入国地点の国籍別データは発表されていない。
CCSA発表資料(ソースは疾病対策局)によると、11月1日から14日のタイ空路入国者は累計50,074人。
出入国管理局の発表では、旅行者が39,413人。
よって、旅行者以外の入国者は、10,661人。多くが帰国タイ人ということになろう。(空路以外の入国者がいるため、正確な数字は不明だが)
また、出発国別のトップ10資料をCCSAが発表している。
11月1日から14日までで、日本を出発地としたタイ空路入国者が2,530人。
ただ、この資料にはUAEが2位となっているなど、かなり怪しい部分がある。
こののデータが正しいとすると日本を出発したタイ入国者2,530人。
出入国管理局発表の国籍別データでは、日本国籍者が1,864人。
ということは、約700人が日本を出発地として非日本国籍者ということになる。
むろん、日本とタイ以外の第3国を出発してタイに入国した日本人もいるだろうし、日本から出発してタイに入国した日本人が1,864人とはかぎらないが。
11月18日にCCSAが発表したデータでは、11月1日以降のタイ空路入国者は累計63,659人。うち、Test & Go(隔離免除)での入国者は47,308人。
日本を出発地としたタイ入国者は2,921人、
ここ数日は1人あたり4,000人以上がタイに空路入国している。
日本人旅行者は11月14日時点で第6位。
日本からのタイ渡航者も増えていくだろうが、日本帰国時の隔離があるため、爆発的に増えることはなさそうだ。
タイランドパスを使った、Test & Go制度での実際のタイ入国方法については、以下のレポートを参考に。
⇒タイ隔離免除入国実践レポート(1)事前準備と関空からスワンナプームへのフライト
⇒タイ隔離免除入国実践レポート(2)タイランドパスで入国手続き、空港から病院経由隔離ホテルへ
⇒タイ隔離免除入国実践レポート(3)バンコクのAQホテルで1泊隔離滞在と検査結果通知
事前の書類準備とPCR検査が手間だが、タイ入国自体はすごく簡単で流れるように進む。
かなり下がったとはいえ、まだまだハードルは高い。それでも以前に比べると断然スムースに入国できるようになった。日本からタイへ旅行したい人は多いはず。
別にランキングなんてどうでもいいとも思うが、日本からのタイ旅行者がトップ10から落ちるのはどうにもしのびない。
日本からの旅行者がさらに増えていけば素直にうれしい。
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