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2017年5月~6月ラオス旅行記

ルアンパバーンで異文化交流の1日。最後はニューヨーカーとラオス飯。

投稿日:


ラオス旅行記5

ルアンパバーン滞在3日目となった。
当初の予定では2泊だったが、昨日の体調不良もあって、延泊することにした。
予定なんて、あってなきがごとし。ラオス滞在期限の15日以内に出国できればそれでいい。

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朝食はカオピヤック

朝食を求めて、宿泊しているモジョゲストハウス近辺をうろうろ。
オシャレカフェには、むろん外国人向けのブレックファーストメニューが揃っている。
バゲットと卵とハムとサラダとコーヒーがセットになって、4万キープくらい。160バーツほどか。パタヤの一般的なアメリカンブレックファーストがせいぜい100バーツなんで、タイより高い。

少し歩くと、いい感じに煤けたローカル飯屋を発見。

Kaopeak Luangprabbang (4)

いちおう英語表記もあるが、さすがに客はラオス人ばかり。
麺類が揃っているもよう。

「カオピヤック ミー ボー?」とラオス語で質問してみた。

ミーとの返事だったので、即オーダー。

Kaopeak Luangprabbang (3)

大きな袋に入った麺を取り出し、調理開始。期待が持てる。

付け合わせのマナオ(ライム)ともやしとともにカオピヤック登場。

Kaopeak Luangprabbang (1)

カオピヤックとは、うどんのような米麺を使ったラオス版クイティアオ。いや、発祥はベトナムかもしれない。タイでは、カオピヤックのことをクイジャップユアンと呼んでいる。(あ、ラオスでも普通にクイティアオは売ってます。)

まさに見た目はネギがたっぷり載ったうどんってところ。
ネギではなくて、たぶんパクチーだけど。

Kaopeak Luangprabbang (2)

麺はうどんより細い。
ここのカオピヤックは、もちもち感が少なめ。でも量は多い。
スープはかなりマイルド。ややパンチが足りないんで、タイのクイティアオ同様、自分で辛子やナンプラーや酢で味を整える。

普通においしかったですな。

1杯15,000キープ。バーツに換算すると、60バーツ。(直接タイバーツ払いにすると、おそらく70バーツか80バーツ請求されるはず)

タイで言うならクイティアオみたいなもの。タイならせいぜい40バーツだ。
やはりラオスの物価は高い。タイの1.5倍。
この1食20バーツの差額はじわじわと効いてくるなあ。

関連記事:カオピヤック。ラオス版のクイジャプ、フォー、クイティアオ、もしくはうどん。
関連記事:ウドンターニーの朝食なら、うどんでしょ。ウドンバスターミナルで食べるクイジャップがうまい。

パタヤにもクイジャップユアン(ほぼカオピアック)が食べられる店が多い。
関連記事:パタヤタイのクイジャップユアンは40バーツで豚骨、手羽先、うずら卵入り
関連記事:トゥクトゥク屋台のクイジャップユアンを年越しうどんがわりにした
関連記事:24時間営業のクイティアオ&クイジャップユアン食堂
関連記事:パタヤタイにあるクイジャップユアン。巨大骨付きあばら肉入りスープがうまい。

ホテルチェンジ

3泊目もホテルチェンジ。
ナイトマーケット近くのゲストハウス群へ戻ってきた。

ヴィラ ピライラック (Villa Philaylack)
Villa Philaylack (1)
Villa Philaylack (3)

アゴダで詳細をチェックする

今回の宿が一番いい。
部屋に冷蔵庫もあるし、小さいながら化粧台があって、ここでPC作業が可能だった。

各方面へのバスチケット販売を取り扱っていて、明日のバンビエン行きミニバンを手配してもらう。

ルアンパバーンおすすめのゲストハウスだ。

ルアンパバーン逍遥

そういえば、ルアンパバーン3日目となるが、あまり街の散策をしていなかった。
過去訪問済みなんで、それほど興味はなけれど、軽く歩いてみるか。

川沿いをひたすら歩く。

Luangprabang Mekong river (2)

Xiengman行きボート乗り場乗り場
Luangprabang Mekong river (3)

ラオス人3000キープ。外国人5000キープ。12バーツか15バーツ。

Luangprabang Mekong river (1)

ワット・シェントーン
Luangprabang Sisavangvong Rd (2)

入場料2万キープ。約80バーツ。

他にもワット(寺)多数。

Luangprabang Sisavangvong Rd (3)

Luangprabang Sisavangvong Rd (4)
寺巡りが趣味の人にはたまりませんな。

ナイトマーケットの開かれるシーサワンウォン(Sisavangvong)通りへ。

Luangprabang Sisavangvong Rd (1)

ここがルアンパバーンの目抜き通りですかね。

Luangprabang Sisavangvong Rd (5)

東南アジアチックな木造建築とフランス統治時代の名残というべき洋風建築の合体作。
カフェや雑貨屋やホテルが並んでいる。

博物館もある。

Luangprabang Sisavangvong Rd (7)

川沿いとこのシーサワーンウォン通りをぐるぐる歩いていてば、ルアンパバーン気分は満喫できるはずだ。

それにしても、暑い。
このまま歩き続けていると、また熱射病になりそうだ。
やや雲が出ているからマシだけど、やっぱり暑い。

昼間は、プーシーの丘を登る観光客も少なめ。

Luangprabang Sisavangvong Rd (6)

以前に登ったことがあるけれど、ひたすら階段が続いて、けっこう疲れる。
この炎天下の中で山登りはきつい。

多少は涼しくなる夕方からは増えてくる。

ちなみに、プーシーの丘頂上からの景色はこんな感じ。2012年当時のものです。

ルアンパバーン2

いい眺めなんで、ルアンパバーンへ来たら、気合を入れて上りましょう。

夕食はガパオ

ナイトマーケット入り口近くのサンドイッチ屋台群へ。昨日の朝食でサンドイッチを食べたところだ。
夜でも営業していて、実に使い勝手がいい。

Luangprabang Sandwich (1)

定番のタイ・ラオス料理も扱っている。
夕食ということで、ガパオをオーダー。ムーサップ(豚ミンチ)が良かったけれど、「モッレーオ(なくなった)」とのことで、ガイ(鶏)にした。

ついでに、ラオスコーヒーをアイスで。

Gapao Luangpragang (2)

やや苦味のあるコーヒーで、決して上等な代物じゃないけれど、タイの移動屋台のカフェイエンよりは美味しくて、エグいほどの甘さもない。わたしは癖になってしまい、ラオス旅行中は毎日欠かさず飲むことにした。

ガパオが2万キープ(80バーツ)、アイスコーヒーが1万キープ(40バーツ)。ガパオが80バーツかあ。やっぱり高いよなあ。タイだったら、40バーツだもんなあ

Gapao Luangpragang (1)

ガパオの味付けは、タイとはかなり異なっている。
辛さは控えめで、タレが多め。野菜もたっぷり入っている。甘辛い中華風炒めといった雰囲気だ。
これはこれでおいしい。むしろ、一般的な日本人の味覚では、ラオス版ガパオのほうが親和性があるはず。食べやすい。

わたしがガパオを食べていると、若いファラン(欧米人)から声をかえられた。
「それ、おいしい?(Is it tasty?)」と。
どうやらガパオのことを知らない模様。
「おいしいから、試してみなよ」とアドバイス。
料理名もわからないだろうし、わたしが屋台のおばちゃんにタイ語で通訳してあげて、オーダー完了。

ふふ、ちょっといいことをした気分。

と、つづいて、中国人らしき若い女性2人がわたしに近づいてきた。お、逆ナンか。
いきなり中国語で質問を浴びせてくる若い中国人ギャル。
いやいや、わかるわけないって。
わたしがキョトンしていても、おかまいなしに話し続ける中国ギャル。
「Sorry,I can't speak Chinsese」と言うと、ようやく口を閉ざしたチャイナギャル。
どうして、わたしのことを中国人だと思うのか。いや、せめて、最初は英語で確認しようよ。
残念そうに立ち去ろうとする中国人二人。
が、そこに立ちふさがったのが、さっきのファラン。
なんと、このファランが流暢な中国語で話し始めたではないか。
嬉しそうな顔で会話に応じるチャイナギャルたち。
会話の内容はさっぱりわからないが、どうやら中国人はどこそこへの行き方を知りたかった模様。ファランが丁寧に説明してあげていた。

ぽつんと取り残されて、もそもそとガパオを食べる日本人のわたしなのだった。
これからは、タイ語でもイサーン語でもラオス語でもなく、中国語を勉強しようかな。

最後の晩餐はニューヨーカー女子と

ガパオを食べてから、ルアンパバーンの夜のパトロールに出かける。
ラオス人やベトナム人の女性たちと少々交流をはかることができた。ベトナム人のほうが愛想がよかったけど。

調査を終えて、ナイトマーケットに戻ってきた。
2時間ほど付き合ってもらったトゥクトゥクドライバーは、最後の最後に別のものを売りつけようとしてきた。
なにやら煙草のハッパのようなもの。ビエンチャン近郊で栽培されたものらしい。1パケットが30万キープ(1200バーツ)。
もちろん、あらゆる意味でお断り。すると20万キープに値下げ。もちろん拒否して、トゥクトゥクを降りる。すると追いかけてきて、10万キープ(400バーツ)まで一気に下げてきた。ちょっと心が揺れ動きかけたが、今回のルアンパバーン滞在の目的はそこにはないんで、やっぱりお断り。というか、ダメゼッタイってやつね。

ちなみに、煙草の巻紙は、そこらへんの商店で大量に売っています。

Luangprabang cigaret paper

なんで、こんなに種類豊富なのかねえ。製品化された巻きタバコ自体が激安なんだから、巻紙なんて必要ないはずなのになあ。そんなにお手製ジョイント愛好家が多いんだろうか、ルアンパバーンには。不思議だなあ。ま、確かに、ハッパを紙の上に並べて、くるくると巻いて、舌先で糊付けして、トントンと叩いて、うまくジョイントが完成した時の達成感は、吸う時以上のものがあるんだけどね。

話が脱線した。ナイトマーケットに戻る。
ナイトマーケットから横道に入ると、屋台群となっている。初日に食べ放題ぶっかけ飯を食べたところ。

Luangprabang Lao food (1)

おいしそうな焼き物が並んでいる。ガイヤーンやらムーヤーンやらサイクロック(ソーセージ)やら。
テーブルが置いてあるんで、その場で食べることも可能。

Luangprabang Lao food (5)

ガイヤーンは大きさによって値段が違う。1万キープ(40バーツ)のものを選択。
さらに、ソムタムもオーダー。15000キープ(60バーツ)。ラオスの味付けはそれほど辛くないだろうと踏んで、「辛くして」と注文をつけておく。
ついでに、ビアラオ1缶8000キープ(32バーツ)。
合計23000キープでの一人打ち上げ宴会のスタートだ。

Luangprabang Lao food (2)

ガイヤーン、うまい。やはり、イサーンの味付けよりは薄め。でもしっかり味はついている。
ナムチム(たれ)は甘辛いタイプのものだが、これもガイヤーンによく合う。

Luangprabang Lao food (3)

ついで、ソムタム。
ふむ。イサーンスタイルのソムタムパラーではなくて、ソムタムタイに近い見た目だ。
紫玉ねぎが入っている。
味付けは臭みが少なく食べやすい。
一見、唐辛子が入ってないように思えるが、けっこう辛い。いや、かなり辛い。
でもうまい。

作ってくれたおばさんに、「セーブ(おいしい)」だけど「ペーッ イーリー(本当に辛い)」と言ったら、「あんたが辛くしてと言ったんでしょ」と笑われた。
はい、そのとおりです。

Luangprabang Lao food (4)

ガイヤーンとソムタムとビアラオのコンボ編成は最高。無上のハーモニーを奏でる。
ルアンパバーンに来て良かったと、辛さと格闘しながらも恍惚感に包まれていると、ふと同じテーブルに座っているファラン女子が気になった。

20代半ばと思しきブロンドギャル。珍しく一人だ。
しかも、なまず(プラードゥック)とカオニャオを食べているではないか。
変なファランバックパッカーだなあと思い、声をかけてみた。

彼女はニューヨーク出身。
なんでも、ルアンパバーンで英語教師をしているそうだ。
よって、ラオス語もちょっと話せるらしい。
で、ラオス料理も大好き。特にカオニャオがお気に入りだそうな。
ラオス人のように手づかみでカオニャオをにぎにぎして、ナムチムにつけて、むしゃむしゃと食べていた。
本当に好きみたい。

しばし世間話。
英語を中心にして、ときにラオス語とタイ語を混ぜる。
まさかルアンパバーンでラオス料理食べながら、ニューヨーク女子とラオス語混じりの会話をするとは思ってもいなかった。

楽しい最後の晩餐となった。

英語と中国語とタイ語とイサーン語とラオ語とベトナム語。
いろんな言語が飛び交うルアンパバーン。あと韓国語も少々で、日本語はごくわずか。
英語をメインにして、タイ語が少しばかり話せれば問題ないです。いや、観光地なんで英語だけで充分通じるけど、どうせなら現地の言葉を少しでも覚えておくと、旅行はさらに楽しくなる。

何かと異文化交流に費やしたルアンパバーン最後の一日であった。

これにてルアンパバーン滞在終了。
夜遊び調査3割、食い気4割、観光1割、インターネット2割ってところだったかな。
3回目の訪問なんで、わたしは思いっきり手抜きした。早朝の托鉢もスルーしたし。
初めての人は早朝からいろいろまわってみるとおもしろいでしょう。
が、基本的には何もないんで、メコン川と山を眺めながら、のんびり過すのがベター。
タイに比べると物価は少々高いけれど、食事はおいしいし、意外といいところです、ルアンパバーン。

明日はバンビエンへ向かう。

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