2018年1月と3月に、パタヤ・ジョムティエンのイミグレーションで、それぞれノービザ入国とタイ観光ビザ滞在延長30日の手続きをしてきた。
結論から言うと、ここ数回の手続きと大きな違いはない。居住届けの手間が少し増えただけ。
1月のハイシーズンは、イミグレーションは大混雑。
一度目は午後2時過ぎに訪れると、ほぼ門前払い。翌営業日に出直せと言われた。
二度目は正午過ぎに訪れて、その日のうちに手続きを終えることができた。
3月はローシーズンに入りかけということでやや混雑は解消された。
ただ、居住届けについては、少々注意が必要かも。
(注意)
これは、過去の記事に最新情報を盛り込んだものとなります。
基本は変わっていませんが、過去の状況も踏まえて、最新の情報に更新してあります。
最終情報更新:2018年5月
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目次
タイ滞在延長手続き方法
2018年現在、日本人のタイへの滞在期限は陸路空路を問わず30日。
タイ各地にあるイミグレーションオフィスで手続きすれば、さらに30日の延長が可能となる。
手続きの日付に関係なく、元々の滞在期限の切れる日付の翌日から、さらに30日間延びる。
つまり、4月1日に入国すれば、元々の滞在期限は4月30日。かりに4月26日にイミグレーションで手続きしたとしても、5月30日まで滞在可能となる。合計60日。
ただし、元々の滞在期限の切れる日の何日前から手続きが可能かははっきりしません。おおむね1週間ほど前なら受け付けてくれる可能性が高いです。
ピークシーズンということもあり、5日前からの受付となっていた模様。
観光ビザの滞在期限は60日だが、これも同様に30日延長可能。合計90日となる。
ノービザ入国でも観光ビザ入国でも30日滞在延長の手続きの流れはまったく同じ。
基本書類も料金もまったく同じ。
手続きの流れは、過去数回とほぼ同じですが、一部手間が増えています。
関連記事:タイ、ノービザ入国での30日滞在期間延長申請のやり方。パタヤのイミグレーションオフィス。
関連記事:タイ観光ビザ&ノービザを30日滞在延長する方法。パタヤイミグレーション、2016年9月情報。
関連記事:パタヤのイミグレーションで、タイノービザ入国30日滞在延長方法。2016年12月。
ここ最近の流れも合わせて、さらっと説明します。
パタヤのイミグレーションオフィス
場所はジョムティエンのソイ5。
地図
ソンテウで訪問可能。
事前に用意すべきもの
まず、事前に用意するもの。
2018年1月時点では、以前よりもコピーの数が増えている。
最新の必要書類説明書き
(これは昨年までのもの)
・パスポートのコピー(顔写真、出国カード、入国スタンプの各ページ)
以前は1セットだったものが2セット必要になった。イミグレーション内のコピーブースでやってもらうのが楽。コピー1枚3バーツ。
・顔写真1枚
サイズは4×6cmほどだが、だいたいのサイズで大丈夫。パタヤの写真屋で5枚150バーツほど。現地でも可。イミグレーションオフィス内のコピーブースでも撮影可能。6枚で150バーツだったような。敷地内横のビザ代行屋で撮影できる。どこにせよ日本より安いんで、日本で無理に用意しておく必要はない。
・チョンブリー内における居住地を示すコピー
これが少々ややこしい。
上掲2枚の画像の文面を見比べると、一部の文言がorからandへ変更になっている。
が、実質的には以前と代わりはなかった。
友人知人宅に居候しているなら、家主の家屋権利書とIDコピー。
アパートやコンドミニアムを借りているなら、賃貸契約書。
ホテルやサービスアパートメントを借りているなら、ビジネスカードと領収書。
Hotel Certificateも必要と書いてあるが、実際は不要だった。
わたしはサービスアパートメント滞在なので、ビジネスカードと1ヶ月分を前払いした領収書をセットにしてコピーすれば通用した。
ビジネスカード(名刺)はレセプションでもらえる。必ず住所が記載されているもの。
支払いの確認できる領収書には、ホテル名、宿泊者の名前、部屋番号、宿泊期間、料金、受領者のサインが記載されていれば大丈夫のようだ。
このビジネスカードと領収書を1枚のA4用紙にコピーすることになる。
ごく一般的な中長期滞在旅行者なら、ホテル・アパートのビジネスカードと領収書でいいでしょう。
(Agodaなどのバウチャーでも通用するはずだが、実際には未確認なので現地でお確かめください。)
・パスポート原本
タイ入国の際に記入した出国カードも必須。
・申請費用1900バーツ
あとは記入用のボールペンがあればいい。(現地で借りる、もしくは買えるが、持参がベター。色は青か黒。)
(追記)2018年5月時点の居住通知届けに必要な書類
特に変わりはない。
実際の流れ
まず、イミグレーションオフィス入って正面のカウンターで申請用紙をもらう。
ホームページからでも様式をダウンロードして印刷可能なようだが、わざわざ印刷するのは面倒。
カウンターで「エクステンション30デイズ」とでも言えば、書類一式を渡してくれる。
ただし、左側のインフォメーションカウンターに書類が置いてあったりもする。どの書類がわかっている人は、勝手に取ったほうが早い。
いくつか記入台があって、記入見本も貼ってある。
書類は合計3枚。
1枚目が滞在延長申請書。
2枚目と3枚目(2枚目裏にホッチキスで留められている)が居住届け(Notification for House)。
少し前までは、外国人滞在者のプライベートな内容(フェイスブックのアカウントや、よく行く店や、両親の名前や住所など)を記入させる書類があったが、いつの間にか廃止。
その後は、ビジネスカードのコピーだけでよくなった。
が、2017年7月訪問時にはビジネスカードのほかにレシート(領収書)も必要となった。←現在ここ。
1枚目の滞在延長申請用紙は、見本が貼ってあるし、これは難しくない。
用紙現物
(見本)
氏名、住所、パスポート番号を順番に書いていけばいい。延長希望理由は、holidayとかsightseeingでオッケー。
希望延長日数は30日で。
2枚目の居住通知書みたいな用紙が少々厄介に思える。
本来は滞在しているホテルやアパートのオーナーが記入すべきもの。
「宿のオーナーであるワタクシ○○が、以下の××という人物を滞在させていますよ」という当局への届け出にあたる書類。
これも3年ほど前は、実際にオーナーに書いてもらう必要があった。しかもオーナーのIDカードや権利書のコピーが必要だったりと大変だった。コンドミニアムを借りているファランは、オーナーが本国にいるのにどうすりゃいいと嘆いていたもんです。
が、あっというまに簡素化(形骸化とも呼ぶ)されて、いまでは宿泊者が自分で書いてしまっても大丈夫になった。オーナーのIDカードコピーも不要。そのかわりに、ビジネスカードと領収書が必要。
全部自分の名前と現在滞在している住所で押し通しても大丈夫だ。
オーナーも居住者も同じ名前になるという変な話だが、そういうものだと思って、受け入れましょう。
3枚目が居住通知書の補助用紙で、そのホテルの○○号室には、××という人が泊まっていますよと示すもの。つまり、自分の部屋番号やパスポート番号を書いておけばいい。
(見本)
記入自体は特に難しいことはない。簡単です。
記入し終えたら、コピー機でパスポート(顔写真ページと入国スタンプ&出入国カード)とホテルのビジネスカード&領収書をコピーしてもらう。必要箇所はコピー係の人が勝手にやってくれるで、あまり気にしなくても大丈夫。
計5枚。1枚3バーツで計15バーツ。
それぞれコピーした用紙にサインしておくこと。
ビジネスカードと領収書の現物は提出する必要なし。
記入し終えた書類と顔写真とコピーとパスポートを、さきほど用紙をもらったカウンターに提出してチェックを受ける。ここで指摘されたのは、申請用紙にタイの携帯電話の番号を書けと言われたことくらい。
ここまでの流れはここ数回と同じ。コピー枚数が増えただけ。
2018年1月時点では、ここから手続きの流れが少し変わった。
Notification for House手続き
まずは、居住地の確認書類レシートを交付してもらう必要があって、そのための番号札を渡された。
以前コピー機が置いてあった記入部屋が、専用ブースとなっている。
番号が呼ばれたら、係官の元へ。
記入した書類、コピー、パスポートを見せる。
問題がなければ、すぐに手続きは終わる。
が、ここが曲者で、2018年3月頃から、何やら審査が厳しくなった。
場合によっては、罰金らしきものを支払う必要がある。現に何人もの外国人が1600バーツを支払っていた。
長くなるので、詳細は以下の記事でどうぞ。
⇒タイ・パタヤで滞在延長する予定なら、Notification for Houseの申請をお忘れなく
滞在延長を予定している人は、アパート入居翌日にでもきちんと届けに行くのがベター。でも、滞在延長申請と同時に届け出しても大丈夫なケースもある。
とにかく無事に通知を受理されると、係官が書類の下部に氏名や住所を書き込んで、はんこを押す。切り取って渡されるものがレシートだ。
この手続きは料金不要。
(RECEIPT OF NOTIFICATION現物)
このレシートのコピーも必要。さらにコピーブースへ行って1枚コピー。余白にサインもしておく。
滞在延長申請
さらにまた正面のカウンターに並び直して、パスポートと書類チェック。
ここでようやく本来の滞在延長申請用の番号札を渡してもらえる。番号札のことは、英語でキューカード、ないしキューナンバーです。
長蛇の列に並ぶこと3回。無駄が多いが、ま、しょうがないです。ファランたちは殺気立っていて、横入りしようとする人に怒鳴り散らしていますな。
カウンターの裏手が手続きする窓口。ここからが本番だ。とはいえ、最後の本番が一番簡単。
(以前の様子。現在もほぼ同じ)
窓口の上に番号が出ているので、自分の順番になったら窓口へ。
書類一式とパスポートを提出。ざっとチェックを受けて、顔写真を撮影して、1900バーツを払う。
毎度のことですが、質問されたことはありません。会話はまったく必要ないです。
番号札だけを返されるので、しばらく待機。
すると、口頭で番号が呼ばれる。
番号札と引き換えにパスポートと領収書を受け取っておしまい。きちんと30日延長されているかチェックしましょう。
以上です。
慣れれば楽勝ですが、初めての人はちょっと戸惑うかもしれませんね。
とはいえ、わかりづらいのは書類の記入だけ。
トレイニー(研修生)みたいな若い女性がいることが多いんで、わからないことがあれば、臆せず聞きましょう。むしろ、率先して代筆してくれます。イミグレーションオフィス隣に有料の代書屋があるので、丸投げしたい人はそちらへどうぞ。
まとめと注意
2018年1月の感想。
長蛇の列には参った。さすがは1月のピークシーズンである。
また、無駄に3度も列に並ぶのには参った。
それでも思ったよりも時間はかかっていない。
昼12時半頃に訪れて、最終的に手続きが終わりパスポートを受け取ったのが午後1時40分。約1時間10分。
わたしより少し遅くやってきた人たちは、居住確認証の列だけで1時間以上待つ必要があると言われていた。
なるべく午前中に訪れるのがベター。タイ人に言わせると、役所行くらなら午前8時台に並ぶのが当然とのこと。
ローシーズンはもっと早くなる。
最短で10分で終わったこともある。
ただ、今回から居住確認のレシート交付の手間が増えたので、どれだけ空いていてももうちょっと時間はかかりそうだ。
2018年3月の感想。
列は激減した。そのかわり、居住通知が厳しくなった。問題はこれだけ。わたしの場合は、スムーズに処理してもらえたが、罰金を払うケースを多々目撃した。ここでの待ち時間は増えた。
そのかわり、滞在延長申請の時間はすごく短かった。
基本的な流れは変わっていないし、必要書類も基本的に変わっていない。
初めての人はちょっとわかりづらいだろうけど、きちんと書類を揃えて、きちんと列に並んで、番号札をもらえれば、流れにそっと行くだけです。
【注意】
パタヤのイミグレーションでの手続きとなります。
バンコクやその他のイミグレーションでは、この通りにいかない可能性もあります。
また、タイのイミグレーションのシステムはころころと変わります。明日にでも変更となる可能性すらあるんで、この通りにはいかないかもしれませんのでご留意のほどを。
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