タイに足止めされた外国人に対するビザ救済措置期間が9月26日で終了する。
過去何度か自動延長措置が取られてきたが、今回の自動延長はなさそうな雰囲気だ。
タイ出入国管理局が改めて警告を発している。
オーバーステイは逮捕対象となる。
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15万人の外国人がビザ切れ
今月26日にビザが切れる外国人は15万人以上いるとのことだ。
26日までにタイを出国するよう促している。
ただし、帰国できない理由がある場合は、ビザ延長が可能。
帰国するフライトが欠航になっていたり、本国で感染の危険性がある時は、自国の大使館でその旨を記載したレターを発行してもらう必要あり。
もしくは、健康上の理由から帰国できない時は、医療証明書が必要。
大使館のレターもしくは医療証明書も持って、イミグレーションで手続きすればビザ延長が認められる。
延長は30日で、費用は1900バーツ。
レターないし医療証明書がない場合の延長は不可。
各国大使館によりレター発行可能かどうかは異なるようだ。
日本大使館が発行してくれるかは不明。
オーバーステイには罰則規定あり。
1日あたり500バーツの罰金。
あまりにも長期のオーバーステイとなればブラックリスト入りする。オーバーステイの日数に応じて、一定期間タイ入国が禁止される。たとえば90日以上のオーバーステイで1年間の入国禁止。10年のオーバーステイで生涯ブラックリストとなる。
また、オーバーステイ外国人に対する追跡調査を行うとのことだ。
登録された居住地を調査したり、場合によっては、街中を歩く外国人にパスポート提示を求めることもあるという。
摘発によってオーバーステイが発覚すると、逮捕投獄に至る可能性もあるとイミグレーションは警告している。
参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/1988711/tourists-face-arrest-jail-for-overstaying
感想
あらためて入国管理局が警告を出した形だが、今のところ、9月26日以降の自動延長の話は出ていない。
欧米からの旅行者の間では、どうせまた自動延長するに違いないという考えをしている人も多いようだ。
15万人もいて、期間内に全員が帰国できるわけがないからと。
TGなどがヨーロッパやアジア方面への臨時便を先月今月と運行している。
実際にパタヤの長期滞在ファランも帰国の途に就いている。
日本行きに関しては、ANAとJALが定期的に運行しており、日本への帰国フライト自体は問題ない。
日本でアメリカ方面への乗り継ぎも可能だと思われる。
帰国していく外国人は多い。
1ヶ月ほど前のニュースでは、たしか40万人が足止めされていると読んだ覚えがある。
帰国をすませたか、新たにビザを取得したのだろうと思う。
それでもいまだに15万人が残っている。
陸路で帰国できるラオス人やカンボジア人も含まれているのかもしれない。実際、パタヤで足止めされているというラオス人に会った。
が、それにしてもすごい数。
ひょっとして直前になってから、もしくは期日が過ぎてから、やっぱり自動延長措置を継続すると方針転換する可能性も残されてはいる。
パタヤで知り合ったファランも25日の帰国フライトを予約していて、ぎりぎりまで粘るつもりでいるようだった。
でも、今回は厳しそうな雰囲気だ。
26日までにタイ出国の手はずを整えておかないと、オーバーステイとなる。
実際のところ、短期のオーバーステイなら出国時に空港で罰金を払っておしまいとなる。
ただ、入国禁止処分のブラックリスト入りしなくとも、オーバーステイはのちのちの長期滞在ビザ発給の妨げになりかねない。
また、警察やイミグレーションの摘発でオーバーステイが発覚すると本当に逮捕拘禁されるおそれあり。
オーバーステイは避けるべき。
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