2017年7月。パタヤの陸運局でタイの運転免許証を無事に取得してきた。
日本の国際免許をタイの免許証に切り替える形で、車とバイクの両方の免許を同時取得できた。
手順がわかっていれば、それほど難しい作業ではないです。
が、けっこう時間がかかります。手間もかかります。
実は陸運局までは2回通って、ようやくゲットできました。
1度目は午後2時過ぎに訪れると今日の受け付けは終了と言われて撤退。翌日の朝一に再訪問して、無事に取得へ至ったという経緯。
早め早めの行動が大事です。
以下、長い記事となるが、細かく見ていきます。
これはパタヤでの方法となります。バンコクなど他都市とは事情がことなる可能性があります。さらに言うと、タイの役所手続きは頻繁に変更となります。目下のところ最新情報ですが、明日には手続きが変更になっている恐れもあります。
その点をご理解の上、お読みください。
(2018年1月追記)
現在でも取得可能。基本的な手続き方法は変わっていない。
7号線再有料化にともない、二輪の通行不可となったようです。
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目次
タイの運転免許証取得方法(国際免許証からの切り替え)
ここで説明するのは、日本の国際免許証からタイの運転免許証への切り替え方法となります。
新規取得方法はよくわかりません。あしからず。
日本で普通免許と普通二輪免許を持っていれば、国際免許には二つスタンプが押してあるはず。
この状態ならば、タイで車とバイクの免許への切り替えが可能。
原付免許しかない状態なら、タイでバイクの免許への切り替えはできません。
また、わたしは観光ビザありパスポートでしたが、おそらくノービザでも問題ないはずです。ビザありなしにかかわらず、以下で説明する書類が揃っていればいいので。
ただ、絶対にノービザでも取得てきるとは断言できませんので、あらかじめご了承ください。
申請に必要なもの
陸運局で申請する際に渡された説明書がこちら。
・パスポート原本とコピー
顔写真のページと、入国カードと入国スタンプが押されたページのコピーが必要。入国カードと入国スタンプは同じ紙でかまわない。つまり2枚。VISAと説明書には書いてあるが、実際にはVISAの貼られたページのコピーは必要なく、入国カードと入国スタンプのページだけでよかった。
もしも、車とバイクの両方の免許を希望するなら、それぞれコピーが必要。この場合は計4枚。
・国際免許証とコピー
もちろん、有効期限内のもの。ちなみに、わたしはタイの陸運局での申請日が国際免許証の期限切れの日でしたが、無事に受理してもらえました。
係員も初めてのケースだったようで、お互いに相談していたほどだったが、特に問題なかった。取得にはゆとりをもって臨みましょう。
表紙ページと、英語の説明書がしてあるページと顔写真の貼ってあるページのコピーが必要。英語のページと顔写真のページは同一のコピー用紙でオッケー。つまり2枚。
パスポートコピーと同じく、車とバイクの免許証同時取得なら、それぞれコピーが必要。つまり計4枚。
そんなわけで、パスポートと国際免許証のコピーは、最低でも4枚必要。車とバイクの免許証を同時取得するなら計8枚必要となる。
あらかじめパタヤ市内でコピーしておいてもいいが、免許証を申請する陸運局前にはコピー屋がたくさん並んでいる。
申請前にコピーしてしまうのが手っ取り早い。必要な箇所もコピー業者なら把握しており、パスポートと国際免許証を渡すだけであとは全部やってくれる。
1枚3バーツで8枚コピーしても24バーツ。どこをコピーすればいいのか悩む必要もなくスムーズ処理。楽でいいです。
なお、すべてのコピー用紙の余白欄にサインをしておくこと。漢字で問題ない。これは、タイでの役所手続きにおける鉄板作業。
・居住証明書
タイでの居住先を証明する書類です。
英語では、 Residence Certificate。
取得先は、ジョムティエンにあるチョンブリーイミグレーションオフィス。
パスポートとホテルバウチャーないし宿泊しているホテルの領収書(住所が書かれてあるもの。住所が書いてない場合はホテルの名刺を添えればいい)が必要。
2017年7月現在では、ノービザでも取得可能とのこと。
居住証明書の取得は、混み具合によりけりだが、30分前後で可能。
かなり簡単です。
より詳しい取得方法はこちらから。
⇒【2017年7月最新情報】タイの居住証明書の取得方法。パタヤイミグレーション。
現物
1部300バーツ。
車とバイクの免許証を同時に申請する場合は、原則として2部必要。
が、同時申請する場合は、一部は原本、もう一部はコピーでいいとも言われている。
ただし、イミグレーションで車とバイクを同時に申請するなら居住証明書はニ部必要だと強く言われたので、わたしは念のため、ニ部申請して、ニ部ともオリジナルのものを陸運局に提出した。
コピーで済むなら300バーツ浮くので、運試しにチャレンジしてもよさそう。
この証明書さえ取得できれば、タイの免許証も取得可能となる。
もしも居住証明書が取得不可だった場合、免許証も取得できません。あきらめましょう。
・健康証明書
英語で、Medical Certificate。
取得方法は簡単です。
拍子抜けします。
パタヤのあちこちにあるCLINICと書かれた看板の病院へ入って、「I want medical certificate for driving license」と告げるだけ。パスポートを見せると、あとは、その場でちゃちゃっと紙に書いてくれます。
健康診断なんてありません。
ここでも、車とバイクの同時申請なら2部必要と言われた。
が、これまた片方はコピーで済むとの情報もある。現状では不明ですので、勇気のある方はチャレンジしてください。
わたしが健康証明書を発行してもらったのは、パタヤタイにあるこのクリニック。セカンドロードのソイ16内にあります。
その名も、Dr. PATTAYA CLINIC。いい名前だ。根拠はないが、頼りがいがある。
1部150バーツ。(以前は100バーツのはずだったのだが、いつの間に値上げしている。)
所要時間は5分弱。
封筒に入れて渡してくれました。
現物
ソイブッカオでもどこでもクリニックはあります。多いのはサードロード沿い、パタヤカン沿いですかね。
おそらく、1部100バーツから200バーツの間。どこで作っても同じ効力があるはずなんで、料金が気になる人は、いくつかハシゴしたほうがいいでしょう。
とりあえず、必要書類は以上となります。
次いで、陸運局へ申請に行きましょう。
チョンブリ陸運局
英語表記で、Chonburi Department Of Land Transportation Banglamung。
チョンブリ陸運局バンラムン支局といったところでしょか。ま、わかりやすいようにパタヤ陸運局でもいいでしょう。
地図
行き方
簡単なんですが、けっこう遠いです。
まず、スクンビットから7号線へ入ります。
パタヤカンやパタヤタイ方面から7号線へ入るには、右端のレーンを走っておきましょう。それから高架道路を登っていって、7号線へ合流します。これはちょっと怖い。パタヤヌア方面からのほうが安全です。
あとはひたすら7号線を爆走します。
元々は有料の高速道路。3車線あって、信号一切無し。
ええ、怖いです。
横では140キロくらいでぶっ飛ばす車がビュンビュン追い抜いていきます。
ただ、路側帯が広いんで、ここをゆっくり走っていれば、特に問題ないです。
料金所は廃墟と化しています。
料金所をスルーして、ひたすら爆走します。
36号線とのジャンクションで7号線を下ります。
この下りる箇所も現在工事中でかなり雑。地面がぼこぼこになっていてデンジャラス。ゆっくり進みましょう。
ほんのちょっとだけ36号線をそのまま走行すると、左手に学校の看板あり。Regents International School Pattayaという学校。
ここを入っていきます。
このあとが少しわかりづらいけど、学校の駐車場と敷地を突き抜けていって左手に陸運局があります。
わからなければ、学校の警備員の人に聞きましょう。親切に教えてもらえます。
ここが陸運局への入口となります。
経路
LKメトロからの距離は13.8kmと出ています。
実際にバイクのメーターで走行距離を記録してみたが、この通りの結果になりましたね。
たまに停車して写真撮影しつつ、路側帯をのんびり走行したため、出発から到着まで約25分かかった。
脇目も振らずに7号線を80キロから100キロで走行すれば、15分もかからないと思われる。
帰りは来た道を戻るだけ。
36号線をレムチャバン方面(西)へ1キロほど走ったところにUターン地点があって、まずUターン。で、7号線とのジャンクションで7号線に入って、ひたすらパタヤまで1本道です。
迷う心配はないですが、Uターンとジャンクション部分での合流がちょっと怖いですね。
なお、36号線でUターンせずにそのままレムチャバン方面へ直進。スクンビット通りに突き当たったところで左折してスクンビット通りを走ってパタヤへ戻る方法もあります。ちょっと遠回りになるけれど、ほとんど信号もないし、わりと快適です。それほど怖くないんで、個人的にはこっちのほうがおすすめ。
行きは7号線を走り、帰りは迂回してスクンビットを通るルートだと、Uターンやジャンクションを避けられるんで、わりと安全かと。
くれぐれも交通事故にはご注意を。
バイクで転倒したら大怪我必至です。普段はTシャツ短パンサンダル姿ですが、さすがにきちんと長袖長ズボン靴を履いてバイクに乗りました。
なお、バスやソンテウやロットゥなどの公共交通機関はないようだ。
自力で移動する必要あり。
もしくは、タクシーやソンテウをチャーターするしかない。
チャーターするにしても、申請から免許証の受領までは数時間かかるわけで、その間の待機時間のプラス料金を加えると、いくらになることやら。
ちなみに、陸運局の裏手の景色はこんな感じです。
とんでもない田舎です。何にもありません。
でも、陸運局に隣接して食堂や商店があるんで、飲食程度なら問題ないです。あとセルフサービスの簡易ガソリンスタンドとATMもあります。
コンビニは36号線を1キロくらい走ったところに一軒ありました。
(2018年1月追記)7号線バイク通行不可
7号線が再び有料化となり、料金所が稼働するようになったようです。
よって、7号線を二輪車で通行するのは不可。
下道での最短ルートはわかりません。7号線沿いの下道を縫うようにして進むしかなさそうです。
遠回りになりますが、スクンビット通りと36号線を利用するルートが一番わかりやすいかと思います。
陸運局での申請の流れ
ここが陸運局の敷地内。
駐輪場と駐車場あり。
建物入口
タイ語のみなんで、紫の看板を目印にどうぞ。ファランも多いんで、それほどタイのローカル感はないです。
前述の通り、1度目の訪問は午後2時過ぎ。
が、本日中の免許証受け取りは不可。ビデオを1時間見る必要があって、もう間に合わないと言われた。
ありゃあ、ビデオ講習なんて聞いてないよ。適性試験があってすぐに交付されるものだと思っていたのだが、とんだ誤算。
明日の午前8時に来るように言われた。
一日で100人か150人かの制限(詳しい数字は忘れたが、たぶん100か150)があるようで、確実に当日中に免許証を受け取りたいなら、朝8時に来なさいと言われた。
どうやらたくさんの人が朝から並ぶそうだ。
書類申請
そんなわけで、翌朝7時というパタヤにしては早朝もいいところの時間帯に起床して、なんとか8時15分には陸運局へたどりついた。雨が降っていて、風も強くて、7号線はかなりゆっくり走った。
でも慣れると意外と近く感じるから不思議。
8時半から業務開始だと思ったが、すでに受付は始まっていた。
思ったよりは人が少ない。おそらく悪天候のせいだろう。
1階入ってすぐ左手にインフォメーションカウンターがあるが、ここはスルー。右手にも係員がいて、ここでキューナンバー(番号札)を発行してくれる。
国際免許証を見せるだけで、すぐにわかってくれて、番号札を渡された。1階で待機して、番号が表示されたら、2階の11番窓口へ行くように指示された。
ちなみに、渡された番号は10番。おそらくこれは外国人専用の番号だと思われる。
(もし、係員がいない場合は、自分で番号札を取る必要あり。外国人向けの番号を取るようにしましょう。)
10分と待たずとして順番がまわってきた。
2階へ上がってすぐのところにカウンターがある。11番のほうへ。
その場で書類のチェックをしてもらう。
一通り揃っていれば、申請用紙がもらえる。
車とバイクの同時申請なら用紙は2枚となる。
申請用紙現物
タイ語オンリーだが、ややこしいことは一切ない。チェックされた箇所に名前と電話番号を書くだけ。以上。
書き終えたら、再度提出。
すると、パウチされた番号札を渡される。赤い札だった。
この時に、パスポートと国際免許証はいったん預ける形となる。
適性検査
トレーニングルーム1へ行くように言われて、部屋内で待機。
すでに20人以上が待機している。ファランも多い。
すると、ほどなくして係員が入ってきて、赤い札を持っている人はこちらへと呼び出しされた。
このかけ声はタイ語のみ。
ファランも多いが、おかまいなしにタイ語のみ。でも、さすがにタイ語のわかるファランが多いようで、みんな指示に従っていた。
続いて、簡単な適性検査。
First Testと書かれた狭い検査ブースに入る。この時、赤い番号札は入口で回収されます。この番号札は最後まで手元を離れたままとなるが、番号自体は覚えておくようにしましょう。あとで番号が必要になります。
適応検査の説明もタイ語オンリーだった。
でも、あほほど簡単なテストなんで心配無用です。
まず色盲検査。係員が指差す先の色を答えるだけ。赤、緑、黄色の3種類。英語で答えても大丈夫。
次が、2本の棒が設置してあって、それをリモコンを使って平行に並べるだけのもの。いわゆる深視力検査というやつですね。
最後に反応速度の検査。アクセルを踏んで、ランプが点灯したら、ブレーキを踏む。それだけ。
どれも、普通にクリアできます。ファランのおじいさんは一度、反応速度検査に失敗していたが、笑顔でやり直しオッケー。全員クリアしてました。ザル検査です。
検査が終わった人からトレーニングルームへ戻って、また待機。
ノートが置いてあり、自分の番号の欄に名前を記入すること。番号を忘れてしまうと、記入できません。欄の右端の、MとCは、モーターバイクとカーのこと。希望する免許にチェックを入れます。両方希望ならそれぞれチェックを入れましょう。
きちんと記入しておかないとあとで呼び出しをくらって、ちょっと怒られます。
待機していると、他のグループが呼び出されて適応検査を受けていた。その間もひたすら待機。けっこう暇です。この間はスマフォで遊んでいても問題なし。
ビデオ講習
検査を受けていた人が全員戻ってきて、係員が登場。
入口のドアは閉められる。
室内は全部で50人くらいか。
席に座らないとビデオは見せてもらえない。座りきれない人は明日になるぞと脅かされていた。何とか席に座りましょう。人数は把握しているはずで、実際に座りきれないことはないはずだが。
午前9時半頃、ビデオ上映開始。日本の免許センターで見るのと同じような内容ですね。
安全運転方法や法律がドラマ仕立てで紹介され、あとはYouTubeから凄惨な事故現場の映像が流れます。
音声はタイ語で英語字幕あり。後ろのほうに座ると字幕は読めません。
ビデオ上映中はスマフォ禁止と言われました。
ビデオ上映がだいたい1時間くらい。
(2018年1月追記)
国際免許からの切り替えで、ビデオ講習不要だったとの報告あり。
ハイシーズンのため、手順を簡略化しただけなのか、恒常的なものなのかは不明。
もしビデオ講習がないとすると、1時間は手続き時間が短くすむ。
(2019年6月追記)
友人が国際免許から切り替えたが、ビデオ講習は不要だった。
免許証代支払い
10時半に係員再登場。
順番に呼ばれて、書類の最後の確認。ここでは書類を受け取るだけ。免許証発行はこのあとになる。書類に書かれた名前のつづりを確認するように言われた。あとで変更するには別料金が必要とか何とか言っていた(タイ語オンリーのため自信なし)。間違いなければ受け取りの際にサインをする。
また、この時に、パスポートと国際免許証が返却された。
トレーニングルームを出て、免許証発行代の支払いカウンターへ。
先に部屋を出た人が並んでいるんですぐにわかります。
さきほど受け取った書類を渡すと料金を告げられる。
車とバイクの免許2枚で510バーツと言われた。
料金表
本来は車の免許証200B、バイクの免許証100B、申請手数料それぞれ5バーツ。
それに加えて、書き換え手数料なのか税金なのか不明ながら、それぞれ100バーツかかる。
よって合計510バーツとなる。
最後にタイ語のみのレシートがもらえるので、気になる人は自分の目でご確認のほどを。
支払いを済ませると、新たな番号札を渡される。
写真撮影と免許証交付
次は写真撮影だ。
番号を呼ばれたらカウンターへ。
メガネは外しましょう。あとは黙って座っていれば写真を撮ってくれる。
にっこりスマイルで、はいどうぞ。
もう一度番号を呼ばれるまで、さらに待機。
10分もしないうちに、番号と名前が呼ばれて、カウンターへ。
完成したばかりの免許証と領収書を一緒に渡される。
カウンターの上では、免許証ホルダーみたいなビニールケースが1枚10バーツで売られている。買う買わないは自由。
わたしは購入した。2枚で20バーツ。
これに無事に免許証取得成功。
きちんと、バイクと車の2枚の免許証が取得できました。
バイク免許証の実物
有効期限はきっちり2年。
Temporaryと書いてますね。
更新方法はよくわかりませんし、次回更新時に5年ものになるかも不明。
とりあえず2年使えるのでヨシとします。
所要時間
午前8時15分に陸運局に到着して、最終的に受け取ったのは、午前11時ジャストだった。
行き帰りの往復の時間も含めると、早朝からのほぼ半日仕事。
けっこう疲れる。
ビデオ講習が必要な現在のシステムだと、イミグレーションでの居住証明書取得から免許証取得まで1日で済ますのは、なかなか難しいと思う。
朝8時半にイミグレーションへ行って、居住証明書を取得。営業しているクリニックを探して健康証明書を取得。その足で、陸運局まで移動すれば、なんとか午前10時くらいにはたどり着けそう。
はたして、この時間に申請してその日のうちに講習を終えて、免許証交付までたどり着けるかはわかりません。
午前8時台に申請した最初のグループが免許証を受け取ったのが11時。
かりに10時に申請しても、職員の昼休みもあるだろうから、ビデオ上映は午後からになりそう。ということは、この2番目のグループならぎりぎり当日発行に間に合いそうだが、本当にそうなるかは定かではない。
一回のグループが約50人。
一日の上限人数が150人だとすると、3グループはいける計算となる。
たぶん、午前中に申請を済ませれば、当日中の受け取りは可能だと思われる。
でも確実を期すなら、係の人に言われたとおり、やはり朝8時には陸運局を訪れたほうがいいでしょう。
特に時間の限られた短期滞在の人の場合は、前日のうちに居住証明書と健康証明書を取得しておき、当日は早起きして、午前8時には陸運局へ着くようにするのがベスト。これが一番確実な方法です。
朝に大雨が降ったら1日ずらすくらいの余裕はみたほうがいいです。
大雨の7号線をバイク走行するのはかなり怖いです。バイクでなく車移動の人なら平気です。
かかった費用
居住証明書2部:600バーツ
健康証明書2部:300バーツ
免許証発行代2枚:510バーツ
計:1410バーツ
あと、写真代、免許証ケース20バーツ、コピー代が40バーツくらいかかっています。
さらに、ガソリンもタンクが半分くらい減りました。
居住証明書と健康証明書が各1部ずつコピーで済むなら安くなりますが、意外とかかってしまったという印象。
はたして、ここまで時間とカネを労力を割いてまでタイの運転免許証を取得する価値があるかと言われたら、正直なところ、ちょっと微妙です。
もちろん一年の大半をタイで過ごすようなドライバーやライダーなら価値は高いです。
主なメリット
・パスポート代わりの身分証明書になる(パスポートほどの絶対的効力はない)
・観光施設にタイ人価格で入場できる可能性がある(確実とは言えない)
・国際免許と違って、財布におさまる大きさ(これは嬉しい。国際免許証は邪魔なサイズ)
・国際免許の有効期限が1年でタイの免許証が2年(これもいいね)
タイ好きなら持っておいて損はないし、第一ちょっとした自己満足に浸れる。
が、短期滞在かつ他の国でも運転する可能性もある旅行者には、国際免許のままで十分なような気がする。
現状のタイの運転免許証ではタイ国内でしか利用できない。パーマネントの免許証ではASEAN諸国でも運転できるようだが、それらの国以外では結局国際免許が必要となる。
時間の限られた短期滞在者が貴重な滞在日数を丸一日ほど潰す覚悟で無理をしてもまで取得するほどの価値があるかは、まあやっぱり人それぞれでしょうね。
タイの運転免許証の新規取得は?
国際免許は持っていない。そもそも日本でも自動2輪の免許は持っていない。
そんな人がタイでバイクを運転するには、タイのバイク免許が必要。つまり、新規取得することになる。
詳しいことはわかりません。
おそらく現在でも取得可能でしょう。
タイ人に最新の情報を聞いたところ、たとえタイ人であっても、現在は最低でも二日かかるとのこと(以前は1日で取得可能だった)。
申請、適性検査、ビデオ研修、筆記試験、実技試験など、丸二日がかりだそうな。
やはり朝一から並んで、長時間待って、試験もやって、二日で免許取得。
それでも日本で教習所通いすることを思えば安上がりで手っ取り早いけれど、かなり大変そう。
どうしてもタイで合法的にバイクを乗りたい人向けですね。
(2018年1月追記)
外国人によるタイの免許証新規取得が難しくなってきているとのニュース報道あり。
これに乗じて悪質な代行業者がニセの免許証を作ったり、法外な手数料を要求することがあるそうだ。信用できる代理店を選ぶか、自力での取得を目指しましょう。
(追記)タイの運転免許証の更新は?
2019年6月に、免許証の更新をしてきた。
1年滞在可能なロングステイビザがないと、2年免許から5年免許への切り替えは不可。
2年から2年に更新ができるだけ。
実際の方法は、国際免許からの切り替えとまったく同じ。ビデオ講習ありだった。
(追記)2019年6月の状況
2019年6月に友人が国際免許証からタイの免許証への切り替えをした。
必要書類や申請の流れは変わってない。ビデオ講習は不要だった。
ノンビザ入国でも問題なく取得可能だった。
詳しくは以下の記事からどうぞ。
⇒パタヤならビザなしでも取れる。国際免許から切り替えてタイの運転免許証を取得する全手順【2019年6月情報】
まとめ
書類を揃えるのも、実際の手続きも、特に難しいことはないです。ちょろっとタイ語がわかったほうがいいですが、英語だけで何とかなるでしょう。
が、けっこう手間暇かかります。時間もかかります。
面倒くさいです。
雨の7号線を走っていると、免許証取得はあきらめて、よほど引き返そうかと思った。
が、タイの免許証の現物を手にしてみると、これまでの手間と苦労が吹っ飛びます。
確かな達成感がありますね。
今のところ、パタヤではロングステイビザやワークパーミット不要で免許証取得が可能です。これから先はどうなるかはわかりません。
銀行口座と同じで簡単には取得できなくなる恐れがあります。
先のことを考えると、少々面倒でも今のうちに取っておくのがいいかもしれませんね。
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