タイの居住証明書をパタヤのイミグレーションで無事に取得してきた。
目的はタイの運転免許申請のため。運転免許取得には、居住証明書(RESIDENCE CERTIFICATE)が必須。また、現在ではかなり厳しくなったが、タイの銀行口座を開設するためにも必須書類となる。
これは2015年に最初に公開した記事をアップデートしたものです。
今回取得したのが2017年7月17日のこと。ほぼ最新の情報ですが、タイのイミグレーションのシステムは突然変更されることがままあります。
また、これはパタヤのイミグレーションオフィスでの手続きのため、バンコクなど他都市では同じようにいかない可能性もあります。
パタヤでの手続きに関していえば、2年前からほとんど変わりはない。用意する書類が少し変更になっただけ。
ノービザでも取得可能です。
(2019年5月追記)
2年ぶりに居住証明書を取得してきた。
追加書類として、あらかじめ居住通知(TM30)が必要となったようだ。
これは、宿泊施設の支払い済み領収書と住所が書かれたホテルの名刺があれば取得可能。
居住証明書取得の場合、元々必要だったものなので、新たな追加書類が増えたわけではない。
ただ、ひと手間増えたことは確か。
(2019年6月追記)
友人の手伝いで新たに居住証明書を申請。
ノービザでも問題なく取得できた。TM30の事前申請は不要だった。厳密にはインフォメーションカウンターの人がその場でやってくれた。
居住通知(TM30)に関しては以下の記事を参考に。
⇒タイ・パタヤで滞在延長する予定なら、Notification for Houseの申請をお忘れなく
目次
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パタヤ・ジョムティエンにあるCHOMBRI IMMIGRATIONの場所と行き方
場所はジョムティエン・ビーチロードのソイ5。
ソンテウ、バイクなどで簡単に行ける。
パタヤからソンテウに乗る場合は、セカンドロードとパタヤタイの交差点付近にあるジョムティエン行きソンテウに乗ればよい。
そのままジョムティエンのビーチロードを走り、ソイ5の標識が見えたところで下車。
ソイ5内を歩いて数分でイミグレーションへ。
敷地内に駐車場と駐輪場あり。無料。
バイクは表にもずらりと駐輪してある。
イミグレーションの営業時間は、午前8時半から午後4時半まで。昼休みあり(たしか12時半から1時半)。
土日と祝日は休み。
(イミグレーションオフィスの案内板より)
用意するもの
・パスポート原本
・顔写真2枚
大きさは4センチ×6センチ程度のもの。それほど厳格には決められていない。できれば、メガネは外しておいたほうが良さそう。縁の有り無しもどちらでもいいみたいだが、縁なしでいいでしょう。
襟付きシャツが好まれるようだが、別に普通のTシャツでも問題ない。
イミグレーション隣にある代理店や、イミグレーションオフィス内のコピーブースでも撮影してもらえる。
パタヤ市内にある写真屋では、4枚で100バーツから150バーツほど。イミグレーションで撮影するよりも安い。
(2 inchのもので通用する)
写真は最低でも必ず2枚必要だ。この2枚は同一の写真でなくとも問題なさそう。
また、居住証明書を同時に2部請求する場合は、写真は4枚ではなくて3枚でいい。
・パスポートのコピー
先頭の顔写真ページと、今回の入国時のスタンプとイミグレーションカードが挟んであるページの計2枚。
イミグレーションオフィス内にあるコピーブースでコピー可能。1枚で3バーツ。係の人に申請書類を見せると、必用な箇所をコピーしてくれる。おまかせで大丈夫。
コピーした用紙の余白欄には、自筆でサインしておくこと。日本語でも英語でもかまわない。
・宿泊先の住所の書かれたバウチャーや名刺(ビジネスカード)のコピー
宿泊先の住所が書かれた支払い領収書が必要。領収書にきちんと住所が書かれてあれば、おそらくホテルの名刺は必要ない。
わたしが用意したのは、ホテルの支払い済み領収書とビジネスカード。
領収書には、ホテル名、部屋番号、宿泊日、料金、わたしの名前、ホテル担当者のサインが書かれてある。
が、住所が書かれていない。
補助書類として、住所と電話番号が記載された名刺(ビジネスカード、ホテルカード)をフロントでもらっておく。
この二つを一枚のコピー用紙にまとめてコピーした。
ホテルのビジネスカードとは、レセプションのカウンター上に置いてある名刺のこと。
きちんと住所と電話番号が記載されている。
2年前は領収書が必要なく、このビジネスカードだけで申請受理されたが、その後厳しくなり、支払い済みの領収書も必要となった。
もしも、AgodaやExpediaなどのホテル予約サイトを通じた予約支払いをしたのなら、バウチャーを印刷(ないしコピー。A4サイズで)しておけばいいはずだ。バウチャーには宿泊者の名前、ホテル名、住所、電話番号、宿泊期間、料金が印刷されているので、これ1枚で通用するはず。宿泊期間はイミグレーションでの申請日にかぶっていれば、問題なさそう。
念のため、ホテルでビジネスカードをもらっておこう。また、部屋番号をバウチャーないしビジネスカードに書き足したほうがよさそう。居住証明書には部屋番号まで記載されるため、申請時に求められるはず。
(2019年6月時点で、バウチャーとビジネスカードのコピーだけで無事に申請受理された。バウチャーに記載されたチェックイン時刻の後にイミグレーションを訪問するのがベター。)
また、友人知人の家に居候しているなら、別の書類が必要になるはず。家の権利書や賃貸契約書と借り主のIDカードなど。詳細不明。
申請時にはコピーを提出するだけで領収書やビジネスカードの原本は要求されなかったが、念のため持っていくことを推奨。
また、以前はホテルやアパートへ電話確認していたようだが、今回は確認している様子はなかった。
・300バーツ
証明書発行費用。
窓口にて現金で払う。
2部申請の場合は、600バーツ。
・ボールペン
記入台にボールペンは見当たらなかった。持参がベター。青ないし黒色で。
絶対必要なものは、パスポート、宿泊所の領収書とビジネスカード、300バーツ。
写真とコピーは、現地で入手可能だ。
イミグレーションでの申請方法
用紙をもらう⇒記入⇒申請⇒受領 という流れになる。
かなり簡単なので、要点だけかいつまんで解説。
1 申請用紙をもらう
イミグレーションオフィスに入ってすぐ正面にインフォメーションカウンターがある。
ここで、「I want Residence certificate」と口頭で伝えた。すると、理由を聞かれたので、「For driving license」と返事。
次いで、車の免許だけなのか、バイクの免許だけなのか、それとも両方なのか、と聞かれる。ここでは、「both」と答える。
どうやら、車とバイクのそれぞれの免許証に居住証明書が必要なようだ。
でも、渡された申請用紙は1枚だけ。これで2部発行が可能。
あとは、必要なコピー箇所の説明を受ける。
(2019年5月追記)
最初にカウンターに行った時点で、TM30申請済みの有無を確認されると思う。
もしTM30登録済みの半券がないようなら、先に登録するように言われる可能性あり。
先にTM30登録を済ませてから、居住証明書の申請をするのがいいと思う。
(2019年6月追記)
友人が申請した際は、TM30の事前登録は不要だった。
書類を揃えてインフォメーションカウンターへ行くと、その場でTM30申請済みの控えを作成してくれた。このTM30に控えのコピーも別途必要。
2 申請用紙の欄に記入する
実際の申請用紙
APPLICATION FORM FOR RESIDENCE CERTIFICATE IN THAILAND
2年前のものと変化なし。
イミグレーションオフィスに入って左側の部屋に記帳台が置いてある。ちなみに、この部屋は相談ブースのような仕切りが新設されていて、記帳台が減っている。
やはり記帳台にボールペンがなかったので、持参したほうが無難。
書類は表面のみ。
記入は、それほど難しくないと思う。英語で記入する。
名前、生年月日、パスポート番号、有効期限などなど。
Allowed to Dateの欄は、滞在期限を記入する。入国スタンプに押された滞在期限の日付となる。
ホテルやアパートの住所は、ビジネスカードをそのまま書き写していけばいい。多少、districtとかprovinceとかで混乱するかと思うが、だいたいで大丈夫。細かいところはあとで修正してくれるし、領収書やビジネスカードに書かれた住所を参照して実際の居住証明書を製作するだろうから、この申請書の住所は大まかで問題ない。(実際の居住証明書はタイ語表記となる。)
申請理由には、Driving Licenseの項目とOtherの項目が最初から設定されている。
今回は免許証取得のためなので、Driving License欄にチェックを入れた。
前回は銀行口座開設目的だったため、Otherにチェックを入れて、その横に「Bank account」とだけ記入した。
どうしてもわからない部分は、手の空いてそうな係員に声をかけて助けてもらおう。
なお、写真をはりつける欄はなく、申請時に顔写真を2枚手渡せばオッケーだ。(2部申請の場合は3枚)
記帳台の横がコピーブースなので、わたしは書き終わったところでパスポートや名刺などの必要書類をコピーした。申請用紙を見せても、コピー係に丸投げで問題ない。必要箇所をきちんとコピーしてくれる。
もちろん、イミグレーションへ来る前にコピーしておいてもかまわないが、1枚3バーツだし、その場でコピーしたほうが楽でいいと思う。
3 入り口脇のカウンターで番号札をもらう
書類の記入が終わり、コピーも揃ったなら、またインフォメーションカウンターへ。
係員がざっとチェックしてから、番号札を渡される。番号札のことは、英語でキューカードないしキューナンバーと呼ぶ。
今回のものとは違うが、こんな紙切れがキューカード
4 カウンターで手続き、受領
手続きするカウンターは、入ってすぐ左側。
以前は右奥にあったが、現在は移動している。
カウンター上に番号が掲示されていて、自分の番号になったらカウンターへ行けばいい。
ちなみに、わたしは待ち時間ゼロでした。
係員にパスポートと申請用紙とコピー用紙と写真を渡す。
「2枚?」とだけ聞かれて、イエスと答えるだけ。
あとの質問はなし。
2部分の料金600バーツを払う。(1部なら300バーツ)
以前はその場でホテルへ確認の電話を入れていたが、今回はなくなったようだ。
出来上がりまで20分かかると言われて、また別の番号札を渡された。
たしかに20分待てと書いてある。
以前は30分だったのが少し短縮されたようだ。
他に待っている人もおらず、実際の待ち時間はほんの10分ほど。
番号を呼ばれてカウンターへ行って、居住証明書を受け取る。
これにて手続きはすべて終了。
(2019年6月追記)
5月、6月の申請時には1時間待ちと言われた。
実際には40分から50分ほどで完成。
居住証明書の実物がこちら。
これは2年前のものだが、まったく変わっていない。
居住証明書の有効期限は、タイ滞在期限と同じ。
その間に、銀行口座開設や運転免許を取得してしまう必要がある。
ノービザでも取得できるのか?
今回は観光ビザ持ちの状態で申請してまったく問題なく取得できた。
はたしてノービザ入国でも取得可能なのか?
窓口対応の係員に尋ねたところ、上司らしき人に相談。それなりの役職にありそうな上司らしき人が言うには、ノービザ滞在でも居住証明書の発行は可能とのこと。
例によって、ころころとシステムは変更になるので、要現地確認です。
(2019年6月追記)
2019年6月下旬時点では、ノービザ状態でも取得可能。
まったく問題なかった。
ただし、取得目的は運転免許に限られるようだ。
まとめ
手続きはとてもスムーズだった。
イミグレーションオフィスに到着してから、書類の記入も合わせて受領までに要した時間は、約25分。
月曜日の昼過ぎということで、もう少し混んでいるかと思ったが、意外と空いていた。やはりローシーズンは空いている。ハイシーズンとなれば、もっと時間がかかるはず。
(2019年6月追記)
6月取得時はそれほど混雑していなかったが、交付までの待ち時間が50分ほどかかったので、合計1時間ちょっとの所要時間だった。
営業時間が午後4時半までとなっている。
あまり遅い時間帯から手続きをはじめると、交付が翌日にずれ込む可能性もありそう。
時間には余裕をもって訪れるようにしたい。
ごく一般的な短期旅行者の人が手続きをする場合の流れはこんな感じ。言葉に不安がある人向け。
・日本でパタヤ滞在予定期間内のホテルを予約しておきバウチャーを印刷。たまにチェックイン時に回収されてしまうことがあるんで、2枚印刷しておくと安心。
・写真はパタヤで撮影したほうが安いけれど、心配な人は日本で用意しておく。
・パスポート原本とバウチャー(と念のためホテルのビジネスカード)を持って、イミグレーションへ行く。
・申請書類を書いて、コピーブースで必要箇所をコピーしてもらう。コピーした用紙の余白欄にサインを入れる。
・申請書を提出して、少し待ってから、居住証明書を受領する。
これなら、ほぼ会話は必要ないです。
と、ここまで書いていながら、再度、注意喚起しておきます。
タイのイミグレーションの規則や必要書類はころころ変わります。
昨日の情報が今日通用するとは限りません。いちおうの流れだけ把握しておき、あとは現場で臨機応変に対応してください。
今のところ、簡単です。
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