先だっての日本帰国の際に、ひさびさに国際免許証を取得することにした。
過去には何度か申請しており、こんなもの楽勝だと高をくくっていた。
が、まさかの失態をおかしてしまった。申請に必要なパスポートを忘れたのだった。
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国際運転免許証の申請
タイへ出発する前日の午後に免許試験場へ出向いた。
門真運転免許試験場では、国際免許証の申請は、午後4時半まで。
3時半に到着。あと1時間あれば楽勝で入手できる。
免許証の更新は予約制になっていることもあり、試験場はがらがらだ。
国際免許証の申請は予約不要。
その場で手続きできる。
国外免許もホールにある自動受付機で申請用紙を発行するようになっていた。
日本の運転免許証を読み込ませると、するすると申請用紙が出てくる。
情報の大半は記載済みで、電話番号や渡航国などを記載するだけ。
日本の国際免許証は、ジュネーブ条約加盟国で有効となる。
東南アジアでは、タイ、シンガポール、ラオス、マレーシア、カンボジアなど。
ただし、ベトナムは加盟しておらず、利用不可。渡航国にベトナムと記載すると使えないからと消去されたことがある。
次に、窓口で手数料を支払う。
手数料は2,350円。
窓口も以前よりシステマティックになっていた。
それから、申請窓口へ申請用紙を提出する。
ほとんど並んでおらず、すぐに順番に。
申請用紙と顔写真を渡す。
顔写真は前日に街角のフォトスタンドで撮影しておいた。パスポートサイズでいい。1枚のプリント用紙にたくさんの写真があるけれど、自分で切らずにプリントをまるごと渡した。サイズぴったりに裁断するのはプロに任せる。
よし、これでオッケーだ。
と、係の人から「パスポートは?」と聞かれた。
うわあああ。完全に忘れてた。
国際免許証申請に必要なものは以下の3点。
・運転免許証
・パスポート
・写真1枚
でもパスポートのことなど完全に失念していた。
やばい。
今から自宅まで取りに帰る時間はない。
フライトは翌日だ。
一瞬、パニックになりかけた。
すると、係の人は「パスポートの顔写真のページを撮影したものでいい」と助け舟を出してくれた。
スマホにはパスポートの写真があったはず。でも半分パニックになっており、すぐに見つからない。焦る。
親切な係員からさらなる助け舟。「航空券でもいいですよ」と。
なんでも、パスポートに記載された名前のローマ字スペルがわかればそれで大丈夫とのことだ。
それならすぐに見つかる。スマホには、予約していたフライトの旅程表を保存してある。
旅程表を見せて、ローマ字のスペルを確認。係の人が書き写していた。
これで無事に申請完了。
到着から5分で申請ができて、受け取りは30分後。
なんの問題もなく、国際免許証を受領することができた。
いやあ、危なかった。
でも助かった。
パスポートがない場合
今回の件はあくまで大阪府の門真運転免許試験場での話となる。
他の都道府県の免許センターにおいても、パスポートのかわりにパスポートの写真やフライトの旅程表が通用するかははっきりしない。
警視庁のホームページでは、パスポート(原本)がない場合は、渡航を証明する書類が必要と記載されている。
例として、Eチケットの印字、ホテル予約表、パスポート引換証、VISA申請中の書類などがある。書類は印刷し、書面での提出が必要とのこと。
たしかに、パスポート自体の申請中やVISA申請中であればパスポート原本は手元にないわけで、別の書類が必要となるわけだ。
大阪府では、印刷した書面は不要で、スマホの画面を提示するだけでよかった。
東京では紙での提出が必要となっている。実際の運用は不明だが。
まあ、ほとんどの人はパスポート原本を持っているはずで、忘れずに持参すればいいだけのこと。
最悪、パスポートを忘れても、航空券があればなんとかなる。印刷が必要と言われたら、スマホに保存してあるEチケットのPDFファイルを、セブンイレブンやファミリーマートでネットプリントすればいい。
意外となんとかなりそう。
海外旅行に必要なデータや書類は、日頃からスマホに保存しておきましょう。
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