タイ内務省は、タイ国内に足止めされている外国人のビザ救済措置を発表した。
4月7日にサインがなされ、4月8日に入国管理局ウェブサイトに掲載された。
これにより、ビザは4月30日まで自動延長となり、90日レポート提出も一時的に不要となる。
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ビザ自動延長と90日レポート免除
3月26日以降に滞在期限が切れるビザは自動的に4月30日まで延長となる。
すべてのビザの対して適用される。ノービザでも観光ビザでも到着ビザでも自動的に延長となる。
イミグレーションオフィスでの手続きは不要。
自動延長中はオーバーステイ扱いにならず1日あたり500バーツの罰金は不要。
ただし、3月26日より前に滞在期限が切れているビザに関して適用外。やはりイミグレーションオフィスでの手続きが必要となり、オーバーステイの罰金も払う必要があるようだ。
また、3月26日から4月30日までに90日レポートを提出する必要があっても、一時的に免除となる。追って通知があるまでの一時的な免除なので、その後は変更になる可能性はある。
ボーダーパスを持っている人もそのままタイ国内にとどまることが可能とのこと。
国境が再オープンしたら7日以内に出国する必要がある。
今回の新しい措置は4月30日もしくはさらなる変更があるまで有効とする。
より正確かつ最新の情報は、タイ入国管理局のウェブサイトならびに日本大使館で確認すること。
⇒Immigration Bureau
⇒在タイ日本国大使館
参考記事⇒The Nation
まとめ
混雑するイミグレーションオフィスの問題点はずっと指摘されていた。
ビザの自動延長は政府の決定待ち状態が続いていたが、ようやく正式決定したことになる。
パタヤのイミグレーションオフィスが臨時ビザ延長専用のオフィスを設置したのがつい昨日のこと。
関連記事:パタヤのイミグレーションが一部臨時移転。特別ビザ延長は別の会場で。
同じ日に正式にビザの自動延長が決まった。
情報収集が追いつかない状況だ。
現場で働くイミグレーションオフィスの職員も混乱しているのだろう。
(臨時開設したパタヤのオフィスがどうなるかは不明)
今回の措置は4月30日まで。非常事態宣言の期限と同じ。かりに非常事態宣言が延長されるとなると、ビザ救済措置も延長になるかもしれないが、政府の正式発表を待つべき。今は慌てる必要はないと思われる。
とりあえず、これでイミグレーションオフィスの大混雑は大幅に緩和されそうだ。
なお、イミグレーションオフィスは通常通りの営業を続けるとのこと。
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