日本でタイのビザを取得するには、在東京タイ王国大使館やタイ王国大阪総領事館での申請が必要だ。
ビザ申請料金は本来はタイバーツ建てで設定されているが、日本では日本円での支払いとなる。
在東京タイ王国大使館をはじめ、各タイ領事館では、ビザ申請料金の改定を発表した。
為替変動を鑑みた料金改定で、日本円払いは大きな値上げとなる。
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タイVISA申請料金改定
各タイ大使館・領事館によって、文言は少しことなるが、ビザ申請手数料の変更についてはまったく同じだ。
大阪総領事館によれば、「タイ王国大阪総領事は、為替相場の影響を受け、2024年6月27日以降、申請料金を改定いたします。」ということになる。
新しいビザ申請料金は以下のとおり。
(在東京タイ王国大使館より)
1. Transit Visa (Per entry) 4,500 Yen
2. Tourist Visa (Single Entry) 5,500 Yen
3. Tourist Visa (Multiple Entry) 26,000 Yen
4. Non-Immigrant Visa (Single Entry) 11,000 Yen
5. Non-Immigrant Visa (Multiple Entry) 26,000 Yen
6. Non-Immigrant Visa (3 Years) 52,000 Yen
7. Non-Immigrant Visa O-A (Long Stay 1 Year) 26,000 Yen
8. Non-Immigrant Visa O-X (Long Stay 10 Years) 52,000 Yen
9. SMART Visa (1 Year) 52,000 Yen
10. SMART Visa (2 Years) 104,000 Yen
11. SMART Visa (3 Years) 156,000 Yen
12. SMART Visa (4 Years) 208,000 Yen
13. Long Term Resident (LTR) Visa (10 Years) 260,000 Yen
今回は改定では、すべてのビザ申請料金が実質値上げとなったもよう。
日本で観光ビザのシングルを申請するには5500円が必要だ。
参考)ビエンチャンのタイ大使館領事部でのビザ申請料金
ツーリストビザ シングル 1000バーツ
ツーリストビザ マルチプル 5000バーツ
ノンイミグラントビザ シングル 2000バーツ
ロングタームレジデント(LTR) 50000バーツ
これが本来のビザ申請料金だ。
ツーリストビザ(観光ビザTR)は1000バーツ。
2023年11月11日に一部料金が改定されているが、ツーリストビザについてには据え置きで、シングルなら1000バーツのままだった。
日本での申請はもともと割高に設定されていたが、今回の改定によりさらに高くなった。
1000バーツのものが5500円かかる。
現時点の為替レートでは、4400円くらいが妥当なのだが。
この先も円安が進むものと見越しているのか。
LTRの申請料金は、5万バーツ。
日本で申請する場合は22万円となっていたが、今回の改定により28万円へ値上げ。
もともとの料金設定が高いとはいえ、一気に6万円の値上げはけっこうな額だ。
ビザ申請料金にも円安の影響が出ている。
なお、ノービザ入国での滞在期限60日への延長はまだ正式決定していない。
日本のタイ大使館でも新しいビザ制度への言及は何もない。
ビザ免除措置でのタイ入国の滞在期限は30日間のままだ。
観光ビザでのタイ入国の滞在期限は60日となっている。
観光ビザの滞在日数が据え置きのまま60日で、ノービザでの滞在日数が60日に延長されるのであれば、日本人がわざわざ観光ビザを取得する理由はなくなる。
しかも日本での観光ビザ取得は必要書類などが多いため、申請が非常に面倒だ。
どうしても観光ビザを取得したいならば、ラオスのタイ大使館・領事館で申請するのがベター。支払いも1000バーツぽっきりだ。
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