ホテル日替りレポートの5つ目は、わたしの地元とでも言うべきブッカオに戻る。
ブッカオからソイチャイヤプーンへ入っていく。
泊まるのは、老舗ホテルのチャイヤプーンインだ。
ホテル名が先か、ソイ名が先かは知らないが、ソイチャイヤプーンといえばチャイヤプーンインである。
ブッカオに通いつめて長いけれど、このチャイプーンインに宿泊するのは初めての体験。
さあ、どうでしょうか。
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チャイヤプーンイン(Chaiyapoon Inn)
LKメトロからも近いソイチャイヤプーン。
ビーチからは離れるとはいえ、パタヤでは好立地のはずである。なのに、道路は完全には舗装されておらず、穴だらけ。ほぼ砂利道だ。
パタヤ中心部の魔境のようなソイである。
その一角にチャイヤプーンインが建っている。意外とサードロード寄りだが、歩いていればすぐに見つかる。
外観
玄関
午後1時頃のチェックインとなったが、あいにくと部屋はまだ用意されていなかった。掃除中とのこと。
しばらくロビーで待つ。
チェックイン自体はとてもスムーズで、バウチャーの提示も必要ない。
デポジットも不要だった。
20分後、案内された部屋は5階。
エレベーター(リフト)はない。
階段を登るが、どうやら増築をしたようで、小さなホテルのわりには構造がややこしい。
途中で枝分かれしていて、案内してもらわないとすぐには部屋にたどり着けないかも。
わたしの部屋は増築部分のようだ。途中で階段の色が変わった。
503号室に到着。ちょっと疲れた。
部屋内部
予約したのはスタンダードルーム。1泊1500円。
まったく期待していなかったが、意外と部屋は広い。
ぱっと見では、わりと清潔。
ダブルベッド、テレビ、DVDプレイヤー、冷蔵庫、化粧台とイス、さらに大きなイスがもう一脚、クローゼット、エアコン。
普通のホテルといった感じだ。
ベッドの上のバスタオルは花の形に装飾され、ハンドタオルも用意されている。
ベッドはわりと大きめで、サイドテーブルは付いていないが、枕元に小物類が置けるようになっていて、コンセントもある。
テレビは古いブラウン管タイプだけど、DVDプレイヤーがあるのがちょっと珍しい。
クローゼットの中に、セーフティボックスあり。ハンガーもたくさん吊るしてある。
中型冷蔵庫の上には、電子ケトル、コーヒーカップ、コップ、灰皿など。
冷蔵庫の天板は、かなり汚れが目立つ。
冷蔵庫の中にはミニバーが少々。
ペットボトルの水の料金が消されてあり、おそらく水だけは無料らしい。あとは有料。
(チェックアウト時にミニバー利用有無を尋ねられる。)
灰皿が置いてあるということは室内喫煙可能だ。
バルコニーは無し。
窓からの景色
この部屋はソイチャイヤプーン側ではなくて、裏のソイエキサイトを向いている。正面に見えるのが、かつてエキサイトというディスコがあった空き地。現在は、たまに移動遊園地やらイベント会場として使われている。
窓は二重になっていて、外の騒音はかなりシャットアウトしてくれる。
また窓の上にはひさしがあって、大雨が降っても窓は濡れないようになっている。
頑丈な鉄格子に洗濯物をひっかけておけば、よく乾く。セルフ洗濯派の人でも安心だ。
部屋の鍵はシリンダータイプで、通電するためにカードを差し込む必要あり。
鍵とカードは南京錠でつながれていて、やたらと重い。
外出時は、必ず鍵を預けるようにフロントで指導された。
浴室
シャワーとトイレの間には仕切りがある。
シャワーが直接かからないようになっているが、シャワーの排水口の水はけが悪くて、すぐに床に水がたまってしまう。
トイレや洗面台まで水びたしだ。
ただ湯量は多い。むしろ多すぎるくらい。
温度調節が難しくて、油断していると熱湯になり、温度を下げようとすると水になるといった具合。
アメニティは、石鹸とシャンプーとコンディショナー。
まあ、こんなもんでしょう。
が、浴室が臭い。
鼻をつくアンモニア臭だ。
おそらく前の宿泊者が用を足したあとに流していなかったのだろう。匂いがこもっている。
何度か水洗を流して、洗面台の上に置いてあった芳香剤を便器のそばに移動させる。すると次第に匂いは消えていったが、最初はとにかく臭かった。
なにせ古いホテルなんで、多少の汚れなんかは甘受すべし。
500バーツ以下の格安ホテルだ。高望みは厳禁。
でも、そのわりにはよくやっているほうだと思う。
スイミングプールなし。
施設は特に何もない。
1階ロビーにはPCが置いてあり、利用可能。
Wi-Fiは当然無料。パスワードを入力するだけのタイプ。
5階の部屋でも充分に使えた。速度は問題なし。
宿泊者への注意書きがこちら
ジョイナーフィー無料
原則的にIDカード預けあり。
ただし、IDカード預けは強制ではないようで、自己責任でIDカードチェックなしでゲストを部屋に招き入れることができると書いてある。
ちなみに5階フロアーには部屋が二つしかなくて、とても静か。
最上階だが、熱はこもっておらず、エアコンを付けるとすぐに涼しくなった。
階段が少々鬱陶しいが、慣れてくると、かなり快適に過ごすことができた。
地図と周辺施設
いわずとしれたソイチャイヤプーンである。
地図上では、Chaloem Phrakiat 25(サードロードソイ25)となる。
地図
LKメトロの場所がわかっていれば、すぐにたどりつける。
ソイチャイヤプーン入り口ブッカオ側
前述のとおり、ソイチャイヤプーンの路面はきちんと舗装されていない。
雨が降ると、この通りの惨状に。
たとえ晴天でも道はデコボコで、キャスター付きの大きなスーツケースは移動するのは大変だろう。
ソイチャイヤプーンには、怪しげなマッサージ屋が多数並ぶ。特に解説はしないが、オイルマッサージ200バーツで誘いを受けると、別のスペシャルなお誘いがやってくる。オイルだけに油断は禁物である。
ソイの中ほどにある食堂は、何でも揃う手軽なタイ料理屋。
チムチュムも置いてあるし、ピザや洋食まで扱うという無節操ぶりだ。
⇒ソイチャイヤプーンにある食堂。ぶっかけ飯、イサーン料理、洋食まで何でもそろって、日本語も通じるよ。
(この記事に詳しくタイ料理を書いておいたが、店の外観はだいぶ変わってしまっている。上掲写真が最新のもの。)
ブッカオ寄りには、欧米人向けのレストランやバーが多い。
不良ファランの溜まり場となっており、慣れない日本人にはやや敷居が高い。
隣のソイエキサイトへ入ってすぐ脇道には、日本語看板と日本語メニューの食堂があって便利。味もいい。ここは日本人ウェルカム。
⇒ソイエキサイト脇道の食堂は日本語メニューあり。味良し、使い勝手良し。
朝食なら、同じくソイエキサイト脇道のBITESのイングリッシュブレックファストがいい。100バーツで腹一杯になれる。
⇒ここはおすすめ。BITESの満腹イングリッシュブレックファースト100バーツ@ソイエキサイト
あとは、定番のブッカオ名無し食堂も近い。
サードロードまで行くと、さらに安くてうまいローカル飯が目白押し。
バミーならこちら。
⇒サードロードのバミー専門店のスープは赤くて美味いのであります。
ソイボンコットも近い。
⇒ソイボンコットの59バーツステーキ屋に行ってみた。コスパ高しの優良店かな。
⇒ソイボンコットにあるオススメのクィティアオ屋。ナムトックのスープが絶品なり。
⇒食べ放題で139バーツ、ソイボンコットのムーガタ屋
この周辺に滞在していると一食100バーツあれば、かなり満足な食事が取れる。
ビーチロードに比べると、ホテル代や飲食代が半分どころか3分の1まで下げられるはずだ。
もちろんソイLKメトロ至近だ。
食事や遊びどころにはまったく困らない。
宿泊料金
アゴダで以下のような価格だった。
また6月下旬のアゴダ価格を調べると以下のとおり。
税込みで450バーツとなる。
現地でのウォークイン(飛び込み)価格
スタンダートルーム:490バーツ
デラックスルーム:590バーツ
スーペリアルーム:690バーツ
ネットで予約していったほうが安くなるようだ。
各サイトによって微妙に料金が違うんで、それぞれチェックしてみてほしい。
総評
ホテルが古い建物だとはわかったいたし、一泊450バーツと安いんで、まったく期待していなかった。
が、想像以上にしっかりしていて、さすが老舗ホテルだと思わされた。スタンダードルームなのに、部屋はけっこう広かった。
たぶん、定期的にリノベーションしているはず。
オーナーらしきファランがロビーであれこれ指示を出していた。
昼間のスタッフはちょっときつめの雰囲気だったが、夜間と早朝のフロントスタッフは、かなりフレンドリー。
5階の部屋をあてがわれると、少々しんどいが、逆に静かな滞在が可能となる。
立地条件はすばらしいんで、これで1泊450バーツはかなりお得だと思う。
ただし、新築同然の綺麗さを求める人にはまったく向いていない。またリゾート感も皆無です。
立地条件とコスパ重視の人には利用価値あり。
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