アソークはバンコク中心部とでもいうべき立地。BTSと地下鉄の両方が使えて交通至便だ。
近所には高層ビルもあれば、ターミナル21という大型ショッピングモール、ソイカウボーイという繁華街もある。
よってホテル代は高い。
そんな中、1泊800バーツ以下で泊まれるのが、サムズロッジだ。
数年前に一度泊まったことがあって、当時の印象は、「薄暗くてぼろい、ただの安宿」というものだった。
今回久々の投宿。リノベーションされたようで、部屋が綺麗になっていた。とりわけ浴室が広くて快適だった。
意外と使えると判明。
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目次
サムズ ロッジ (Sam's Lodge Hotel)
場所は、スクンビットのソイ19の脇道。
この標識が目印だ。
ターミナル21の裏手にあたる。
アソーク駅から徒歩3分くらい。まあ便利です。
脇道にあるが看板さえ見落とさなければすぐに見つかります。
ホテル入り口
レセプションは2階。
エレベーターでどうぞ。
フロントで対応したのは、アラブ系とおぼしき男性だった。
タイ語ではなく英語でやりとり。やや無愛想ながら問題なし。
デポジットは1000バーツ。レシートは忘れずにもらっておこう。
部屋代より高いデポジットもどうかと思うが。
もしくはクレジットカード提示でもいいらしい。
鍵だけ渡されて客室へ。
廊下
朧気な記憶と比較すると、以前より廊下は綺麗になっている。
エレベーターから見て左側の部屋だった。
鍵はしょぼい。普通のシリンダー錠。
スーペリアルーム内部
予約したのはスーペリアルーム。
ツインベッドの部屋だった。
ベッドの間に電話代。照明スイッチとコンセントあり。
テレビは旧型かつ小型のブラウン管。
ケーブルテレビのチューナーがついていて、チェンネル変更はそちらで。ほとんど見てないんで、内容はわかりません。さすがにNHKワールドくらいは含まれているはず。
テレビ台の下に冷蔵庫。無料の水が2本。
あと、インスタントコーヒーとカップが置いてある。が、電子ケトルが見あたらない。どうやってお湯を沸かせというのか。
このテレビ上部の壁に扇風機あり。なにげに便利。洗濯物がすぐ乾く。
エアコンは旧型。壁固定式のリモコンタイプ。しかも調節は三段階のみ。ただし、効き目は良好。よく冷える。いや、冷えすぎるかも。
寝る時は扇風機だけでも充分。
クローゼット内にセーフティボックスあり。あとハンガー。
こじんまりとした部屋だが、最低限必要なものは揃っている。
少々古臭い部分もあるが、清掃はきちんとしてあるし、リノベーション済みのようで壁は綺麗に塗り直してある。決して不潔ではない。
浴室内
意外に広くてびっくりした。それに綺麗。
特に洗面台はぴかぴかしている。最近設置し直したのだろう。
シャワーの湯量、温度とも申し分なし。
熱湯をじゃぶじゃぶ浴びれた。
が、温度調整が少々難しい。わずかに蛇口の位置をひねるだけでいきなり熱湯から冷水に切り替わったりと厄介だ。熱湯と冷水を交互に浴びて、血行促進を早める気持ちでのぞもう。
シャワーブースに仕切りガラスはないが段差がついているんで、トイレと洗面台がずぶ濡れになることはない。多少の水しぶきは飛ぶけど。
アメニティは貧弱。
ボディソープくらいしか見当たらなかった。あとは近所のコンビニで買うべし。
以前宿泊した部屋の浴室は、ガラス仕切り付きだったが、これよりも遥かに狭い。
部屋によって間取りがかなり違う模様。
また、今回は窓付きの部屋だった。
ただし、窓の外は隣の建物の汚い壁が見えるだけの殺風景。
見下ろすとこうなる。
掃除のおばさんに聞いたところ、エレベーター側から見て、廊下左側の部屋は窓付き、右側の部屋は窓なしだそうな。
どうやら窓付きの部屋はツインベッドで、窓なしの部屋がダブルベッドになっている模様。
掃除中のところを見せてもらった。
これがタブルベッドルーム。
それほど大きなベッドではない。あとキングサイズベッドの部屋もあるそうだ。
こっちはツインベッドルーム。わたしが泊まったのと同じタイプだが、微妙に間取りが違う。
システムはよくわからないが、同じスーペリアでも、窓ありツインか窓なしダブルに分かれている模様。お好みで指定したほうがいいかも。
特にゲストを招き入れてロングで滞在したい場合はダブルのほうがよさそう。一人寝ならツインでもまったく問題なし。むしろ窓があるほうが閉塞感がなくて快適だ。
海外の格安ホテルでは、同じ予約グレードでも部屋によって当たりハズレがある。これが当たり前。
今回のわたしの部屋はまずまずアタリの部類だろうか。
こういったギャンブル要素も込みで楽しむつもりがないと、東南アジアの安宿には泊まるべきではない。
確実に安定して豪華な部屋に泊まりたければ、この10倍の料金を払って、4つ星5つ星ホテルを予約すればいいのだ。
Wi-Fi無料
受付でパスワードをもらう。
特に早くも遅くもない印象。普通に使えた。
ジョイナーフィー無料
エレベーターに乗れば客室フロアーへ直接行ける。2階のレセプションはスルーできる。
よってIDチェックも何もなし。JF無料だ。
セキュリティ的には少々難がありそうだが、このあたりは自己責任で。
館内設備
何もない。
屋上に憩いのスペースがある。室内禁煙なので、喫煙はこちらで。
エレベーターで最上階へ行って、さらに階段をのぼる必要あり。
都会のオアシス的な雰囲気。安ホテルなのに屋上からの眺めはいい。
室内よりも屋上のほうがWi-Fiの繋がりが良かったような気がする。
地図と周辺施設
地図
空港着が夜中だったため、スワンナプーム空港からタクシーで直接ホテルまで向かった。メーターで220バーツ。
ホテル名は有名でないため、スクンビットソイ19とだけ伝えた。
斜め向かいに有名なキーバンコクホテルがあるので、そっちのほうが通じやすいかも。
キーバンコク前で降りて、少しだけ歩けば、サムズロッジです。
コンビニは駅方面に少し移動すれば、セブンイレブンがある。
コンビニ前には屋台が出る。カオカームーがおいしそう。
教会のすぐ横にあるクイティアオ屋はおいしい。自家製ルークチンが売りだ。
関連記事:手作りルークチンが名物。アソーク・スクンビットソイ19のクイティアオ屋。
ターミナル21が近い。日本食レストラン多数。さらに激安のフードコートもあって、食事に困ることはない。
関連記事:バンコクターミナル21のフードコードでナムトックコームーヤーンを食べる
また、ロビンソンデパートも近い。地下にあるトップススーパーマーケットは便利。トップス横にフードコートがある。
関連記事:スクンビット・ロビンソンデパート地下TOPSフードコートのカオソーイ
ソイカウボーイが歩いて5分くらい。信号を渡る必要があってちょっと時間がかかる。
テーメーカフェも徒歩5分かからない。
ナナプラザまでは10分以上かかるだろうが、徒歩圏内。
BTS(モノレール)のアソーク駅、MRT(地下鉄)のスクンビット駅が使える。徒歩数分。
観光にも夜遊びにももってこいの立地だ。
昼間は部屋にいても何も面白くない。ホテルは寝るだけとわりきっている人向けです。
宿泊料金と予約先
Agodaで予約して、スーペリアルームが1泊750バーツほどだった。
5月の料金を調べてみると、1泊708バーツ。
立地条件を考えると、この価格は安いと思う。
アソーク周辺では1000バーツ以下のまともなホテルを探すのはけっこう難しいので。
が、1000バーツの価値はない。
800バーツ前後で予約できるなら、泊まる価値はあるかなと。
まとめ
ホテルにサービスや設備を期待する人は泊まってはいけません。
アソーク界隈では破格的に安い。それだけに期待も厳禁。
寝るだけと割り切れる人なら問題なし。いや、ゲストハウス系に慣れている人なら、充分すぎるほど快適です。
より多くを求める人は、近所にいいホテルがいくつもありますね。
サムズロッジ斜め向かいのキーバンコクはわりと評判もいいんで無難でしょうね。価格は3倍ほど跳ね上がってしまいますが。
⇒ザ キー スクンビット バンコク バイ コンパス ホスピタリティ
ナナ・アソーク界隈の1000バーツ前後ホテル宿泊レポートはこちらから。
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