ユナイテッド航空マイレージプラスでマイルを貯めて、海外旅行のための特典航空券を使っている。
今年1月には、実際に関空からバンコクへタイ航空の特典航空券を購入した。片道で必要マイルは22,000マイルだった。
マイレージプラスは、ANAマイレージなどと違い、燃油サーチャージがかからないのがメリット。さらに片道購入が可能で、キャンセルも無料。
ANAのタイ行き直行便のない関空組のタイ好きにとっては、ユナイテッド航空マイレージプラスでマイルを貯めて、タイ航空でタイへ行くのがもっとも利便性が高い。
この10年以上ずっと愛用してきた。
が、突然の悲報がやってきた。
特典航空券の必要マイル数の変更だ。
それも日本発バンコク行きのマイル数が大幅アップしたのだ。
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マイレージプラス特典航空券必要マイル数大幅アップ
マイレージプラスのホームページで、今年7月の関空発バンコク行きの特典航空券を調べていると、こんな表示になった。
タイ航空のエコノミークラスで片道35kマイル。35,000マイル。
セーバー特典でもこの必要マイル数だ。
22,000から35,000へ一気に必要マイルが上昇している。
他の日程でも同様に片道35,000マイル必要との表示。
東京発バンコク行きでも当然同じ内容だ。
羽田発バンコク行きのタイ航空片道が35,000マイル。
やなり必要マイル数が大幅アップ。
往復だと、44,000マイルから70,000マイルに上昇。これはきつい。
さらにひどいのはビジネスクラスだ。
なんと、片道で90,000マイル必要となった。往復では18万マイル。
今年1月に友人がタイ航空のビジネスクラスの特典航空券で往復したが、必要マイルは10万弱だったそうな。
実に2倍近い値上げだ。
ちなみにファーストクラスだと、片道11万マイル必要となった。
もはや雲の上の存在で、成層圏を飛び越えそうな勢いだ。
マイレージプラスは引き続き、片道での発券が可能。やはり燃油サーチャージはかからない。空港税のみで発券できる。
必要マイル数は大幅アップしたが、現金払いが最小限で済むのは、マイレージプラスのいいところではある。
でも、それにしても一気に上げすぎでしょう。
ANAとタイ航空のマイレージについて軽く調べてみる。
日本ーバンコクの片道必要マイル数
ユナイテッド航空マイレージプラス
エコノミークラス 22,000⇒35,000(セイバー特典)
ビジネスクラス 49,500⇒90,000
ANAマイレージクラブ
エコノミークラス 15,000~19,000(時期によって変動)
ビジネスクラス 27,500~31,500(同)
タイ航空ロイヤルオーキッドプラス
エコノミークラス 22,500
ビジネスクラス 47,500
同じスターアライアンス系列でもこれだけの違いがある。
さすがに今回のマイレージプラスのタイ行き特典航空券の値上げ幅はえぐい。
さらには、JCBマイレージプラスのクレジットカード年会費が値上げとなった。セゾンマイレージプラスの年会費も値上げだ。
ダブルパンチである。
マイレージプラスでマイルを貯めるのはもはや得策ではない気がする。
特典航空券でも燃油サーチャージが必要で往復購入が必須だけど、ANAマイレージクラブに乗り換えようか。
それとも、無難にタイ航空ロイヤルオーキッドプラスにするか。まあ、これも燃油サーチャージがかかるんだけど。
据え置き路線もあり
ちなみに、今回のマイレージプラスの特典航空券必須マイル数の大幅アップは、バンコク行きなど一部国際線のみに適用されたようだ。
据え置きの路線もある。
マニラ行きは、片道22,500マイル。
香港行きも22,500マイルだ。
また、日本国内線は距離次第だが、最低5,000マイルを維持している。
伊丹から羽田までANAで片道5,000マイルで特典航空券が購入できる。空港税は710円のみ。これは安いままだ。
ただねえ、大阪ー東京の国内線なんてLCC使えば、余裕で1万円未満だし、わざわざマイル使うほどの価値があるかは微妙。
まとめ
というわけで、マイレージプラスでマイルを貯めて、タイ旅行にあてている人には大きな悲報と相成りました。
バンコクまで片道35,000マイルは、やりすぎでしょ。
マイレージプラスでマイルを貯めるなら、タイ以外の違う路線を目当てにするのがよさそう。マニラならまだ使えるし、いっそアメリカやヨーロッパを目的にするとか。
個人的にはバンコク目当てのマイルを貯めるのはもうやめにする。がんばってマイルを貯めて、いつかビジネスクラスを使ってやろうかと思っていたが、もう無理ゲーです。
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