3月1日より再開が許可されるようになったタイの空港での国際線トランジット・トランスファーについて、CAAT(タイ民間航空局)による詳細なガイドラインがようやく発表になった。
施行は3月1日からだが、正式なガイドラインがホームページに掲載されたのは3月3日だ。
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スワンナプーム空港でのトランジット/トランスファー
インフォグラフィックはタイ語のみとなる。
CATTのホームページでは英語版ページもあり。
⇒CATT
以下、概要。
2021年2月22日のCCSA(感染対策センター)の承認によって、タイの空港でのトランジットが認められるようになった。
これの承認を受けて、CATTがガイドラインを設定した。
3月1日から有効。
トランジットあるいはトランスファーが認められるのはスワンナプーム空港のみ。
各乗客は、以下の3点の書類をセットで用意することが求められる。
・Fit to Fly健康証明書
・旅行72時間前までの陰性証明書(PR-PCR検査による)
・タイ滞在中にコロナの治療やそのほかの保証をカバーする補償額10万ドル以上の海外旅行保険(全世界あるいはタイを含む必要あり)
搭乗券を発行する前に航空会社が3点の書類を確認する。もし書類が不十分であると判明した場合は、搭乗券は発行されないものとする。
スワンナプーム空港内では、指定されたエリアのみ利用可能。コンコースEのみとして、他のエリアに出てはいけない。
移動は、Sealed Routeを通ることとする。
もしコンコースEが使えない場合は、コンコースFを利用すること。
トランジット・トランスファーのために待機する乗客及び搭乗員は、常にマスクを着用し、アルコール手指消毒薬を用意すること。
待機エリアでの飲食サービスは、定められたエリアでのみ行えるものとする。
エリア使用中は常に監視される。
トランジット・トランスファーの待機時間は12時間を越えてないならない。
異常事態が発生した場合は、航空会社のスタッフが乗客をバスで運び、ゲートD3あるいはD4で待機させる必要がある。
空港のトランジットエリアではスクリーニング検査は行われない。
もしも乗客に病気または病気の疑いが検出された場合は、航空会社が全責任を負うものとする。
まとめ
Fit to Fly健康証明書、陰性証明書、10万ドルの医療保険が必要。
ASQホテルの予約以外は、タイ許可証(COE)取得と同じ条件といえるほど厳しいものとなっている。
タイに入国するわけでもないのに、この条件はさすがにどうかと思う。
トランジットないしトランスファーで向かう先の国が同じ入国書類を求めているならいいだろうが、わざわざトランジットのために、3つの書類を揃えるのはあまりにも面倒。
スワンナプーム空港内でのトランジットは何度か経験したことがあるが、特にこれといって時間を潰すような施設や娯楽はない。
当初は待機時間中のショップ利用は禁止となっていたが、どうやら飲食自体は許可となったようだ。
それでも長時間のトランジットはしんどそう。
あまりおすすめはできないが、とりあえずスワンナプーム空港での乗換えは可能となった。
なお、CAATホームページには記載がないが、国際線から国内線への乗り換えは不可だと思われる。あくまで国際線から国際線への乗り換えに限定されるはずだ。
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