タイのインスタントラーメンといえば、MAMA。国民食といえるほど浸透している。
MAMAが一番有名なので、インスタントラーメンのことをMAMAと総称するほどだ。
MAMAはタイのメーカーだが、日本のインスタントラーメンも多く出ている。味の素のほか、インスタントラーメン元祖の日清も当然進出。カップヌードルも販売している。
このたび、一風堂のインスタントラーメンが登場した。タイで新発売である。ちょっと気になるので2種類食べてみた。
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タイの一風堂カップラーメン
セブンイレブンではじめて見かけたのは2024年2月頭のこと。
その少し前に発売開始になったはず。
赤丸と白丸の2種類あり、どちらも30バーツ。約120円。
MAMAの2倍くらいの価格だ。
NISSINと書いてあるので、日清が製造しているものだ。
白丸博多とんこつ
まずは、白丸博多とんこつから食べてみよう。
容器の上には、香豚油の袋が貼り付けてある。
カップにお湯を注いで3分くらい待ち、最後に香豚油入れて出来上がり。
日本で一風堂のラーメンは食べたことがない。
タイにも一風堂は進出しているが、これまた未体験。
よって、一風堂と名の付くラーメンを食べるのは完全に初。
うん、とんこつですな。
日本で売られているインスタントラーメンとんこつ味と言われても違和感なし。
ただ、味はちょっと薄めのような気がした。
とんこつには違いないけれど、パンチは弱め。どことなく上品な感じ。
スープの味を濃くしたいなら、お湯は少なめにしたほうがいいかも。
また、量は少ない。
日本で売られているカップ麺と比較すると明らかに物足りない。でもタイでは袋麺の量も少ないので、これはこんなものだろう。
セブンイレブンで売られている餃子と一緒に食べると、軽い昼食にちょうどいいくらいの量になる。
赤丸博多とんこつ
続いて、赤丸博多とんこつも食べてみよう。
こちらは、黒蒜油の袋がついている。ブラックガーリックオイルだそうな。
赤丸だけあってスープは少し赤みががっている。
うーん、なんか微妙な味だなあ。
とんこつ風味があまりしない。
赤丸の赤の意味はなんなのだろうか。
一風堂の実店舗で食べたことがないため、赤とか白についての知識ゼロ。
いや、でも全然まずいわけじゃない。
カップラーメンとしては普通に食べられる味だ。
今回も餃子をセットにしていただく。餃子はわざわざ揚餃子にしておいた。
この組み合わせはばっちり。
カップラーメンが30バーツで、餃子が32バーツだったか。
合わせて62バーツで、ほぼ日本の味のラーメン餃子セットが食べられる。
ちなみに、タイの日清からは豚骨ラーメンのインスタント麺が以前から売られている。10バーツだ。
一風堂の白丸と同じ系統で、いかにもとんこつという風味がする。
白丸よりとんこつ加減は強烈だ。人工的な野性味とでもいえばいいのか、とにかく匂いがすごい。
食べ終わったあとは部屋の中にとんこつ風味が広がり、次の日まで匂いが残るほどだ。
その店、白丸はマイルドなとんこつ。食べやすくて、おいしいのは白丸のほう。
まあ価格は3倍もするけれど。
というわけで、一風堂の白丸と赤丸では、白丸のほうが好みだった。
無難にとんこつラーメンを食べるなら白丸でどうぞ。
なお、タイのコンビニでカップラーメンを購入する際、店内にある給湯器でお湯を注ぐことができる。これはレジで会計する前にお湯を入れる。熱々の容器をレジに持って行って会計する。
電気ポットのないホテルの部屋に滞在している旅行者でも、簡単にカップ麺が食べられる。
一風堂のカオソーイラーメン
ちなみに、パタヤにも一風堂の実店舗がある。
セントラルパタヤの地下のビーチ側に店を構えている。
2019年にオープンした。
気にはなっているけれど、かなり強気価格設定のため、まったく手が出ないでいる。白丸で1杯250バーツくらいはするはず。
現在は、カオソイ豚骨ラーメンなる限定メニューを販売中。すべての店舗ではないけれど、セントラルパタヤ店で扱っている。
カオソーイと豚骨ラーメンを組み合わせとは、おもしろいアイデアだ。
巨大な角煮が入っていて、ちょっと気になる。
でもお値段340バーツ。1400円くらい。やっぱり手が出ない。
日本の一風堂では当然扱っていない。タイでしか食べられない。
一風堂ファンに人は、タイ旅行の際の記念に食べてみてはいかが?
タイの一風堂は高く感じる。
パタヤ沈没組は、せいぜいカップラーメンで満足するとしよう。
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