タイは2月1日より再開国する。
1月28日の官報掲載により正式決定し、1月31日付けで在東京タイ王国大使館が新しいタイ入国手順についてお知らせを発表している。
またCCSAやTATが新たな情報も報じている。
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目次
2022年2月1日以降にタイ渡航予定のタイ国籍を有しない方 の入国手順
以下、タイ大使館による情報を引用しておく。一部割愛。
1月31日発表で、内容は1月27日時点のものとなっている。
2022年2月1日以降にタイ渡航予定のタイ国籍を有しない方 の入国手順
31/01/2022
■要件(2022年1月27日現在)
1. タイ渡航をご希望の方はThailand Pass 申請システム https://tp.consular.go.th にて渡航予定日の7日前までに登録が必要になります。Thailand Pass システムにてご登録後 QRコードが発行されますの で、チェックインカウンターでの搭乗手続き時、及びタイ到着時の入国手続き時にご提示下さい。
2. ワクチン接種状況に応じてタイ入国措置が異なります。
【2.1】渡航日の14日前までに新型コロナウィルスワクチン接種を規定の回数終えており、ワクチン接種証明書をお持ちの方は以下の措置にて入国可能です。
【2.1.1】Test&Go(検疫隔離免除)
RT-PCR検査を2回実施するための滞在1日目及び5日目の2泊分ホテル予約確認書が必要になります(提携病院を持つ AQ/SHA Extra+/ OQ/AHQ に限る)。新型コロナウィルス非感染が確認された場合のみ、ホテルの自室より外出が認められます。なお、滞在1日目及び5日目の宿泊は同一ホテル/同一エリアである必要はありません。必要書類をご準備の上、Thailand Passをご申請下さい。
(1) パスポート
(2) 国の公的機関・地方自治体により発行されたワクチン接種証明書 (ワクチンパスポート)
(3) AQ/SHA Extra+/OQ/AHQにて滞在1日目及び5日目の2泊分予約確認書(それぞれの予約確認書にRT-PCR検査が含まれることを明記して頂く必要があります。)
(4) 5万USドル以上の治療補償がある医療保険証(タイ国籍者は必要ありません)
** ご渡航の際、渡航前 72 時間以内に発行されたRT-PCR検査による新型コロナウィルス非感染証明書をご準備下さい(タイ国籍者含めて渡航者全員)。 なお、各航空会社の新型コロナウィルス RT-PCR 検査要件が異なる場合がありますので、ご利用の航空会社に直接ご確認下さい。
【2.1.2】Alternative Quarantine (AQ) ホテルにて 7 日間隔離必要書類をご準備の上、Thailand Passをご申請下さい。
(1) パスポート
(2) 国の公的機関・地方自治体により発行されたワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)
(3) Alternative Quarantine(AQ)の 7 泊分予約確認書(2回のRT-PCR検査が含まれることを明記して頂く必要があります。)
(4) 5万USドル以上の治療補償がある医療保険証(タイ国籍者は必要ありません)
** ご渡航の際、渡航前 72 時間以内に発行されたRT-PCR検査による新型コロナウィルス非感染証明書をご準備下さい(タイ国籍者は必要ありません)。なお、各航空会社の新型コロナウィルス RT-PCR 検査要件が 異なる場合がありますので、ご利用の航空会社に直接ご確認下さい。
【2.1.3】SHA Extra+ 又は AQホテルにおけるサンドボックス制度利用サンドボックス制度対象エリアは以下の4エリアになります。
【1】プーケット県・クラビ県・パンガー県
【2】スラーターニー県(タオ島、パンガン島、サムイ島)
【3】 チョンブリ―県(パタヤ、バーンラムン、シーラチャー、シーチャン島、サッタヒープ(ナーチョムティエン及び バーンサレ))
【4】 トラート県(チャーン島)
必要書類をご準備の上、Thailand Passをご申請下さい。
(1) パスポート
(2) 国の公的機関・地方自治体により発行されたワクチン接種証明書 (ワクチンパスポート)
(3) SHA Extra+ 又はAQホテルの 7 泊分予約確認書、及び2回のRT-PCR検査予約確認書
(4) ご渡航の際、渡航前 72 時間以内に発行されたRT-PCR検査による新型コロナウィルス非感染証明書をご準備下さい(タイ国籍者含めて渡航者全員)。また、滞在期間中に2回のRT-PCR検査を受検して頂く必要があります。1回目はタイ到着日(0~1日目)に実施し、新型コロナウィルス非感染が確認された場合のみ、サンドボックス対象エリア内の移動が可能になります。最初の 7 日間はご予約のホテルにて滞在が義務付けられており、外泊は禁止です。
2回目のRT-PCR検査は滞在5~6日目に実施し、2 回分のRT-PCR検査による新型コロナウィルス非感染証明書をお持ちの場合は、他県へ の移動が可能となります。(注):サンドボックス制度のRT-PCR検査の予約方法に関しては、プーケット県・クラビ県・パンガー県の場合はhttps://www.thailandpsas.com にてRT-PCR検査をご予約頂き、他のサンドボックス対象エリアの場合はホテル予約確認書にRT-PCR検査が含まれることを明記して頂く必要があります。
(5) 5万USドル以上の治療補償がある医療保険証(タイ国籍者は必要ありません)
** プーケット県・クラビ県・パンガー県・スラーターニー県(タオ島、パンガン島、サムイ島)で滞在する場合に限り、4県間のホテル変更が認められます。滞在期間7日の間に最大3ヶ所まで宿泊可能です。【2.2】新型コロナウィルスワクチン未接種、もしくは規定の回数終えていない方に関してはAlternative Quarantine (AQ) ホテルにて 10 日間の隔離措置となります。必要書類をご準備の上、Thailand Passをご申請下さい。
(1) パスポート
(2) 国の公的機関・地方自治体により発行されたワクチン接種証明書 (ワクチンパスポート / ある場合)
(3) Alternative Quarantine (AQ)の 10 泊分予約確認書(滞在0~1日目及び 8~9日目の2回分RT-PCR検査が含まれることを明記して頂く必要があります。)
(4) 5万USドル以上の治療補償がある医療保険証(タイ国籍者は必要ありません)
** ご渡航の際、渡航前 72 時間以内に発行されたRT-PCR検査による新型コロナウィルス非感染証明書をご準備下さい(タイ国籍者は必要ありません)。なお、各航空会社の新型コロナウィルス RT-PCR 検査要件が異なる場合がありますので、ご利用の航空会社に直接ご確認下さい。
--------------------------------------------------------------------------■その他条件(2022年1月27日現在)
** 2022年2月1日よりTest&Go(検疫隔離免除)によるタイ入国の登録受付が開始されます。(出発国の制限はなし)
** 新型コロナウィルスワクチン接種証明書をお持ちの方は、Thailand Pass承認手続きの円滑化のため、日本政府が提供する新型コロナワクチン接種証明書アプリにて取得したICAO VDS-NC (海外用QRコード)をThailand Passシステムにアップロードして下さい。
** サンドボックス制度利用の際の移動手段は以下の通りになります。
【1】プーケット県 : タイ国外からのプーケット直行便もしくは第三国経由のプーケット行き便
【2】クラビ県・パンガー県 : プーケット国際空港より陸路による移動(sealed route)、もしくはタイ国外からのクラビ・パンガー直行便
【3】スラーターニー県 : タイ国外からのサムイ島直行便、もしくはスワンナプーム国際空港経由の sealed route domestic flight(便名がPG5xxx等、数字の5で始まる数字4桁の便に限る。)タイ入国に際し、タイ王国保健省により許可承認されたワクチン
■ 18歳未満の方に対するタイ入国措置:2022年1月27日現在
** 6歳未満の子供の場合、ワクチン接種証明書及びRT-PCR検査による新型コロナウィルス非感染証明書を提示する必要はありません。ただし、保護者と共に渡航する必要があり、隔離期間は保護者のワクチン接種状況により決定された隔離期間と同じになります。またタイ到着後、唾液(saliva testing)によるRT-PCR検査を受けることができます。** 6~11歳の子供の場合、ワクチン接種証明書を提示する必要はありません。ただし、渡航前72 時間以内に発行されたRT-PCR 検査による新型コロナウィルス非感染証明書が必要となります。また、保護者と共に渡航する必要があり、隔離期間は保護者のワクチン接種状況により決定された隔離期間と同じになります。
** 12~17歳の子供の場合、ワクチン接種を少なくても 1 回終えている場合はワクチン接種条件を満たしていると見なされ、ワクチン接種が必要となる入国カテゴリーにて一人で渡航可能になります。または、ワクチン未接種の場合は保護者と共に渡航する必要があり、隔離期間は保護者のワクチン接種状況により決定された隔離期間と同じになります。なお、全ての12~17歳の方は渡航前72 時間以内に発行されたRT-PCR 検査による新型コロナウィルス非感染証明書の提示が必要となります。
■ 新型コロナウイルス感染歴がある方に対するタイ入国措置:2022年1月27日現在
** 感染後14日間~3ヶ月経過してタイへ渡航する場合、医療機関より発行された治癒証明書(完治もしくは症状なしと記されたもの)を提示することにより、渡航前の RT-PCR 検査結果が陽性であった場合もご渡航は可能です。
** 感染後3ヶ月以上経過してタイへ渡航する場合は、感染後にワクチン接種を少なくても 1 回終えている必要があります。なお、感染前に新型コロナウィルスワクチン接種を規定の回数終えている方については、ワクチン接種条件を満たしていると見なされます。--------------------------------------------------------------------------
2022年2月1日以降の空路でのタイ入国手順
(注)
** 検疫隔離施設の予約確認書は、宿泊費等全額支払い済み(Fully paidのスタンプ等)が明記されたものをご提出頂く必要があります。
** 各航空会社の新型コロナウィルス RT-PCR 検査要件が異なる場合がありますので、ご利用の航空会社に直接ご確認下さい。隔離措置施設(AQ)
** 各隔離措置施設(AQ)の情報及びご予約についてはこちらよりご確認下さい。
https://entrythailand.go.th
https://www.agoda.com/quarantineth
https://asq.locanation.com/
https://asq.ascendtravel.com/SHA Extra+ ホテル
** SHA+ホテル情報についてはこちらよりご確認下さい。 ホテルに直接ご予約下さい。
https://web.thailandsha.com/shaextraplus(RT-PCR検査による新型コロナウィルス非感染証明書は英文の原本(医療施設のレターヘッドもしくは医療施設の印、及び検査した医師の直筆サイン)が必要になります。また、RT-PCRを使用したことを明確にご記載下さい。)
引用元⇒https://site.thaiembassy.jp/jp/news/announcement/10821/
引用元⇒https://site.thaiembassy.jp/upload/COE/20220131COE/COE20220131.pdf
補足説明
新しいタイランドパスでの入国要件は、1月28日にタイ官報に掲載され正式決定となっている。
今回の在東京タイ大使館の情報は1月27日時点のもの。最新情報ではないし、割愛された情報も多い。
官報掲載後にタイ国政府観光庁(TAT)やCCSAなどが最新情報を発表している。
日本語情報としてはタイ大使館発表のものが公式となるが、英語では他にも公式情報は多数出ている。
また、タイ大使館の発表は役所的な文書となっており、かなりわかりづらい。予備知識がない人がこれを初見で理解できるとは思えない。
TATならびにCCSA発表の最新公式情報をもとに補足しておく。
ワクチン接種済みならTest&Go一択
タイ入国には4つの方法がある。
・Test&Go
・サンドボックス
・AQ強制隔離7日間
・AQ強制隔離10日間
最初の3つは完全なワクチン接種済み旅行者が利用可能だ。
日本でのワクチン接種は、ファイザー、モデルナ、もしくはアストラゼネカのいずれかで、タイ入国に必要なワクチンの種類に含まれている。日本でワクチンパスポートを取得すれば、タイ入国に利用できる。
ワクチン接種済み者向けの3つの入国方法のうち、あえて7日間の強制隔離を利用する人はまずいないだろう。
次にサンドボックスだが、これも制限が多いため、利用する意味はほとんどない。より自由度が高いTest&Goが利用できるのに、わざわざサンドボックスを使う必然性は皆無と言える。制限が多いうえに、価格も高くなる。
2月1日からはパタヤもサンドボックスに加わるが、Test&Goでも到着初日にパタヤを宿泊地とすることはできる。やはり、わざわざサンドボックスを利用する意味はない。
CCSAの説明では、サンドボックスの拡大と継続は、新たな感染拡大が起きて急遽Test&Goが中止となった場合のバックアップモデルとして意味がある。
Test&Goが駄目になってもプーケットやパタヤのサンドボックスでタイ隔離無し入国を継続させ、タイ観光計画を続けるという目的がある。
現時点では、サンドボックスについてはTest&Goと比較すると本当にメリットがゼロ。無視していい。
よって、日本からのワクチン接種済み旅行者が利用するのは、Test&Go一択となる。
どうしても入国後1週間は他の誰とも接触したくないとか、同行する家族がワクチンを接種していないとか、そういった特別な理由がある人は、AQ強制隔離を選択することになろう。
ワクチン非接種者は、10日間のAQ強制隔離のみとなるため他の選択肢はない。
Test&Go5日未満の短期滞在は可能
タイ大使館の情報に含まれていないが、Test&Goでの5日未満の滞在の場合、2回目のPCR検査は不要となっている。滞在5日目のSHA++/AQホテルの予約も不要だ。
タイランドパス申請時に、本来は5日目のホテル予約確認書を添付するところにタイを出国する航空券をアップロードすればいいことになっている。
関連記事:タイ隔離無し入国の短期旅行は可能か
日本からタイへの短期旅行は可能だ。
ただし、タイから日本への帰国時には3日間強制隔離と4日間自宅待機が必要なっている。
プーケットへのスワンナプーム乗り継ぎ可
タイ大使館の情報では、プーケットサンドボックス利用時の移動手段は、「タイ国外からのプーケット直行便もしくは第三国経由のプーケット行き便」となっているが、2月1日からはスワンナプームでのプーケット行きシールドルートフライトが利用可能になるとTATでは発表している。
利用可能なのは、バンコクエアウェイズの特別便のみ。
これはバンコクエアウェイズでも発表済みだ。
2月1日からスワンナプーム乗り継ぎでプーケットへのフライトが利用可能となる。
ただし、同一チケットである必要があるため、別々のチケットだとタイランドパス承認はされない。
たとえば、日本からタイ航空を利用してスワンナプームへ行き、スワンナプーム空港でプーケットへのバンコクエアウェイズ特別便に乗り換える場合は、タイ航空に連絡して、バンコクエアウェイズ便と同一チケットを発行してもらう必要がある。もしくは旅行代理店に同一チケットでの手配を依頼することになる。
とはいえ、2月1日からはTest&Goが利用できるため、最終目的地がプーケットだとしても、到着初日はバンコクのホテルで1泊し、翌日以降、通常の国内線でプーケットに移動するほうが手続きは楽だし、金銭的にも安くなるはずだ。
タイランドパス申請は日本時間で本日午前11時開始
新しいタイ入国制度でのタイランド申請は2月1日午前9時(タイ時間)に再開される。日本時間では午前11時だ。
それまではTest&Goでのタイランドパス申請はできない。
1月31日のCCSA会見では、この件について強調しており、承認されたタイランドパスQRコードを受け取るまでは入国できず、2月1日に入国することは不可能だと述べていた。
タイランドパス承認には最長7日間かかることがあり、タイ大使館では渡航予定日の7日前までに登録する必要があると述べている。
実際には3日程度の承認が多いようだ。
条件がそろえば即時承認も可能。
個人的経験では、昨年11月時のタイランドパス申請は2分で承認された。即時承認といっていい。同じような即時承認報告は他にもある。
ただし、新しいTest&Goでのタイランドパスでどうなるかはまだわからない。
・QRコード付きのワクチンパスポート
・1日目のホテル予約確認書(空港送迎+PCR検査1回付き)
・5日目のホテル予約確認書(PCR検査1回付き)
・5万ドル以上を補償する医療保険加入証書
(Test&Goでタイ滞在5日未満の場合は、5日目のホテル予約確認書のかわりに、タイを出国する航空券が必要)
これらの英文書類がきちんと揃っていれば、即時承認される可能性は高まる。
でも実際に承認されるまでの日数は誰にもわからない。
即時承認となれば翌日の入国でも可能となるが、あまりにもギャンブル性が高いため、推奨はできない。
過去にタイランドパス申請歴がある人ならば、15分で書類用意して、5分でタイランドパス登録して、2分で承認を受けて、QRコード受け取って、翌日入国という流れも不可能ではないけれど、初めての人はまず無理。
書類を揃えるのに時間がかかることもあるため、入国予定日が決まったら、10日前には動き出すのが得策。
3日で書類を揃えて、出発7日前までにはタイランドパス申請という流れがいいだろう。
最初はとまどうことが多い。
焦らずにじっくりやりましょう。
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