タイでは感染第3波が猛威を振るっている最中。
観光業はまたしても大きなダメージを受けている。
政府がタイ開国へ向けてのタイムテーブルを発表しているが、はたして計画通りに進むのか五里霧中状態となった。
こんな状況ではあるが、ホアヒンが10月1日の開国へ向けて名乗り出た。
ワクチン接種を受けた外国人旅行者を隔離無しで迎え入れようという計画だ。
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ホアヒンリチャージキャンペーン
ホアヒンが10月1日に隔離検疫なしで外国人観光客受け入れる計画を立てている。
ホアヒンリチャージキャンペーンという名称での計画だ。
7月1日開国を目指しているプーケットのサンドボックスモデルと同種のもの。
ワクチン接種を受けた外国人旅行者は、エリア内であれば隔離無しで自由に移動できるという開国モデルだ。
そのためには地元住民のワクチン接種が70%進んでいることが条件となっている。
ホアヒンでは、パイロットエリアとして、ホアヒン市とノンケー地区を指定した。このエリアには182軒のホテルがある。
ワクチン接種証明書も持った外国人観光客は、スワンナプームへのフライトか、ホアヒン空港へのプライベートジェットが利用できる。
到着時にPCR検査を受け、陰性ならば外へ出ることができる。移動の前には追跡アプリのThailand Plusを導入していく必要がある。
空港からホアヒンの指定エリア内にあるホテルに向かうことになる。
あとはエリア内であれば自由に行動できる。
このホアヒンリチャージが予定通りに開始できれば、中国、ドイツ、スカンジナビア、イギリス、日本などから約10万人の観光客と、12億バーツの収入がもたらされると地元では期待している。
計画実現のためには、ホアヒンで6月1日までにワクチン接種を開始し、9月30日まで続ける必要がある。必要なワクチン接種回数は353,498回。
この中には、ワクチン接種が必要な89,880人の観光事業者も含まれる。
ホアヒンリチャージ計画は、5月6日の国家観光政策委員会の会議に提案され、CCSAでの承認を求めるとしている。
参照:https://www.bangkokpost.com/business/2105995
まとめ
プーケットのサンドボックスモデルでの開国が7月1日予定。
そのあと、10月1日に、パタヤやクラビやチェンマイやサムイ島が続くことになっている。
この10月1日開国グループにホアヒンも加わろうという計画となる。
ホアヒンはバンコクから車で数時間で移動できる距離。
パタヤよりは少し遠いが、条件的には似たようなものだ。
パタヤで可能ならばホアヒンでもできなくもなさそう。
でも、誰もが率直に思うに違いない。
今のタイの状況を考えれば、7月1日のプーケット開国も、10月1日のパタヤ開国ホアヒン開国も、間に合うはずがないと。
まだ決定ではないが、せっかく10日に短縮した隔離期間を14日に戻そうと保健省が提案している。
それなのに隔離無しでの入国を認めるだろうか。
プーケット開国予定まであと2ヶ月、パタヤ・ホアヒン開国まであと5ヶ月ある。
長いようだが、短い。
期待半分以下で、状況を見守っていくしかなさそう。
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