ソイブッカオ近辺で、ムーガタが食べられる店はほとんど見当たらない。
サードロードやパタヤタイまで足を運ぶ必要がある。もしくは、ハリウッド前か。
今回紹介するのは、ブッカオで気軽にムーガタが食べられる、おそらく唯一の店。
(たぶん、他にはないと思いますが、あったら教えて下さい。)
場所は、ブッカオのやや北側で、常設市場の少し南側あたり。空き地の隣だ。
通りに面しているので、いやでもわかるはず。
このノボリが目印だ。
目にした人も多いはず。
詳しい地図は、最後に載せておきます。
ムーガタ(ムーカタ)とは、ジンギスカン鍋のような鍋を使って、焼き肉と鍋料理を一緒に味わうことのできる料理。
豚と野菜がメインだが、シーフードでもインスタント麺でも何でも焼いたり鍋に入れたりする。
広告
FRANDRIA フランドリアゲストハウス&レストラン
店の名前は、フランドリアと読むのかな。
名刺には、ベルギーバー、ゲストハウス、レストランと書いてある。
最後のfrietkotは、わかりません。たぶんフランス語でフライドポテト屋のことかな。
上階は、ゲストハウスになっていて、レストラン奥に入口がある。
夜はバーとしても営業しているようで、バーカウンターもあり、ビリヤード台も置いてある。
記憶が確かなら、おそらく数年前まではソイLKメトロの中にあったはず。移転してきたのか。
ボスのパトリックさんは、きっとベルギー人。
ちょっと無愛想な強面だが、たぶん、悪い人じゃない、と信じたい。
今回、ムーガタの看板にひかれて初めて入ってみた。
よって、食べたのはムーガタのみ。
後述するように、ここはイサーン料理が充実しており、できればイサーン料理を食べてほしい。
でも、まずは、ムーガタから。
ムーカタ1セット180バーツ
ここは、食べ放題店ではない。
まずは、決まった内容のセットで提供される。
1セットが180バーツ。
追加メニューあり。
あとは、個別で追加していけばいい。
もちろん、はじめから2セットを注文してもいいだろうけど。
今回は、肝臓だけをはじめから追加注文した。
セット内容はこんな感じ。
肉も野菜も少なめかな。
七輪と鉄板鍋は、他のムーガタ屋と変わりなし。でも火力はちょっと弱め。
では、スタート
途中の写真は割愛。
ゴール
うーん、だめだね、ここは。
野菜の鮮度が悪い。シャキシャキ感もなければ、みずみずしさもない。
肉も質が悪い。
豚スライスはそこそこ食べられる味だけど、あとの肉は細切れで味もよくない。
タレは、妙に酸っぱい。
まあ、180バーツなんで、期待するだけ野暮ってものだが、もうちょっと質を向上してほしいなあ。
同行したタイ人いわく、「マイアロイ」。
たしかに。
マイアロイなムーガタであった。
ムーガタ1セット、追加の肝臓一人前、コーラ2本で、お会計269バーツ。
二人で食べるには、ちょっと物足りない量だった。
開店は午前10時からだが、ムーガタは午後2時からの取り扱い。
わたしが入店したのは午後3時半頃。
入店時客はゼロだったので、おそらくその日初めてのムーガタ利用客だったと思う。
完全な憶測だが、前日の残りものを出されたのかとうたぐってしまうほどの鮮度の悪さだった。
それとも、これが標準レベルなのかな。
もうちょっと味がよくなれば、利用しやすい場所にあるんで、リピートも考えていいんだけどなあ。
現状では、ちょっと厳しい。
ちなみに、無料の飲料水も置いてある。
イサーン料理
ムーガタを食べている間、隣のテーブルに、タイ人が二人で食べにきていた。
この手のファラン経営のレストランにタイ人だけで食べるに来るのは珍しいかも。
ラーブなどのイサーン料理を追加注文してバクバク食べていた。
近所の人からの出前もちょこちょこ注文が入っている。
どうやら、タイ料理の評判は良さそうだ。
タイ料理用のメニューが別に用意してある。
しかも妙にイサーン料理が多いのだ。
以下、メニューの紹介。
ソムタム
ソムタム40バーツから。
細かく分かれている。
英語メニューで「Papaya salad in tray」と書かれた、大皿に盛られたソムタムは、イサーン人にとってのご馳走らしい。130バーツ。
おそらく下から3番目の写真がそれだと思う。
見るからに豪華そうですな。
ラーブ(ISAN SPICY SALAD)
ラーブ60バーツから。
英語表記で判然としないけど、種類は豊富。
炭火焼き
ガイヤーン50バーツ。
コームーヤーンが60バーツ。量次第だけど、けっこう安い。
牛タンもあって、80バーツ。
ヤム(THAI SPICY SALAD)
ヤムウンセンが60バーツから。
ヤムウンセンタレーで70バーツ。
ヤムママーも置いてあり、タレーなら同じく70バーツ。
レストランにしては、安い方。
白ご飯とカオニャオは10バーツ。
これまた、良心的なお値段。
メニューを見る限りでは、けっこう充実している。
意外とブッカオ沿いでのイサーン料理の穴場かもしれない。
てっきりムーガタとファランフードだけだと思って、甘く見ていた。
ローカル食堂や屋台に比べると少しは清潔度が上だと思うんで、衛生的に心配な人でもここなら大丈夫のような気がしないでもない。
まあ、厨房に関しては、ローカル食堂と大差ないようだけど。
そんなわけで、このレストランでは、ムーカタはやめて、イサーン料理にすべし。
ベルギー式フライドポテト
でも実は、個人的に一番気になるのは、本場ベルギー仕込みのフライドポテトなんだけどね。
Friets Mayonase
フランス語でフリットないしフリッツ。
イギリス英語ではチップ(ス)。
アメリカ英語ではフレンチフライ(ズ)。
和製英語ではフライドポテト。
実は、フライドポテトの発祥地はベルギー。
マヨネーズをかけて食べるのがベルギースタイルらしい。
ベルギーに行ったことはあるけど、現地でポテトを食べたことはない。
フライドポテト愛好家のわたしとしては、何とも気になるではないか。
食べてみたいのだが、いかせん75バーツはちょっと高い。
ローカル屋台メシの2食分近い金額ともなれば、さすがに躊躇してしまう。
フランドリアには、他にもベルギー料理を置いてあるが、どれも高め。
ミートボールのトマトソースがけもベルギーの名物料理らしい。
興味のある人は、どうぞ。
地図と営業時間
店の横の空き地の様子
この空き地には、数年前までイサーン料理屋があり、おいしいチムチュムが食べられたが閉店。残念。
向かい側は、サードロードのソイ21(ソイPP)入り口。
店内から見た位置関係
ソイ入り口に見える、BBQ RIBS 49バーツの店は、以前取り上げたので、そちらも参考に。
関連記事:ブッカオ・ソイPPの49バーツステーキ屋のBBQリブは意外と本格的でうまかった
営業時間は、朝10時から深夜3時まで。
ただし、ムーガタは午後2時からとのこと。
まとめ
ブッカオ沿いでムーカタが食べられる店は、おそらくここだけ。
そして、ムーガタとイサーン料理とベルギー料理が一度に食べられるのは、おそらく世界でここだけだろう。
推奨はイサーン料理だけど、まあ、お好きなものをどうぞ。
近所には、ギリシャ料理レストランもある。
うーん、ヨーロッパとアジアの料理がこんな身近に食べられるソイブッカオ。素晴らしい。
パタヤのムーガタに関しては以下の記事も参照してください。
関連記事:パタヤの食べ放題ムーカタ屋、ニンジャ。行き方と食べ方など。
その後、ソイブッカオ北側に移転している。
移転先ではムーガタの取り扱いなし。また、ベルギー料理推しもやや弱まっている印象。普通のファラン飯屋にタイ料理がプラスされた感じとなっている。
おまけ。チムチュムについて
ついでに、チムチュムについて。
たまに読者の方から質問をいただきますし、わたしも探しています。
が、チムチュムが食べられる店は、わたしの知るかぎり、パタヤ中心部やブッカオには見当たりません。
ひょっとしてブッカオソイ15(ブッカオからアベニューへ抜ける道)のローカルレストランにチムチュムが置いてあるかもしれませんが、未確認です。以前は確かに置いてあったような気がするんだけれども。
(追記)
ソイブッカオ近辺でチムチュムを食べられる店が少し増えてきた。
確実なのは、ソイテンモーのチムチュム屋。
⇒ブッカオでチムチュムを食べる@ソイテンモー
サードロード、パタヤタイ、ハリウッド前あたりにはたくさんあります。
ハリウッド前のチムチュム屋
こういうった店は、ムーガタも扱っているところが多い。
実際に食べたハリウッド前のチムチュム&ムーガタ
食べ放題ではないんで、どちらとも注文してもオッケー。
一度に二度楽しめます。
バイク利用以外だと、ちょっと移動が面倒なんですけどね。
関連記事:チムチュムとムーガタの有名店、プアン
サードロードにあるPANPANは、ソイブッカオから徒歩圏内です。
関連記事:ムーガタとチムチュムとカラオケの店、PANPAN(パンパン)
広告