タイ国有鉄道(SRT)が、チケットの事前予約期間を30日から90日に延長すると発表した。
チェンマイ-バンコクなど一部路線は出発の90日前より事前予約購入が可能となった。
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タイ国鉄の事前予約が90日前から可能に
11月19日にタイ国有鉄道(SRT)がSNSにおいてインフォグラフィックを使って告知した。
このインフォグラフィックには、11月20日より、最大90日の事前予約が実施と記載されている。
ただすごくわかりづらく混乱を招くとして、翌日には謝罪があった。
タイ国鉄では、難しいことはなく簡単ですよと説明。
予約する場合は、出発駅と目的地を指定するだけで、予約可能であるかが判明する。
窓口では、出発地と目的地を告げると係員が前売りチケットの詳細を教えてくれる。
オンラインでチケットが購入できるDチケットシステムでは、出発地と目的地と日付を入力すると予約可能かどうかを通知する。
90日前から予約可能となったのは、8つの列車のみ。全部で115両。
2023年11月20日より、試験的に運用を開始した。
バンコク発チェンマイ行き 9号
チェンマイ発バンコク行き 10号
バンコク発ウボンラーチャターニー行き 23号
ウボンラーチャターニー発バンコク行き 24号
バンコク発ノンカイ行き 25号
ノンカイ発バンコク行き 26号
バンコク発ハジャイ行き 31号
ハジャイ発バンコク行き 32号
4路線で往路と復路を合わせると8列車となる。
いずれもバンコクを起点にした、北部、イサーン、南部行きを代表する長距離路線となる。
これは、ハジャイとバンコクを結ぶ寝台列車。32号だ。
バンコク駅としているが、実際はクルンテープアピワット中央駅だ。
旧来のフアランポーン駅ではない点に注意。
チェンマイ行きなどの路線はすでにクルンテープアピワット駅に移転済みだ。
これまた注意なのだが、実際のクルンテープアピワット駅の駅舎の看板は、BANG SUEとなっている。
新しいドンムアン空港駅のプラットフォームからも長距離列車の乗車は可能。
バンコク発チェンマイ行き夜行寝台列車の予約方法
では、実際にオンラインチケット販売の現状を見てみよう。
人気のバンコク発チェンマイ行きの夜行寝台列車でチェック。
The State Railway of Thailand Dticket⇒https://www.dticket.railway.co.th/DTicketPublicWeb/home/Home
言語がタイ語になっている場合は英語に切り替え可能。
検索は簡単だ。
Originに出発地、Destinationに目的地、Travel Dateに乗車日
駅名を入力していくと候補が表示されるので選択すればいい。
バンコク発チェンマイ行きの出発地は、Bangkokではなく、Krung Thep Aphiwatだ。Kruとイニシャルを入力すれば候補に表示される。
Bangkokでは、検索結果に表示されないので注意。
目的地は、Chiang Mai。Chiaとまで入力すればわかりやすく候補に表示される。
日付は90日先まで選択可能となっている。
来年2月14日を選択して、Search開始。
検索結果が表示される。
18時40分発 07時15分着のSPECIAL EXPRESS CNR 9号が予約可能となっている。
チェンマイ行きの列車は他にもあるけれど、90日先の予約が可能なのは、9号のみだ。
この9号は、新型車両を使った人気路線だ。
次に席種を選択する。
一等寝台車のチャータールームが2,446バーツ。これはコンパートメントを一人で独占できるというもの。
一等寝台の上段が1,646バーツ、下段が1,446バーツ。
二等寝台の上段が1,038バーツ、下段が938バーツ。
上段ベッドは大人気で埋まってしまうことが多いようだ。
予定が決まっているなら、さっさと予約してしまうのがベター。
決済はクレジットカードで可能。
予約確認書は印刷しておくか、スマホで表示できるようにしておけば、当日乗車できる。
まとめ
タイ国鉄のすべての路線のすべての車両で90日前予約が可能になったわけではない。
一部路線の一部号車にかぎる。
とりあえず、日本人人気の高いバンコク-チェンマイの夜行寝台列車の9号と10号は90日前予約が可能となっている。
マレー半島縦断で活躍するバンコク-ハジャイ線も90日前予約ができる。ハジャイで国際列車に乗り換えれば、マレーシアへ列車で入国が可能。
人気の夜行寝台列車のいい席に乗りたい人は早めに予約を。
(追記)
2024年1月12日より正式運用が開始された。90日前予約の対象となる路線は同じだ。
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