タイ国鉄の高架鉄道であるレッドラインとパープルライン。
レッドラインは、バンコク中央駅であるクルンテープ・アピワットとドンムアン空港を結ぶ路線でもある。
バンコク中心部から電車でドンムアン空港へ行ける。
このレッドラインとパープルラインの運賃定額制がスタートした。運賃は最大20バーツで固定された。
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レッドライン・パープルラインの運賃20バーツ
10月16日、タイ政府が、レッドラインとパープルラインの運賃を一律20バーツにすると発表した。しかも当日いきなりの施行開始となった。
当初の話では、新年のお祝いとして12月1日に開始ということだったが、その後、11月1日開始に変更。これをさらに前倒しして、10月16日の閣議において、承認されて、即日発効することになった。午前11時から開始になったということだ。
20バーツ運賃を利用するには、クレジットカードあるいはATMカードでの決済が必要。
また、レッドラインとパープルラインを乗り継ぐ場合は、それぞれ20バーツ支払う必要があるとのことだ。
1日10万人の通勤者がレッドラインとパープルラインを利用すると予想されるが、現時点で老路線を乗り換える人は300人のみ。ただ、銀行がオンライン決済システムを改善することで、11月1日に相互接続が可能になる見込みだ。
レッドラインの運賃は12から42バーツ、パープルラインの運賃は14から42バーツとなっている。
レッドラインは全長41キロメートル、パープルラインは全長23キロメートル。
参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2665144/b20-flat-fare-starts-on-red-purple-train-lines
20バーツ運賃を適用させるには、カード払いが必要ということだが、詳細な方法はよくわからない。
レッドラインのチケット販売窓口ではクレジットカード払いやQRコードによる銀行決済が可能となっている。
あとは、自動改札機でのVISAタッチ決済もできたような気がする。
厳禁支払いでは20バーツ適用不可のようだ。
現地で確認のほどを。
レッドラインでドンムアン空港へ
バンコク中央駅ともいうべきクルンテープ・アピワット・グランド・ステーションは、都市交通であるレッドラインの他にも、タイ地方都市への長距離列車も運行している。
多くの列車がファランポーン駅から移転してきた。
バンスー・グランド・ステーションという看板がまだ残っているのがややこしい。
クルンテープ・アピワット駅はMRT(地下鉄)バンスー駅と接続しており、バンコク中心部から地下鉄で簡単に移動可能。
レッドラインのランシット行きに乗れば、ドンムアン空港まで行くことができる。
関連記事:バンコク市内からドンムアン空港へレッドラインで行ってみた
関連記事:バンコク・レッドラインの始発が午前5時に、運行本数も増加
レッドラインのドンムアン駅からドンムアン空港ターミナルまでは少し歩く必要あり。
特に国際線の第1ターミナルまではかなり距離がある。
とはいえ、バンスーから20バーツでドンムアン空港まで簡単に行けるのは魅力的だ。
BTSモーチット駅ないしMRTチャトゥチャック駅の近くからはドンムアン空港行きのエアポートバスが出ているが、運賃30バーツ。
エアポートバスは空港ターミナルビルの出発フロア前で下車できるのが便利だ。
今回のレッドライン20バーツ定額によって、エアポートバスよりも電車のほうが安くなった。
まあ、どうしても最安値でドンムアン空港へ行きたいならば、ファランポーン駅からローカル線に乗れば5バーツで行けるわけだが、本数も少ないし時間もかかる。
ドンムアン空港へ行くならば、レッドラインかエアポートバスのどちらでいいと思う。
時刻表も決まっていて、乗り場もわかりやすいレッドラインを使ってみるのがいいんじゃないかと。
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