広告

当サイトは広告を利用しています。リンク先を通じて当サイトに収益がもたらされることがあります。

空港やバス関連 2022年6月イサーン・ラオス旅行

バンコク市内からドンムアン空港へレッドラインで行ってみた

投稿日:2022年6月4日 更新日:


ナナやアソークといったバンコク中心部からドンムアン空港へ行くには、いくつか方法がある。
タクシーが一番簡単。
安く上げるには、ローカル赤バスを使う方法とドンムアン空港からローカル鉄道で行く方法。
ごくごく無難なのが、BTSでモーチットもしくはMRTでチャトゥチャックへ行き、そこからエアポートA1バスでドンムアン空港へ行く方法だ。
パンデミックで観光客いなくなった期間中に新たな方法が加わった。
2021年に新しい鉄道路線のレッドラインが開通したのだ。
このレッドラインを使えば、バンコク中心部から高架鉄道でドンムアン空港へ行けるようになった。
実際に使ってみた。
さて新たな移動方法として有用かどうか。

広告



ナナからバンスー中央駅へ

バンコクで滞在していたのはBTSナナ駅の近く。
なんの情報収集もせずに、レッドラインを使ってドンムアン空港へ行くことを思い立つ。

レッドラインはバンスー駅発のランシット行き。ランシットの手前にドンムアン駅がある。
路線図だけは記憶にあり、バンスーの次がチャトゥチャックとなっている。
BTSモーチット駅はMRTチャトゥチャック駅と隣接している。
ならば、レッドラインのチャトゥチャックも隣接しているに違いないと勝手に想像していた。

というわけで、BTSでナナ駅からモーチットへ。運賃44バーツ。

モーチットで降りてみても、レッドラインの案内図がどこにも見当たらない。

道路を見下ろすも駅らしきものはMRTチャトゥチャック駅のみ。あとはバス停だらけだ。

ドンムアン空港行きのエアポートバスは運行している。
これに乗ればあっさりとドンムアン空港へ行けるが、今回の目的はレッドラインに乗ってみることだ。

と、遠くには、BANGSUE JUNCTIONと書かれた大きな建物。

バンスー、遠いな。
で、チャトゥチャック駅はどこに?

地上に降りて、MRTの案内板を確認。

レッドラインの路線図が掲載してあった。
チャトゥチャック駅も書いてある。
でも駅は見当たらない。

地下に降りてMRT駅員に聞いてみると、レッドラインのチャトゥチャック駅はここにはない、まずバンスーまで行けと言われる。
どうやら、チャトゥチャック公園を挟んだ向こう側にレッドラインのモーチット駅があるようだ。

今改めて地図を確認。

いやいや、めっちゃ離れとるやないけ。
歩いて行けるわけない。

で、しかたなく、MRTでバンスー駅まで移動。

そういえば、バンスー中央駅もパンデミックに開業したんだっけ。
いずれはフアランポーン駅の機能が移転してくるという話だ。
でも、パンデミック中は駅というより、巨大なワクチン接種センターとしての印象しかない。
ここに来るのも初めてだ。

バンスー中央駅のレッドライン

MRTバンスー駅からレッドラインの出るバンスーグランドステーションまでは地下でつながっている。

矢印のとおりに進んでいけばいい。

バンスー中央駅は、ニュース映像ではよく見かけていたが、本当にでかい。

でかすぎる。

しかもまだほとんど列車の運行はないようで、だだっ広い構内はほぼ無人状態。

肝心のレッドラインのチケット売り場を探すのにも苦労した。
どれだけ歩いたことか。

やっと見つけた券売機。

料金表

バンスーからドンムアンまでは33バーツ。

レッドライン開通当初はお試し無料となっていたが、現在は終了。普通にチケットを買う。

チケットはMRTと同じ丸いトークン型だ。

時刻表

バンスー発ランシット(ドンムアン空港方面)行きは、1時間に2本から5本程度。
昼間の時間帯は20分に1本の割合だ。

待ち時間があるので少し外に出てみる。

向かい側にタイ国鉄の在来線電車が見える。
まだバンスー中央駅には乗り入れしていないのか。

これまたニュースでよく見えるBANG SUE GRAND STATIONの看板。

本当にでかい駅だ。

改札口

プラットフォームは3番ないし4番。

ひとつ上のフロアにある。

広いプラットフォームでしばし待つ。

レッドラインでドンムアン駅へ

レッドラインの電車が到着。

線名通りに車体には赤いライン入り。

車内の座席も赤い。
乗客はまばらだけど、思っていたよりは多いという印象。
スーツケース持ちの人もいる。

13時20分、定刻どおりに出発。

車窓の景色はこんな感じ。

都会とローカルが混在。

ドンムアン空港が近づく。

機場には、話題のエアアジアの機体も見える。

ドンムアン空港駅到着が、13時36分。
所要時間は16分。

レッドラインドンムアン駅からドンムアン空港ターミナルビルへ

駅からドンムアン空港ターミナルビルへ向かう。

駅は3層構造になっているようで、3階部分がレッドライン、2階は不明。

1階に改札口があり、陸橋でドンムアン空港にながっている。
地上階には何もなさそう。

レッドラインのドンムアン発着

バンスー行きは、始発が5時37分、最終が24時7分。

改札を出て、ドンムアン空港へ。出口は4番か6番。

ひたすら看板の矢印どおりに進めばいいだけ。

改札口付近には記念看板が出ている。

バンコク大量輸送網整備事業(レッドライン)
バンスー駅=ランシット駅区間
2021年、日本とタイの友好と協力の証として、日本の政府開発援助(ODA)により供与されました。

そうだったのね。知らなかった。

さて、ドンムアン空港へ向かうがまだまだ道は長い。

ひらすら通路が続く。

延々と歩く。

ようやくターミナルビルに入ると、いきなり作りがぼろくなる。

国内線ターミナルビルの端っこにあるマジックフードパーク付近に出る。

ターミナルの端の端だ。
歩きすぎて疲れたら、ここでローカルプライスの食事を取っておいてもいいかもしれない。

国際線はまだはるか遠くかなたにある。

ようやく国内線到着フロアへ。

喫煙所は1階外側の出口8-9番付近。

これは国際線ターミナルのほうだ。
まだ先にある。

やっとのこさで国際線到着ロビーに到着。

13時51分。
写真を撮りながらではあるが、列車到着からここまで15分かかった。
1キロくらい歩いたと思う。
大きなスーツケースがあれば、疲れ果てるだろう。
バックパック一つでも疲れた。

外の喫煙所へ行くにはまた歩く。

延々歩いたあとの一服はうまい。

国際線出発フロアへはエスカレーターで上がれる。

バンコク市内からのドンムアン空港へのレッドライン利用ルート

勘違いしてしまい、最初にBTSを利用してしまった。
最初に使うべきはMRTだ。
ナナやアソーク界隈に滞在しているなら、スクンビット駅でMRTに乗車する。
MRTバンスー駅で一度降りて、バンスー中央駅のレッドラインに乗り換える。
レッドラインでドンムアン駅下車。
そして、ひたすら歩いて、ドンムアン空港ターミナルビルへ。

これがバンコク市内からドンムアンへ行くルートとなる。

レッドラインのドンムアン空港駅から、国内線ターミナルでもけっこうな距離があるし、国際線出発フロアまではさらに遠い。

ドンムアン空港からバンコク市内へのレッドライン利用

ドンムアン空港からレッドラインを利用してバンコク中心部へ行くには、ここで紹介したルートの逆をたどればいい。
特に難しいことはない。
国際線到着ロビーから、国内線ターミナルに入り、ひたすらレッドラインを目指して歩く。
もうひたすら歩く。
案内板は出ており迷うことはない。
ただひたすら歩けばいい。

レッドラインのドンムアン駅からはバンスーへ。
チャトゥチャック駅で降りてもBTSには乗り継げない。
バンスーでMRTに乗り換える。
BTS利用ならMRTスクンビット駅で降りて、BTSアソーク駅へ乗り換えるといった方法が取れる。
他にも接続駅はあるだろう。
とりあえずこれでバンコク中心部へやって来られる。

まとめ

初めて利用してみたレッドライン。
たしかに高架鉄道移動は快適ではある。
フアランポーン駅からのローカル鉄道とはわけが違う。
エアポートA1バスの古臭さとガス臭さとも無縁。
さすが新規開通路線だ。
日本のODAありがとうと日本人ながら言いたい。

が、いかんせん、歩く距離が長過ぎる。
巨大なバンスー中央駅で歩く、ドンムアン空港駅からターミナルビルまでひたすら歩く。
特に国際線ターミナルまで行くのは大変だ。足が棒になる。

これだったら、モーチット駅ないしチャトゥチャック駅で降りて、素直にA1バスに乗ったほうがはるかに楽でいい。
エアポートバスだったら国際線ターミナルと国内線ターミナルの出発フロアの目の前で降りることができる。
歩く必要なし。

というわけで、せっかく開業したレッドラインだけど、ドンムアン空港へ行くのに利用するのはあまりおすすめではない。

ゆくゆくは、ドンムアン空港からバンスー駅を経由してスワンナプーム空港へ、そしてパタヤを経て、ウタパオ空港までの高速鉄道が開通する予定となっている。
本当に高速鉄道が開通して、ドンムアン空港からパタヤへ行きたいなら、レッドラインの利用価値はありそうだが、現状ではしんどい。
まあ一つの選択肢として考えておく程度でいいかと。
個人的にはもうしばらくは使わなくてもいいかなと思う。

広告

-空港やバス関連, 2022年6月イサーン・ラオス旅行

Copyright© パタヤ千夜一夜 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.