スクートとNOK SCOOT
日本とタイを結ぶ新規LCC路線がまた一つ増えた。
SCOOT スクート
日本語HPあり。
http://www.flyscoot.com/index.php/ja/
フライトルートは、大阪・関空とバンコク・ドンムアン空港間だ。
運行開始は、2015年7月8日から。
スクートは、シンガポールを拠点にするLCC。
そのスクートと、タイのノック・エアが共同で設立したのが、「NOK SCOOT ノックスクート」となる。
少々ややこしいが、このノックスクートが、関空・バンコク間のフライトを取り扱っている。
http://www.nokscoot.com/en/
ホームページは、日本語なし。英語、タイ語、韓国語、中国語のみ。
実際のところは、どちらのHPからでも、まったく同じ便を同じ航空券代で予約できる。
(後述するように、カード決済手数料が少し違うくらい。)
現在、プロモーション中。
スクート、ノックスクートとも、関空・バンコク便が片道7870円だ。
ノックスクートの表示は、タイバーツで2300バーツだが、日本出発便は日本円決済となり、同じく7870円。
以下、ノックスクートのHPを中心に詳しく見ていく。
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フライトスケジュール
水、金、日曜日の週3便。
関空、バンコクとも同じく、水曜日、金曜日、日曜日の出発となっている。
時刻表(タイムテーブル)
関空発17:30 バンコク着21:55
バンコク発08:25 関空着15:50
スクートHPの最新時刻表は以下のようになっているが、変更になったようだ。
プロモーション
2015年7月8日から10月22日の旅行期間が適用範囲内。
7月8日出発、7月15日帰国で検索した結果がこちら
ノックスクート
スクート
往復とも、航空運賃が7870円。
諸費用が加わって、合計21309円。
どちらのHPでもまったく同じ価格だ。
売り切れている日も多い。
特にお盆の時期は、かなりの高値となっている。
それ以降では、まだ空きがあるようだ。
8月21日出発、9月4日帰国で、それぞれ7870円の便あり。
ノック・スクートの手荷物制限
かばん一個7kgとパソコン3kgまで。
かばんは、54cm×38cm×23cmのサイズまで。
機内持ち込み荷物は追加料金を払うことで、もう1つ持ち込めるようになる。
追加料金2800円。
この追加分の手荷物の重量とサイズは、上記のものが適用されるようだ。
つまり、7キロの荷物が2つとパソコン3kgで、合計17キロまで持ち込めるようになるシステム。
預け荷物は、15キロまでなら、2800円。
20キロまでで、3200円。
座席指定料金
エコノミー:750円
シートピッチが31センチ
スーパー:2800円から3200円
シートピッチが35インチ
ストレッチ:6050円から6450円
各ブロックの最前列シート。いわゆるエグジットシート、スクリーンシート。足が伸ばせるのでシートピッチは関係なし。
カード決済手数料
支払いは、VISAかMASTERカード。
画面上では、決済手数料(Processing Fee)が0となっている。
注意事項を読むと、のちほど決済手数料がかかると書いてある。
クレジット番号を打ち込むと手数料が表示された。
ノックスクートからの予約だと、1200円。
スクートからの予約だと、1600円。
400円ほどノックスクートのほうが安い。
以上、ノックスクートHPで予約した場合の総合計は、
追加荷物なし、座席指定なし、カード決済手数料1200円を加えると、
支払い総合計:22509円
となる。
スクートHPからだと、22909円。
スクートは、日本語対応可能なんで、心配な人はスクートからの予約のほうがいいだろう。
英語でも問題なければ、ノックスクートから予約して400円節約できる。
(実際に最終的な決済までは行っておらず、絶対確実とは言えませんが。)
個人的な感想
エアアジアのビッグプロモーションと同等の価格帯で、コスト面では非常にありがたい。
ネックなのは、フライトスケジュール。
週3便は、やはり少ない。
あと、出発の時間がどちらも中途半端。
関空発17:30 バンコク着21:55
バンコク発08:25 関空着15:50
ドンムアン着が夜10時。そのまま、バンコク市内へ出て、バンコクに宿泊するなら問題なさそうだが、パタヤへ直行するには、微妙に遅い。
モーチット発パタヤ行きバスの最終が夜10時なので、ちょっと間に合いそうもない。
エカマイ発パタヤ行きの最終が夜11時まであるが、到着後1時間でエカマイまで行くのは、これまた微妙。
タクシー利用でエカマイまで飛ばせば、間に合うかも。
間に合わなかったら、エカマイやオンヌットあたりの安ホテルに泊まって、翌朝パタヤを目指すか、タクシーでそのままパタヤへ向かう。
帰国便もちょっと朝が早すぎる。
8時25分発ということは、朝7時にはドンムアン空港に着いておきたいところ。
パタヤからモーチットへのバスの始発が早朝4時半。
これに乗って、まずモーチットへ。おそらく6時半過ぎには到着するだろう。
で、ローカルバスかタクシーでドンムアンへ。なんとか7時にはドンムアンに着きそうだ。
往路と同じく、バンコク宿泊しておけば、それほど問題ないだろうけど。
ふと思ったのだが、この時間帯設定は、バンコク在住のタイ人にはとても便利かもしれない。
午前の早い時間帯に出発して日本へ。その日の夕方から観光できる。
で、帰りは夕方なので、それまではゆっくりと日本滞在可能。で、夜10時にバンコク到着して、その日のうちに自宅へ戻れる。
なるほど。日本人よりもタイ人向けのスケジュール設定だったわけか。
(単に、その時間帯しか認可が下りなかっただけかもしれないが。)
LCCのいいところは、片道で購入可能という点だ。
往路は、エアアジアの深夜便で早朝バンコク着。
帰路は、ノックスクートの午前便で、午後には日本に帰れる。
時間の有効利用という点では、この方法がベターかな。
当たり前ですが、LCCに欠航や遅延はつきもので、なおかつ、何の補償もしてくれません。
欠航があっても、自社便への変更か返金くらいしか対応はしてもらえません。
どうしても外せない仕事や用事がある人は、スケジュールに余裕をもって旅程計画を立てましょう。
何にしても、選択肢が増えるというのは、旅行者にはありがたいこと。
当面は関空バンコク路線のみだが、そのうち東京やその他の都市からのバンコク路線が増えるかもしれない。
なるべく安く日本とタイを往復したいと考えている人は、エアアジアと合わせて、ノックスクートのチェックも欠かさずにどうぞ。
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