頻繁に海外航空券を購入するけれど、航空会社のホームページから直接購入することが多い。
エアアジアならエアアジアのホームページで直接購入する。エアアジアはアプリもインストールしており、チケット発券後に座席指定したりWEBチェックインしたりと簡単にできる。
では、旅行代理店や格安航空券販売会社からチケットを購入した場合はどうなるのだろうか?
購入後の座席指定はできるのか?預け荷物を追加できるのか?WEBチェックインはできるのか?
今回、トリップドットコムでLCC3社のチケットを実際に購入して試してみることにした。
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トリップドットコムでLCCチケット購入
最近のトリップドットコムではLCCのチケットが安いことが多い。
航空会社のホームページで直接購入する場合と同じくらいの料金であっても、トリップドットコムではクレジットカード決済手数料がかからないので、その分だけトータルで安くなるケースが出てくる。
今回、エアアジア、セブパシフィック、ベトジェットの3社のチケットを連続して購入してみた。すべてトリップドットコムだ。
エアアジアとセブパシフィックは国際線で、ベトジェットはタイ国内線となる。
すべて別々の片道でのチケット購入だ。
いずれもすぐに決済されて、予約確認書が送られてきた。
トリップドットコムのホームページやアプリでの予約履歴に反映され、航空会社予約番号もきっちり表示されている。
各航空会社別に、購入後の座席指定やチェックインが可能かどうかみてみる。
エアアジア
エアアジアは、マニラ発関空行きを購入した。厳密にいうと、エアアジア・フィリピン(Z2)の運航となる。
トリップドットコムのホームページの予約履歴を開くと、このように表示される。
マニラから関空が税込み決済手数料無しでの総額8,500円は安い買い物だった。エアアジアホームページよりもトータルで1,000円ほど安くなった。
運航状況、変更、キャンセルといったボタンあり。
運行状況の最新情報の確認、変更はフライト日程の変更など、キャンセルはその名の通りにチケットのキャンセルだ。日程変更やキャンセルは購入時の条件次第で手数料が変わってくる。
フライトを選ぶと予約詳細が表示される。
予約番号は、トリップドットコムでの予約番号だ。PINコードは電話での問い合わせ時にセキュリティ保護のために必要なもの。
その下には、航空会社予約番号(PNR)が6桁で表示されている。
この航空会社予約番号が、エアアジアのホームページであれこれ申し込む場合に必要となってくる。
また、トリップドットコムの予約詳細画面に、「チェックイン・座席指定」のボタンがある。
どうやらトリップドットコムのホームページからでも、座席指定や預け荷物追加やチェックインができるらしい。
実際に「チェックイン・座席指定」へ。
これから搭乗予定の3フライトが表示されている。
エアアジアのフライトでは、座席指定可との表示。
そのまま進めてみる。
座席指定は2種類のみ。
1,170円+と2,040円+。
実際は席によって細かく料金が分かれている。
最前列の窓際を選ぶと、2,270円の表示だ。2列目は2,130円。後方の一般席は1,170円。などなど。
座席が決まれば、決済へ進むことになる。
当然日本円でそのままクレジットカード決済できる。
エアアジアのホームページではどうなっているのか?
エアアジアのホームページにログインして、予約の管理に進む。
エアアジアで直接購入したわけではないので、当たり前だがフライトは出てこない。
WEBチェックインを選択すると、チェックイン画面に。
トリップドットコムの予約詳細に記載された航空会社予約番号と名字を入力する。
チェックインは、18日前からなのでまだできない。
でもその下には、「オプションの購入」ボタンがある。
ここで、アドオンという追加オプションの購入が可能だ。
受託荷物、座席指定、機内食、旅行保険。
なぜか日本語設定だとうまく進めず、英語に切り替える。
ちゃんと座席指定画面にいけた。
最前列のホットシートが639ペソ、前方ホットシートが592ペソ、
後方では、ホットシートが603ペソ、スタンダードが299ペソ。
実際はもう少し細かく分かれている。
トリップドットコムでの座席指定料金と比較すると、最前列ホットシートはトリップドットコムが2,270円、エアアジアが639ペソ(約1,600円)。
スタンダードでもエアアジアで座席指定したほうが安くなる。
エアアジアでは、フィリピン・ペソ建ての決済となる。
WEBチェックインは?
トリップドットコムの予約詳細画面には、航空会社の公式サイトで情報を表示できますとのボタンもある。
進んでみると、エアアジアのWEBチェックイン画面へ行く。
座席指定と同じ流れだ。
トリップドットコムの予約詳細に記載された航空会社予約番号と名字を入力すれば、WEBチェックインが可能となる。
ただし、エアアジアでWEBチェックインが可能となるのは、出発18日前から。
WEBチェックインが可能となるのは間違いないが、まだ実際には試せていない。
また、エアアジアのアプリ上でEボーディングパスが表示できるようになるかはわからない。たぶんできるはずだが。搭乗前に試してみよう。
というわけで、トリップドットコムでエアアジアのチケットを購入しても、航空会社予約番号からエアアジアのホームページに入って、座席指定や預け荷物追加、それにWEBチェックインも可能だとわかった。
以前にHISでエアアジアのチケットを購入した際は、団体枠チケットとなっており、予約番号がわかっていても、個別にWEBチェックインできなかったことがある。
今回のトリップドットコムでは、個別の座席指定やWEBチェックインが可能となっている。
ただ、トリップドットコムでのエアアジアチケット購入ですべて同じとなるかはわからない。
団体枠での購入扱いとなれば、個別のWEBチェックインはできない可能性もある点には注意を。
セブパシフィック
続いては、セブパシフィック航空。
セブパシフィックも予約履歴から予約詳細を確認すると、航空会社予約番号が表示される。
ここまではエアアジアと同じ。
座席指定やWEBチェックインはどうなのか。
残念ながら、Trip.comではオンラインチェックインと座席指定の手続きができないとのこと。
航空会社のウェブサイトでの事前チェックインを推奨している。
また、出発3時間前までに空港のカウンターにてチェックインするよう書いてある。
セブパシフィックのホームページへ。
国際線ウェブチェックインは出発7日前より可能。
日本語ページではなく、英語ページで、Manage Bookingを選択。
6桁の航空会社予約番号と名字を入力。
ゲストとして続行を押す。
が、このような表示が出てきてしまう。
おそらくは、トリップドットコムのアカウントと紐づけられているものとみられる。
よって個人では詳細を確認することができない。
トリップドットコムでは、スマートチェックインの追加購入が可能となっている。
出発6時間前までに搭乗券が送信されるとのことだ。
おそらくは、トリップドットコム側でWEBチェックインしてもらえるサービスなのだと思われる。
とりあえず、セブパシフィックについては一旦保留としておくが、おそらくは直接自分で座席指定やWEBチェックインはできない。
ベトジェット
トリップドットコムで予約したベトジェットのフライトは、タイ・ベトジェットのタイ国内線となる。
購入後、航空会社予約番号はすぐに発行されている。
予約詳細を見てみる。
トリップドットコムでは、オンラインチェックインと座席指定の手続きができない。セブパシフィックと同じだ。
ベトジェットの公式サイトではどうか?
MANAGE BOOKINGへ。
6桁の航空会社予約番号と姓名と出発地を入力。
が、直接予約のみをサポートするとのことで、表示不可。
代理店予約では、航空会社予約番号があっても無理なようだ。
トリップドットコムでスマートチェックインを選択すると、出発時刻時の12時間前までに電子搭乗券が送信されるそうだ。550円。
セブパシフィックと同じだ。
おそらくは、トリップドットコム側でベトジェットのチェックインを行い、その搭乗券を代理で送ってくれる形というわけだろう。
ベトジェットの場合は、搭乗当日にチェックインカウンターへ出向く必要がありそうだ。
ベトジェット国内線の場合はKIOSKによるセルフチェックインが可能なはずだが、代理店購入のチケットでもセルフチェックインできるかは不明。
なお、ベトジェットの国際線ではWEBチェックインとセルフチェックインはもともと不可だ。ベトジェットで直接購入した場合でも有人のチェックインカウンターで手続きする必要がある。
ベトジェットの国際線に搭乗する場合は必ずカウンターの列に並ぶことになる。
まとめ
3つのフライトともまだ搭乗日になっておらず、最終的な確認はできていない。
エアアジアに関しては、航空会社予約番号を使って、エアアジアホームページで座席指定や預け荷物追加などが可能。ほぼ間違いなくWEBチェックインの可能となるだろう。
セブパシフィックとベトジェットは、それぞれのホームページでの予約詳細を確認できず、座席指定やWEBチェックインもできない。
今回の調査では以上のようになった。
とりあえず、トリップドットコムでエアアジアのチケットを購入した場合は、エアアジア直接購入と大きな違いはないとわかった。なんならトリップドットコムから座席指定もできる。
セブパシフィックとベトジェットについては追って調査を続けたい。
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