本日6月10日の午前中に羽田空港でタイ国際航空機とエバー航空機の接触事故が起きた。
いずれの航空機の乗員乗客にけが人はいなかったとのこと。
詳しい事故内容は国土交通航空局(JCAB)が調査している。
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タイ航空の対応
タイ行きフライトを頻繁に利用する者として気になるのは、その後の乗客への対応だ。
タイ航空機は翼端が破損しており、調査の必要もあるため、当然フライトはできない。
事故当該機は、TG683便。
羽田空港を午前10時35分出発、スワンナプーム到着は15時05分のフライトスケジュールとなっている。
まず、タイ航空はフェイスブックにて事故について報告している。
乗客250人と乗員14人は全員無事。
一部の乗客にはバンコクへ行き他社フライトを手配し、一部の乗客はホテル滞在して翌日のフライトでバンコクへ行けるよう手配したということだ。
タイ民間航空局(CAAT)はもう少し詳しく事故内容とその後の対応について報告。
事故発生直後にCAATはタイ航空と調整を開始。影響を受けた乗客の権利と保護を行う。
タイ航空は、乗客250人にタイへの航空券を提供する。タイへ向かうANAとJALの航空券を100人に提供。残りの乗客へは、タイ航空が宿泊施設の手配を実施し、フライトの変更を行った。明日6月11日のタイ航空のフライトでタイへ向かうが、足止めされている乗客全員が利用できるよう、機材は変更される可能性があるとしている。
以上が、タイ航空とCAAT発表による乗客への対応。
ANAの羽田発バンコク行きは1日2便、JALの羽田発バンコク行きも1日2便。
タイ航空は、事故当該機のTG683便の他、深夜0時20分発のTG661便がある。
ANAとJALへの振り替えが手配できたのは100人。どうやら日付的には明日のフライトも含まれているらしい。
乗客250人のうち、残りの150人は明日のTG便に振り替えられる。
午前0時20分発のTG661便、午前10時35分のTG683便となろう。
150人に対応するため、空席が足りなければ、より大きな機材を用意するつもりかもしれない。
明日6月11日のタイ航空のフライトで羽田からバンコクへ向かうチケットを持っている人は、少し注意が必要かもしれない。
乗れないことはないにしても、座席変更はあるだろうし、また満席になる可能性が高い。
余裕を持って空港へ。
タイ航空はレガシーキャリアだ。
やはり対応はしっかりしている。
他社も含めて代替便の手配を迅速に行なった。また翌日のフライトとなる乗客にはホテルも手配。食事なども提供しているはずだ。
乗客側は追加料金などは払う必要はない。
これがLCCだとどうだろうか?
おそらくは、自社便での代替便の提供で終わりだと思う。翌日以降のフライトに振り替えていく。急な機材の変更もできないだろうし、代替便の空席が見つからないケースもありそうだ。
LCCだけに他社便への振り替えは実施しないと思う。
また代替便は無料で手配しても、ホテルの宿泊費は客の自腹となりそう。
空港で利用できるミールクーポンや、無料の水とスナックくらいは出すかもしれない。
LCCとはそういうものなので、こればっかりはどうしようもない。
不測の事態が起きても、大部分は自分で対処するしかない。
事故によるけが人がいなかったのは幸い。
巻き込まれた人は大変でしょうけど、タイ航空を大きく頼って、安全にタイまで送り届けてもらいましょう。
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