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タイ入国情報

タイ入国規制問題は決着、でも用心と事前準備は怠らずに

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1月5日の会議から始まったタイ入国規制のドタバタ劇は、急転直下の展開により、最後はほぼすべての規制が撤回された形で幕となった。
医療保険加入要件については、タイ保健省より、対象国は中国とインドに限定されると明らかとなった。
でも、まだまだ注意は必要だ。

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タイ保健省の発表

タイ保健省が1月10日付けで発表した、タイに入国する外国人旅行者への公衆衛生措置。

1.ワクチン接種証明書は不要
2.リスト記載の国からの旅行者は最低1万ドルの治療費をカバーする医療保険加入
リスト:中国本土、インド
3.タイ国籍者と乗り換え客は医療保険を免除
4.航空会社は食事中や緊急事態時以外は乗客に対してマスクを常時着用するといった規則を守るよう指導する
5.症状が出ているすべての乗客はタイ到着時に検査を受けるよう推奨される

これまであやふなだった医療保険加入対象は、中国とインドにかぎると明確に指定された。
これにより、日本は医療保険加入対象から外れていることが確定。

新しいタイ入国規制騒動は、今回のタイ保健省からの告知にて完全決着をみた。

日本からのタイ入国では、ワクチン接種証明書不要、医療保険加入不要だ。
航空会社は書類がないことを理由に搭乗拒否することはできない。
ワクチン接種証明書も医療保険加入証も不要で、日本からタイへのフライトに搭乗することができる。

海外旅行で注意すべきこと

この1週間のドタバタはなんだったのか。
とにかく、タイ入国規制問題は決着した。
が、まだ注意は必要。
そして、現在の状況では、タイにかぎらず海外渡航する際には不測の事態に備えた事前準備が求められる。

まず、タイ渡航に関して注意すべきは、航空会社の地上係員によってはワクチン接種証明書や医療保険加入証の提示を求める可能性がゼロではないことだ。
中国とインド以外の国からのタイへのフライトでは、搭乗チェックイン時に書類の提示は不要となっている。
が、全世界の全航空会社の全空港の全地上係員が最新のタイ入国規制を知悉しているわけではない。ころころ変わる規則についていけない。それは無理というものだ。

1月10日付けでタイ保健省よりワクチン接種証明書は不要との告知が出されているが、実際には1月11日時点でもワクチン接種証明書の提示を求められたケースが見られる。
ただ医療保険加入については求められたケースは見当たらない。
本日以降もワクチン接種証明書を求められることがあるかもしれない。

その場合は、こちらで自衛していくしかない。
チェックイン時に何か言われたら、最新の政府発表を係員に見せられるようにしておく。
また、ワクチン接種証明書はいつでも提示できるよう用意しておく。

今回の騒動の過程で、ワクチン接種済みだがワクチン接種証明書ない状態で海外渡航している最中だったり、もうすぐ出発だが証明書発行が間に合わない、といった悲鳴を上げるSNS投稿をいくつか目にした。

正直、あまりにもリスク管理意識が低いと思う。
海外渡航に使えるワクチン接種証明書は、必ずしも原本である必要はない。原本のほか、原本のコピー、アプリ、アプリのスクショ、ノートPCでの画像保存などなど複数のバックアップを用意しておき、なにかあった時は即座に提示できるようにしておくべき。
そうしておけば、突然の事態変更にも対応できる。

日本帰国時のためにVisit Japan Webでワクチン接種証明書を登録しておけば、日本到着時の検疫ではワクチン接種証明書を見せる必要はない。
が、海外から日本行きのフライトにチェックインする際には、ワクチン接種証明書or陰性証明書の提示を求められることは多い。エアアジアもベトジェットエアも提示を求められた。
すべての航空会社ではなく、中にはVisit Japan Webの青色画面を要求することもあるだろう。
搭乗チェックイン時にVisit Japan Webの青色画面の提示が有効とみなされず、ワクチン接種証明書を見せろと言われて、証明書の現物なりコピーが手元になければ、搭乗拒否されることも考えられる。
航空会社がチェックすべきは、ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書を持っているかどうか。有効な証明書を持っていないとみなされると、搭乗拒否されてもおかしくない。

どの航空会社のどの空港のどの地上係員がどのように対応しているか、すべてを把握することは不可能だ。
求められた際にはワクチン接種証明書はいつでも提示できるようにしておくことが大事。
アプリで提示するのが楽だが、スマホの通信状態が悪いと接続できないこともある。電池切れになったらどうする。もしもの時のために紙のコピーやスクショのバックアップがあれば安心だ。
この状況下では、事前準備が本当に大切だ。

海外渡航用ワクチン接種証明書携行

実際には、ワクチン接種証明書の提示を一切しないまま、日本とタイの往復は可能だったりする。
まず日本からタイへ向かうフライトでは証明書提示不要。タイから日本へはタイ航空を使い、セルフチェックインで搭乗券を発行すれば、書類チェックなしで搭乗可能だ。Visit Japan Webのファストトラックが承認済みであれば、日本到着時も書類提示不要。
航空会社によっては、タイから日本へのフライト搭乗時にはファストトラックの青色画面提示でオッケーのところもあるようだ。この場合でもワクチン接種証明書を提示する機会はない。

が、いつどんな状況でワクチン接種証明書を求められるかはわからない。
また、タイ以外の国へ行く際にはワクチン接種証明書が必要になることもある。
タイの入国規制が突然再度変更になることも考えられる。

ワクチン接種済みのほとんどの人は、海外渡航用のワクチン接種証明書を作っているとは思う。
まだ作っていない人は、たとえ2回接種までしか終えていないとしても、海外へ出発する前に作っておこう。
マイナンバーカードがあればアプリですぐに取得できる。コンビニでも200円で紙媒体の証明書が印刷できる。
それからスクショやコピーなどバックアップも用意しておくこと。

99%は大丈夫だけど、もしもの事態に備えた用意やバックアッププランは本当に大事だ。

3回ワクチン接種を終えていない人は、日本帰国には陰性証明書の取得が必須だ。
タイ旅行ならバンコクやパタヤで簡単にPCR検査が受けられる。
日本帰国前に陰性証明書を取得して、Visit Japan Webのファストトラック登録しておくこと。
日本行きフライトののチェックイン時には陰性証明書を提示する。
陰性証明書の原本の他、バックアップも忘れずに。

まとめ

騒動はあったものの、結局、タイへの入国方法と日本帰国手順は変わっていない。
別に難しいことは何もないと思う。
タイ入国にはワクチン接種証明書も陰性証明書も医療保険加入も不要で、パスポート一つでオッケー。
日本帰国は、Visit Japan Webのファストトラックさえ承認されていれば簡単だ。
ワクチン3回接種済みならば、本当に楽に日本とタイを往復できる。
ワクチン未接種の人はタイ滞在中にPCR検査を受けて陰性証明書を取得する。それ以外は、ワクチン接種済みの人と変わらない。
執拗な繰り返しになってしまうけど、いつどのように突発的に事態が起きるかはわからない。ワクチン接種証明書は常に用意しておくこと。余計なトラブルは避けよう。

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