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タイ入国情報あれこれ:SQ廃止、ゴルフ検疫中止、サムイ8月1日開放、どうなるプーケットサンドボックス

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いよいよ本当に実現しそうになってきた7月1日のプーケットサンドボックス計画。
ここ数日のタイ入国に関する動きをまとめておく。

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帰国タイ人向けSQ(政府隔離施設)は廃止へ

現在、タイへ入国する際にはタイ人外国人を問わず14日間の強制隔離が必須となっている。
帰国タイ人の場合は、政府が用意してSQ(State Quarantine 政府隔離)ホテルで14日間の隔離となる。これは宿泊代、食事代、検査代などすべての費用が政府が負担する。ただしどのような隔離施設となるかは運次第。選ぶことはできない。
それに対して外国人は、ASQ(Alternative State Quarantine 代替政府隔離)ホテルでの隔離となる。これはすべて有料だが、好きなホテルを選ぶことができる。金銭的余裕のある帰国タイ人がASQを選択することも可能だが、当然自己負担となる。

SQを利用する帰国タイ人は完全無料で14日間ホテル暮らしができることになる。
ただ、このSQにかかる費用がタイ政府の財政負担となっている。
完全無料なことをいいことに、何度も何度も海外へ出ては帰国のたびに無料ホテル生活を送るタイ人もいるとのことだ。中には10回も利用したタイ人もいるという。

政府の財政負担を軽減するため、帰国タイ人向けのSQは、6月末で終了となる方針となった。
7月以降、空路で帰国っするタイ人は有料のASQを事前予約する必要がある。
部屋代と食事代は利用者負担、医療費は政府負担となる。
これは空路での入国にかぎる
陸路の場合は、国境付近にある政府が用意した隔離施設で14日間を過ごすことになる。
SQの廃止は、首相の承認が得られれば正式決定となる。

参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2130863/air-arrivals-will-have-to-pay-for-quarantine

補足:
SQ制度に乗っかるタイ人は実際にいるようで、パタヤでも噂は耳にする。
パタヤの夜で仕事がない人が近隣諸国へ短期で出稼ぎにいき、帰国するたびに政府が用意したホテルで無料のサバイサバイ生活を送っているという話だ。
これだと3食無料提供で、部屋のエアコンも使い放題、Wi-Fiも無料で、ケーブルテレビも見放題。
こんな快適な暮らしはない。
どうせパタヤにいても、田舎に帰っても仕事はない。
だったら早く外に出てもしょうがないと。
あくまで伝聞情報だが、SQ廃止の理由を聞くと、あながち真実なのかもしれない。

なお、パタヤエリアにもSQホテルは多い。
アジアホテルパタヤもその一つ。
ただ、アジアホテルグループのマネージャーの話では、感染第3波によって利用者が急落したため、多くのSQホテルは残っていないという。
パタヤにあるアジアホテルもSQホテルをやめて、ホスピテル(Hotel+Hospital)に変更した。
大規模ワクチン接種が進めば、今後数ヶ月で宿泊客が減少していくだろうと見ている。
アジアホテルグループでは、SQプログラムとホスピテルプログラムの両方に参加したが、ほとんどの施設で利益を上げることができなかったという。

政府の財政負担が大きいSQホテルだが、結局はホテル側も儲からなかったという結果に終わった。

ゴルフ検疫は一時停止に

TATの発表によれば、ゴルフ検疫制度は状況が改善するまで延期されることになった。
ゴルフ検疫というのは、外国人がタイに入国する際、隔離期間中であっても部屋から出て毎日ゴルフができるというもの。
実際に韓国人と日本人が利用している。

関連記事:タイ初のゴルフ検疫利用外国人旅行者41人が到着し検疫開始に

このゴルフ検疫の一時停止は、5月13日タイ保健省により正式決定し、6月9日官報に掲載された。有効化したのは5月1日だという。
ゴルフ検疫でのCOE(入国許可証)発行は停止している。

参照:https://www.tatnews.org/2021/06/thailand-postpones-golf-quarantine-until-covid-19-situation-improves/

補足:
最初の韓国人と日本人グループ以外に利用者がいたかは不明。
TATの報告には掲載されていないが、おそらく5月も6月も利用者はいないものと見られる。
よほどのゴルフ好きかつ資金と時間に余裕がある人しか利用しないだろう。

似たような検疫制度で、ヴィラ検疫というものがある。
隔離期間中であっても、リゾートホテルの敷地内であれば部屋から出て自由に行動できるというもの。
これも初回の利用者以降、新しい利用者がいたという報道は見かけない。

さらには、4月1日からパタヤなどではエリアホテル検疫なるものが実施されるという話だったが、実際の利用報告はまったく聞こえない。

あと、ヨット検疫というものもあって、これはわずかに利用者がいたようだ。

今、話題はプーケットサンドボックスへ集中している。

サムイ島、パンガン島、タオ島もプーケットサンドボックスに混ぜてくれ計画

ピパット観光スポーツ省大臣が新しい提案をするという。
7月1日開始予定のプーケットサンドボックス計画では、隔離無しで入国してきた外国人観光客はプーケット内に最低14日間滞在しないと、他県への移動が認められないことになっている。
この要件を緩和して、プーケットで7日間滞在したのちは、スラタニー県にあるサムイ島とパンガン島とタオ島への移動できるようにしたいという。この3島で残りの7日間を過ごせば、他県への移動が認められるようになる。
開始は8月1日を目指す。
ピパット大臣はCCSAと内閣に承認を求めるとのことだ。
これを実現するためには、プーケットからサムイ島へのフライトを運航するバンコクエアウェイズとの交渉が必要となると大臣は付け加えた。

現時点では、7月1日の開放はプーケットのみ承認されており、サムイ島やパタヤなどは10月1日開放予定となっている。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/2130999/aug-1-opening-sought-for-samui-phangan-and-tao-islands

補足:
いわばプーケットサンドボックスの相乗りのような形の計画だ。
サムイ島が直接サンドボックスの対象となるわけではなく、プーケットのついでにサムイ島へも行けるようになるというもの。
14日間プーケットだけに閉じ込められることを敬遠する旅行者は多いだろうから、その点はいいアイデアのように思える。

また、サムイ島は、サンドボックスではなく、シールドルートモデルでの早期開放についても模索している。
特定の密閉されたルート上の観光施設だけ訪問可能というプランだ。

関連記事:プーケットに続け、サムイ島とチェンマイがシールドルートで7月8月開国を目指す

シールドルートモデルはパタヤでもアイデアとして浮上している。

関連記事:パタヤムーブオン計画:ラン島サンドボックスモデルかシールドルートモデルか
関連記事:パタヤ開放に保健省が難色、観光業界は8月のソフトオープニングを提案

プーケット再開での希望は低下

プーケットサンドボックスは、当初の計画では、入国後最初の7日間だけプーケット内に滞在したのち他県への移動が認められることになっていた。
が、プーケット滞在期間が14日に延長された。

プーケットサンドボックスの詳細については、まだ正式決定しておらず、あやふやな状態となっている。
そもそも、計画自体が、最終的に正式決定が出ていない。

政府は公衆衛生と経済のバランスを調整に苦労しており、承認プロセスが混沌としている状況だ。

6月4日にCESA(経済状況管理センター)によって計画は承認された。その後の内閣でも原則同意され、7月1日に開始されることが確認された。
あくまで同意と確認であって、法律上の正式決定ではない。
これからの流れはこうなっている。
6月18日のCCSA(コロナ対策管理センター)本会議にて承認されたあと、6月22日に内閣で最終承認を受ける予定。そして、官報の掲載されて最終的に公式決定となる。

首相は7月1日のプーケットサンドボックス開始を明言しているものの、最終承認は出てないのだ。

TAT(タイ国政府観光庁)総裁は、計画のタイムラインを満たすためには、6月最終週には官報にて公表されるべきと述べた。

アジアホテルグループのマネージャーによれば、国際観光市場は来年半ばまでには2019年の水準の3割から4割に徐々に回復する可能性があるとしている。
ただし、政府が公衆衛生と経済の適切なバランス探しに時間がかけているかぎり、完全な回復は遠く離れたままとなる。
外国人観光客に開放しようとしている一部の県では、国内観光客を遠ざけている可能性がある。

TAT総裁は、開放計画において厳しい措置が追加されたことに民間セクターが懸念と不満を持っていることを認識していると述べた。
観光客が島内を歩き回っている間に感染してはならないと保健省が強く言及したため、厳しい措置が必要となった。
第3四半期には、観光客の大量流入が起こりそうにないことを受容する必要がある。
このプーケットサンドボックス計画は、テストランとして創設された。つまり、他の観光地が追随できるようにするため、最善の実践方法を決定する段階的プロセスだと。
観光客がプーケット滞在中あるいは本国で感染することで我々の評判を失うリスクよりも、最初の段階では厳しい選択を取るほうがベターであるとTAT総裁は言う。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/2131143/lower-hopes-for-phuket

補足:
TATが音頭を取り、鳴り物入りで実現しようとしてきたプーケットサンドボックス計画である。
これで多くの外国人観光客がタイに戻ってきて、プーケットの観光産業は回復すると見込んでいた。
が、当初の想定よりも規則は厳しくなる一方。
特に14日間のプーケット滞在には、旅行を望んでいた外国人観光客から不満が噴出した。
そんなに長くプーケットにいられるか、と。

これではサンドボックスでの観光客の到来は望めないと観光業界からも不満の声が出る。

ここに来て、TATもトーンダウン。
あくまでテストケースだし、プーケットで感染者を増やすわけにはいかないし、旅行者がタイ国内感染したらタイの評判が悪くなるし、規制は厳しくしないとしょうがないんだから、観光客があまり来なくても、そこはひとつ我慢してねってことのようだ。
本番は10月以降でねと。

プーケットサンドボックスQ&Aアップデート:ゲスト同泊可

プーケットサンドボックスの詳細かつ正式な規則はまだ決定していない。
TATでは、暫定的ではあるが、サンドボックスのルールについて情報をアップデートしている。

https://www.tatnews.org/2021/06/initial-information-phuket-sandbox/

答えが保留となっていたQ&Aが一部更新された。

Q.すでにタイに住んでいる2人目のゲストは国際到着した宿泊者と一緒にSHA+ホテルに宿泊できますか?

A.はい、できます。タイ人あるいはタイに住む外国人のために規定されたすべてのルールに従うことが条件です。

つまり、バンコクやパタヤに住んでいるタイ人をプーケットに呼び寄せて、一緒の部屋に宿泊することが可能ということになる。
現在のASQシステムだと、外部からゲストを部屋に呼び入れることは不可。面会も不可だ。プーケットサンドボックスではゲストを呼んで、同じ部屋に泊まれる。

また、プーケットサンドボックスでの入国では、最低滞在日数は決められていない。
プーケット県外へ移動するには14日間滞在が義務だが、プーケットからそのままフライトで帰国するなら、滞在日数は2日でも3日でもかまわないとされている。
よって、ルール上は、2泊3日の短期旅行も可能となる。

これを組み合わせれば、ゲストを呼んで3日間一緒に過ごしてから帰国するというド短期旅行が実現できる。
あくまでルール上の話で、実際にはものすごく面倒な手続きと、帰国時の隔離が待っているわけで、あまりにもハードルは高いが。

プーケットサンドボックスの詳細ルールはまだ正式決定していない。
CCSA会議での決定がそのまま最終決定となるだろう。
予定では6月18日のCCSA会議で決定される。
決定までしばし待つこと。

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