タイのデジタル経済社会省は、タイを訪れる外国人を追跡するためのスマートバンドを発表した。タイの新興企業と共同で開発したという。
リストバンドは、装着者の位置情報の追跡、体温と血圧と心拍数の計測などが可能。
もしも、体温が37.5度を越えると警報が発令され、症状を伝えることにより、医療チームがプライマリ・ケアとして役立てることができる。
また、装着者が道に迷った時などに支援することもきる。
利用開始は11月1日以降となる。
⇒https://www.facebook.com/informationcovid19/posts/199206308364368
⇒https://www.facebook.com/nbtworld/posts/10157551148522050
これ以上の詳細は現在のところ不明。
実物の写真もまだ見当たらない。
本当に実用化されるのかも未知数。
対象となるのは、特別観光ビザでタイに入国してくる外国人に限定されるのか、それともすべての外国人入国者となるのかははっきりしない。
すでに特別観光ビザの枠組みで中国から3つのグループがタイに入国済みで、現在はASQホテルにて隔離を受けている最中だ。
11月1日以降に順次隔離を解かれて、市中への移動がが可能となっていく。
その際には、スマートバンドの着用義務があるのだろうか。義務があるとすれば、隔離終了後いつまで着用を続ければいいのか。
また、着用するタイミングはタイ到着時のみなのだろうか。
スマートバンドは無料で利用可能なのか。
返却はどうやって行うのか。
シャワーや風呂に入る時はどうするのか。確実に37.5度は越えることになる。
着脱は自由に行えるのか。
無理に外そうとすると警告が出るのか。
疑問点は多々ある。
現在のところ、特別観光ビザで入国した外国人は、スマートフォンに追跡用アプリをインストルールして持ち歩くこととされている。
これだと、当のスマートフォンに部屋においたまま外出してしまえば、追跡が不可となってしまう。
こういったケースを防ぐために、リストバンド式のスマートバンドを着用させようという狙いがあるのだろうけど、さて、どうなることか。
いちおう11月1日以降の実施ということなので、もうしばらく様子を見ておきたい。
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