バンコクからベトジェットエアでホーチミンに到着した。
ベトナム入国は本当に簡単だった。パスポートだけで入国できる。
ホーチミンの空港はタンソンニャット国際空港だ。
2007年にもホーチミンは訪問している。
15年ぶりのベトナム旅行となるが、記憶がかなり薄れており、新鮮な気持ちでのベトナム旅行となる。
まずは、空港でベトナムドンに両替してから、ホーチミン市内へ移動する。
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タンソンニャット空港で両替
到着ロビーには、両替所、SIMカード売り場、レンタカー屋などのカウンターが並ぶ。
ATMもいくつか設置してある。
今回のベトナム旅行では、タイのAISをそのまま使う。国際ローミングだ。
Ready2FlyのAsia & Australiaを事前に申し込み済みで、ベトナム到着時点ですでにネット接続可能な状態となっている。
Ready2Flyは、日本でも利用可能。
ベトナムから日本に入国してもそのままのプランでネット接続可能だ。タイを拠点にしていて、アジアを周遊旅行してから日本に一時帰国するには最適といえる。
価格は399バーツ。約1600円で10日間利用可能。最大速度接続は7GBまでで、以降は低速で無制限接続できる。
ベトナムのSIMカードも安いようだが、今回はこれがベストな選択と判断。というかいちいちSIMカードを入れ替えるのが面倒くさい。
さて、両替である。
財布の中には、日本円が2,000円、それとタイバーツが3,500バーツほどある。
日本円は日本帰国時の電車賃や食事代に使いたいため残しておく。
バーツを使おう。
両替レートをチェック。
なんだかわかりにくい。
ネットで為替レートと比較してみたが、ほぼ変わらないレートが適用されているようだ。
キャッシングも考えたが、お手軽に現金両替しておこう。
1000バーツにするか、500バーツにするか悩む。
ホーチミン滞在は1泊2日だ。1000バーツも使うだろうか。
とりあえず500バーツだけ両替しておこう。
レート計算は500×671だが、手数料が3%かかるそうだ。
結果、325,435ドンになった。
百以下は切り捨てのため、実際に渡されたのは、325,000ドンだ。
出ました、ベトナム名物のドン。桁が大きすぎて意味不明になるやつ。
もし1万円を両替するなら、1,736,000ドンになるはずだ。
173万ドンである。
もう意味不明。
ざっくり割ると、1円が0.00578ドンとなる。
さらに意味不明。
ベトナムドンの定番の換算方法は、ドンの単位の下2桁のゼロを取ってから、さらに半分にすれば日本円となるというものだ。
15年前のベトナム旅行で大いに学習して、これだけはよく覚えている。
たとえば、10,000ドンならば、ゼロを2つ取って100にして、さらに半分して50円といった具合。
ただ、円安によってその計算式では実態に合わなくなっている。
現在は1万ドンが約58円だ。
面倒くさいんで、昔のままの50円換算のままでもいいだろうし、60円にしてもいい。
今回の旅の中では、1万ドン=60円と考えて行動する。
3万ドンと言われたら、ゼロを3つとってから、かける6をする。
もしくは、ゼロを2とってから、6掛けする、でもいい。
結果はどちらも180円となる。
この換算方法になれるまでがちょっと大変。
支払いのたびに何度か計算する必要がある。
1泊2日のホーチミン滞在。
この500バーツ=325,000ドンでどこまでやれるか勝負だ。
タンソンニャット空港からローカルバス152番でホーチミン市内へ
両替を終えて、到着ロビーを出る。
むわっとした熱気が押し寄せてくるのはタイもベトナムも同じだ。
スワンナプーム空港よりも小さな空港で、到着フロアは地上階となっており、すぐ向かい側に駐車場がある。
灰皿がそこらへんにあって、喫煙可能。
ベトナムはまだまだゆるい。
ホーチミンに来るのは15年ぶりだ。
前回どうやって空港からホーチミン市内まで移動したかは覚えていない。
滞在先はファングラーオ通り近くだったことは覚えている。
友人と二人旅だったので、たぶんタクシーを使ったような気もする。
今回は一人旅だし、現金も少なめ。
ローカルバスで移動したい。
事前調査では、空港から市内へのバスは2種類あるとのこと。
一つはローカルバスで、もう一つは旅行者向けのエアポートバス。
が、後者のエアポートバスは運休中らしい。
というわけで、ローカルバスを探す。番号は152番。
バス乗り場の案内板が出ている。
空港ターミナルビルを背にして右へ進む。
すると、柱の影にかくれるようにして、青いバスが停車していた。
152番と書いている。
ファランのバックパッカーもいて、ベトナム人と話をしている。
ベンタイン市場方面の向かうバスとのこと。
料金は距離によって変わるようだが、実際は5,000ドン。
バスのドアが開くのを待っている間にスコールが降り出した。
えぐい雨。
10分ほど待ったところで、バスの扉があいた。
勝手に乗り込む。
ローカルバスとはいえ、車内はすごく綺麗だ。
でも広くはない。
スーツケースのような大きい荷物は別途料金が必要になるらしい。
運賃は車掌が回収に来る。
やっぱり5,000ドンだ。
換算方法を思い出せ。
ゼロを3つ取ってから、6をかける。
もしくは、ゼロを2つとってから、60%にする。
つまり30円である。
まあ実際には28円くらいだろうけど、これだけ安ければ気にしない。
念のため、Grabタクシーの料金を調べてみたが、タンソンニャット国際空港からブイビエン近くのホテルまで119,000ドンの表示。
計算が面倒くさいが714円。
バスなら30円。
この差はでかいが、荷物が多くて面倒ならGrabがいいかも。
14時31分、バスはすぐに発車した。
土砂降りの雨の中、隣のターミナル(たぶん国内線)に立ち寄る。
それから、ホーチミン市内へ。
ルートはよくわからない。ベンタイン市場まで行くことはわかっている。
スマホでグーグルマップを開いて、現在地を常にチェックだ。
バスは市中心部へ入っていく。
なんだか都会になったなあ、ホーチミンも。
15年前はこんな感じではなかったような気がするのだが。
と、ベンタイン市場が近づく。
大きめのバスステーションがあったので、ここで下車する。
どうやらここがベンタイン市場バス停らしい。
15時3分に下車したので、空港からここまでの所要時間は32分。
途中少し渋滞したが、思ったよりも早かった。
15年前はとんでもない数のバイクに囲まれて、なかなか進まなかったようなかすかな記憶が残っている。
たしかにまだまだバイクは多いが、昔に比べると減ったような気もする。
地図(ベンタイン市場バス停 Ham Nghi 12)
多くのバス停が集中しているエリアだ。
ホーチミン市内から空港へ行く際にも利用しやすい。
歩いてすぐのところにベンタイン市場があった。
ああ、ここは覚えている。
でも土地勘は完全に失われている。
グーグルマップを頼りに、ブイビエン近くに予約していたホテルへ向かう。
ベンタイン市場周辺は大規模な開発工事中のようで、思うように進めない。ちょっと迷ってしまった。
汗だくになりながら、ホテルのある路地までやって来られた。
なお、空港からの152番バスは、ベンタイン市場バス停を過ぎてから、ブイビエン近くも通るようだ。
ブイビエンに宿泊するなら、ベンタイン市場ではなくて、次のバス停(Nguyen Kim)まで行ってから下車するほうがよさそう。
まあわかりやすいのはベンタイン市場だとは思うけれど。
また、ベンタイン市場バス停の掲示番によれば、バスの運行時間は午前5時15分から午後7時まで。12分-18分間隔での運行となる。
まとめ
さあ15年ぶりのホーチミンだ。
ブイビエンで何をしようか。
とりあえずこれまで使ったのはバス代の5,000ドンのみ。
残り32万ドンもある。なんでもできそうな気分だ。
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