タイから日本へ帰国する際に立ち寄ったベトナム・ホーチミン。
たった1.5泊の短い滞在が終わり、ホーチミンの空港へ向かう。
前回⇒ホーチミンのゲストハウスで半泊しつつベンタイン市場とバインミーを
関西空港行きベトジェットエアのVJ828便に乗り、いよいよ日本へ帰国する。
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ホーチミン市内から空港行きバスの運行状況
ホーチミンのタンソンニャット国際空港からホーチミン市内へはローカルバスでやってきた。
関連記事:ホーチミン・タンソンニャット空港からローカルバスでベンタイン市場へ
ホーチミン市内から空港までもバスで行きたい。
昼間のうちにベンタイン市場近くのバス停で空港行きのバスの運行状況を調べてみた。
109番と152番がタンソンニャット国際空港行きだが、どうやら109番は運休中。しばらく待ってみたが一台も109番バスがやって来ない。
152番はわりと頻繁にやって来る。12分から18分間隔とのこと。
ただし最終が19時と書いてある。
19時のバスで行ってもいいのだが、日本行きのフライトは翌日午前1時だ。空港で5時間待ちはしんどい。
せっかくゲストハウスのベッドを借りたのだから、ゆっくり休んでから、タクシーで空港に行けばいいだろう。
ちなみに本来ならば109番バスは、最終が23時40分で、30分間隔の運行。
この109番が再開してくれれば、深夜のフライトでもバスで空港まで行ける。
(これは2022年6月末時点のこと。7月以降に変更になっている可能性あり。)
Grabタクシーで空港へ
午後10時過ぎ、サクラホステルを出る。
この路地の雰囲気いいなあ。ちょっと不気味だけど。
まず大きな通りへ出る。
空港行きのバスがない以上、タクシーを使うしかない。
タイでもベトナムでも配車アプリが便利。
ベトナムにはBoltがないようなので、Grabを使う。
昼間のうちに料金を検索してみた。
すると169,000ドンと出ていた。
で、夜10時過ぎに再度検索すると、177,000ドンになっていた。
夜間は価格が上がるようだ。
約1,000円だが、手持ちのドンの現金ではまったくたらない。
前日の空港で500バーツだけ両替して、325,000ドンを入手。
その後、飲み食いなどで消費。残り5万ドン弱しかないのだ。
が、クレジットカードを登録してあるので、支払いはカードでオッケー。
10分ほど待ったところで車が到着。
ドライバーはまったく英語が話せなかったが、まあ問題ない。
途中、ガソリンスタンドに立ち寄ったが、まあこれも問題ない。
タンソンニャット国際空港までは車で20分程度の距離だ。道路が空いている夜間は早い。
そろそろ空港間近。
と、Grabアプリの画面に、「目的地に到着しましたか?Complete?」的なメッセージが表示されたと思いきや、「セキュリティチェックをしてください」云々のメッセージが表示された。
SMSで送信した番号を入力せよとも書いてある。
うーん、そんなSMSは来ていないぞ。
画面操作が不可能となった。
これは困ったというタイミングで空港到着。
あれ?
支払いはどうなるんだろう。
まあクレカ払いにしているから自動的に精算されるはずだし、面倒なことになる前に下車。
ドライバーさんは拙い英語でサンキューと言ってくれたんで問題ないでしょうな。
日本帰国後にクレジットカード会社に確認したところ、きちんとカード決済されていた。
よかった。あのドライバーさん、タダ働きにならずに済んだみたい。
タンソンニャット国際空港
なんだかんだかとタンソンニャット国際空港に到着したのが午後11時。
関空行きフライトは午前1時なので、ちょうど2時間前だった。
夜のタンソンニャット国際空港は、人影は少なめ。でも寂しいわけでもない。
空港正面の景色。
少し郊外に位置しているようだが、街の明かりは多い。
この時間帯の出発フライトはアジアばかり。
ベトジェットエアの大阪、ベトナム航空の福岡、ANAの成田、JALの成田など日本路線が多い。
ベトジェットエアの大阪行きVZ808便は専用カウンターができていた。
多少並んでいるものの混みすぎてはいない。
これなら余裕で間に合うだろう。
ちなみに、優先チェックインカウンター利用券みたいなものを売りつけてくる人がいるのでちょっと注意。いや、ベトジェットエアの正規サービスで、売っているのも正規職員かもしれないし、実際に優先で手続きできるようだが、なんだか胡散臭い。
普通に列に並べば無料でチェックインできる。
11時20分、チェックインの順番がまわってきた。
関空行きフライトのチェックイン時に提示するものは、パスポートと陰性証明書のみ。
陰性証明書はタイで発行された陰性証明書のPDFファイルをスマホを提示すれば問題なかった。
MySOSアプリはファストトラックの青色画面となっていたが、提示を求められることなし。
あと、預け荷物はなしで、機内持ち込み荷物のみ。カウンター横の重量計に乗せろと言われたが、係員が重量計を見ている様子はなく、保安タグをさっと取り付けるのみだった。
ゆるいね。
タンソンニャット国際空港の入り口そばに灰皿がいくつも設置してあり喫煙可能。
制限エリア内にも喫煙室があるため、空港の外でも中でも簡単にタバコが吸える。
喫煙者にはやさしい空港である。
ベトナム出国
特にすることもないのでさっさと出国手続きを済ませる。
パスポートコントロールはがらがら。
会話も何もなくスタンプを押してもらうだけ。
すぐに保安検査場がある。
靴を脱いだり、ベルトを外したりと、意外と厳しめ。
飲み物の持ち込み不可は当たり前。
時刻は午後11時50分。
制限エリア内では免税店や売店がちらほらと営業している。
とりあえず免税店でメビウス1カートンを購入。
20USドルだった。
どうやらタンソンニャット国際空港内ではドル払いが基本らしい。
ベトナムなのにドル表記しかない。
まあ実際にはドン建てでの支払いも可能だが。
コンコース沿いの売店はそろそろ閉店準備だ。
どうやら12時には閉まってしまう店が多いようだ。
1フロア上がったところにレストラン街があるが、完全終了状態。
ただ、これは観光客激減で営業を取りやめているだけかもしれないが。
うーん、夕方にバインミーを食べて以来、何も食べてない。
ベトジェットエアはLCCだけに機内食は別途購入しないといけない。
せめて、空港内で水だけでも買っておこう。
かろうじて営業している売店へ行くと、ペットボトルの水が2ドルの表示。
財布の中のドンをきっちり数えてみると、48,000ドン。
さて、2ドルをドン払いにするといくらになるのか。
レジで聞いてみると、47,000ドンとの返答。
ぎりぎり足りるぞ。
水を購入し、財布の中の残金は1000ドン札が1枚のみ。
なんとかやりとげた。
500バーツ両替で1泊2日ホーチミン滞在は実現できた。
宿代もGrabタクシー代もタバコ代もクレジットカード払いなんで、実際にはもっとかかっているのだが、とりあえず現金は500バーツ分で事足りた。
VJ828便搭乗
ゲートへ移動。
ベトジェットエアのフライトが多い。
下のフロアが搭乗口となっている。
全体的に閑散としている空港だけど、搭乗口付近には人が集まっている。
フロアには喫煙所あり。
最後の最後までニコチン補給ができる。
館内全面禁煙となったスワンナプーム空港やドンムアン空港とは大きく異る。うれしい。
搭乗待ちをしている人の多くはベトナム人のようだ。
日本人もぼちぼちといるという程度。
0時40分に搭乗へ。
機体は沖止めのため、バスで移動。
ベトナム航空やANAといったレガシーキャリアはボーディングブリッジを利用するみたい。
LCCに多少の不便はつきものだ。そのかわり安い。
少し時間がかかり、0時56分に到着。
漆黒の闇夜の浮かぶベトジェットエアの赤と白の機体が映える。
機材はエアバスのA321。
3×3列シートの定番LCC仕様だ。
搭乗率は5割以下だろう。
窓側の席がアサインされたが、横2席は空いたままだった。
空席が多い。
午前1時28分、離陸。定刻より28分遅れだ。
眼下に広がるホーチミンの街の灯り。
あとはもう寝るだけ。
腹が減ってくる前に寝入ってしまおう。
さっそく隣の2席の肘掛けを収納して、ベッドにする。
これで横になって眠れる。
LCCのファーストクラスである。
日本帰国
で、気づいたら、朝。
窓の外はすっかり明るくなっている。
それどころか眼下は日本だ。
関空連絡橋を脇に着陸へ。
日本時間で午前8時43分、無事にランディング。
フライト所要時間は、5時間15分だった。
ずっと寝ていたのであっという間のフライトだった。
あとは日本の検疫を通過するだけ。
詳細はすでに記事にしてある。
関連記事:タイ発ベトナム経由で日本帰国、空港検疫は入国まで22分だった
MySOSでファーストクラス登録を済ませて、青色画面にしておけば、あっという間に検疫は通過できる。
黄色グループのベトナムからの帰国であろうと、ブースター接種済みさえしておけば、青グループのタイからの帰国と同じ扱いになる。
楽勝。
9時20分、無事に日本帰国を果たした。
まとめ
ベトナム・ホーチミンからの日本帰国は本当に簡単だった。
ホーチミン市内からの空港行きバスは夜は不可。
タンソンニャット国際空港の深夜便は営業している店が少ない点に注意。
ベトジェットエアのフライトは普通。ごく普通のLCCだ。
満席だと窮屈な思いをするだろうが、今回はファーストクラス並。深夜便で横になれるのは最高だ。
15年ぶりのホーチミンはびっくりするほど発展していて、ブイビエンウォーキングストリートはさらにびっくりするほどにぎやかだった。
ベトジェットエアは安いし、ホーチミンも楽しい。
またこのルートでタイと日本を行き来してもいいなと実感。
タイへの直行LCCが出ていない関空利用者はベトジェットエアを使うことも検討すべし。
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