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タイ国内情勢

タイ非常事態宣言2ヶ月延長、エンデミック化計画、濃厚接触者隔離不要

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5月20日のCCSA本会議では多くの承認事項があった。
6月1日からの規制緩和だ。
娯楽施設の再開と入国措置緩和が決まった。

関連記事:バンコクやパタヤでは6月1日に娯楽施設再開決定
関連記事:6月1日からのタイ入国:外国人のタイランドパス登録は継続、強制隔離は廃止

個別に取り上げた事項以外の内容をCCSA発表をもとにまとめて紹介していく。

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非常事態宣言の延長

5月31日までとされていた非常事態宣言は2ヶ月延長され、7月31日までとなった。
これが18回目の延長だ。
パンデミックからエンデミック段階へ移行するまでは、すべての必須の公衆衛生管理は管轄当局によって非常事態令のもとで決定される。

非常事態宣言のもとで、エンデミック移行への準備を整えていくことになる。

エンデミック化計画

以前に立てられたタイのエンデミック化計画は順調に進んでいる。

グラフの見方は、赤線が最悪のケース予測、黄線が真ん中のケース予測、緑線が最良のケース予測だ。
現実の青線は最良ケースよりも下回っている。

現在は第3フェーズのDecline期だ。5月後半から6月までのスパンとなっている。
第4フェーズがNew Normal期となる。以前は、エンデミックやポストパンデミックという呼び方をしていたが、どうやらNew Normal期に呼び改められたようだ。
7月1日のエンデミック宣言目標に変更はない。
厳密には7月1日以降にエンデミック化宣言をするという計画であり、日付を特定しているわけではない。
ただ、CCSAでは、エンデミック化宣言の前倒しも検討しているような雰囲気だ。
もし早くなるようなら、6月中にもエンデミック化宣言が出るかもしれない。

タイ国内濃厚接触ルール変更

タイでは濃厚接触のことを、HRC(ハイリスクコンタクト)と呼んでいる。
細かい分類はあるが、日本で言う濃厚接触がHRCと考えていい。
濃厚接触者扱いとなれば、現行ルールでは、5日間の自宅などでの自己隔離と5日間の経過観察が求められる。
このルールの変更が発表された。

保健省による新しい勧告は、自己隔離を不要にして、10日間の自己経過観察のみだけとするというものだ。
経過観察中は、職場での仕事も可能。
ただ、他人との接触は避け、公共交通機関を使わないこととしている。
症状があればATKで検査すること。
混雑した場所を避けながら、ほぼ通常通りの生活をしていけばよさそうだ。

この新しいルールの適用がいつ開始になるかははっきりしない。

ポストパンデミックへ

タイは着実にポストパンデミックへ向けて進んでいる。
入国制限はほぼ撤廃に近い。外国人のタイランドパス登録は残るが、検査も隔離も無しで入国できる。
国内の事業では、娯楽施設の再開も許可される。最後の最後まで禁止されていた娯楽施設がようやく営業できる。これでほぼすべてのビジネスが再開可能となる。
非常事態宣言の終了は早くとも7月31日だ。
7月1日にエンデミック化宣言を行い、ニューノーマル時代へ。1ヶ月様子を見て、非常事態宣言を集結し、元の日常へ戻る。
そういう道筋が見えてきた。

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