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日本帰国情報

6月1日から日本入国時の空港検査が一部免除に

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6月1日からの日本の新しい水際対策措置が発表になった。
先日から報道があったように、リスクごとに3つのグループに国・地域を分類して、グループによっては入国時の検査と待機を不要とする。

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日本入国時検査の免除

まず、日本時間の午後3時半過ぎに松野官房長官による会見が開かれた。
煮え切らない内容や言い回しで眠たくなるものだった。
とりあえず、1日あたりの入国者数上限は1万人から2万人に引き上げると発表された。
これにともない、流入リスクの低い国からの入国者は検査を免除するという。
具体的な国名は挙げず。人数でいえば8割ほどの国からは検査と待機は不要となる見込みだそうだ。

その後、外務省より新たな水際対策措置の公式発表があった。

新たな水際対策措置(一部の国・地域からの入国者に対する入国時検査の免除等)

2022年05月20日

5月20日、本年6月以降の新型コロナウイルス感染症に関する水際措置の見直しの詳細が公表されました。措置の概要は以下のとおりです。
1.入国時検査及び入国後待機期間の見直し
オミクロン株に関する知見、各国・地域における流行状況、日本への流入状況などのリスク評価、ワクチンの有効性等を踏まえ、各国・地域からの流入リスクを総合的に勘案し、本措置に基づく別途の指定に沿って、下記の措置を実施します。
国・地域を「赤」・「黄」・「青」の3つに区分し、
(1)「赤」区分の国・地域からの帰国者・入国者については、入国時検査を実施した上で、検疫所が確保する宿泊施設での3日間待機を求め、宿泊施設で受けた検査の結果が陰性であれば、退所後の自宅等待機を求めないこととします。このうち、ワクチン3回目接種者については、宿泊施設での待機に代えて、原則7日間の自宅等待機を求めることとし、入国後3日目以降に自主的に受けた検査の結果が陰性であれば、その後の自宅等待機の継続を求めないこととします。
(2)「黄」区分の国・地域からの帰国者・入国者については、入国時検査を実施した上で、原則 7日間の自宅等待機を求めることとし、入国後3日目以降に自主的に受けた検査の結果が陰性であれば、その後の自宅等待機の継続を求めないこととします。このうち、ワクチン3回目接種者については、入国時検査を実施せず、入国後の自宅等待機を求めないこととします。
(3)「青」区分の国・地域からの帰国者・入国者については、ワクチン3回目接種の有無によらず、入国時検査を実施せず、入国後の自宅等待機を求めないこととします。
※本措置に基づく国・地域の区分は別途公表します。

2.入国後の公共交通機関の使用について
入国後24時間以内に自宅等待機のために自宅等まで移動する場合に限り、引き続き、自宅等待機期間中であっても公共交通機関の使用を可能とします。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C045.html

はい、こちらもなんのことやらわかりづらい役所文書。
これまでの経緯を知らない人は、初見では理解不能だと思う。

以下、簡単にまとめる。

簡単解説

まず、リスクに応じて世界の国・地域を赤・黃・青の3つに区分。
赤が高リスク、黄が中リスク、青が低リスクという分け方だ。信号方式と呼ぼう。
それぞれの国・地域からの日本入国・帰国の際には、別々の検疫措置を取る。
この措置は、6月1日午前0時から実施する。

赤グループ国からの入国
ブースター接種なし:空港検査実施、3日間強制隔離
ブースター接種済み:空港検査実施、7日間自宅待機(3日目に自主検査すれば以降の待機は不要)

黃グループ国からの入国
ブースター接種なし:空港検査実施、7日間自宅待機(同上)
ブースター接種済み:空港検査免除、自宅待機免除

青グループ国からの帰国
ブースター接種に関係なく、空港検査と自宅待機は免除

グループ分けの国・地域は別途発表するとのことで、現時点では不明。おそらく来週発表予定。

公共交通機関に使用は、これまでどおり、入国後に自宅などへの移動に関しては24時間以内にかぎり認められる。
自宅待機が必要な人でも、空港を出てから電車やバスで自宅に戻ることができる。国内線フライトにも搭乗可能だ。
待機免除の人は、空港を出て、即完全自由行動となる。

また、6月1日からは、感染指定国と非指定国の区分による待機措置はなくなる。
現時点ではラオスなど6カ国が感染指定国となっており、強制隔離の対象だが、この条件は撤廃される。
6月1日以降は、赤グループが強制隔離の対象となる。
(現行の感染指定国がそのまま赤グループへ移行する可能性は高そうだが)

タイはどのグループに?

グループ分けの発表はおそらく来週。
松野官房長官の会見では、入国者の8割が、検査と待機を求めないグループになる見込みだという。つまり青グループだ。
たぶん、タイはこの青グループに分類されるだろう。
ワクチン接種の有無は関係なく、日本入国時の検査と待機は不要となる。

もしもタイが黄色グループに分類されたとしても、ワクチンブースター接種済みであれば、青グループ同様に、検査と待機は不要だ。

タイが赤グループに分類される可能性はゼロといっていい。まずありえない。

これまではブースター接種済みであっても、全員検査必須だった。
6月1日からは、ほぼ確実に、検査と待機なしでタイから日本に入国できるようになる。

本日の発表では、事前の検査陰性証明書については言及なし。
これまでどおり、6月1日以降も、陰性証明書取得義務は継続しそうだ。
タイから日本に帰国する際には、タイ国内で検査を受けて、陰性証明書を取得しないと、日本行きフライトに搭乗できず、日本帰国は不可となる。

まとめ

グループ分けの正式決定が待たれるが、タイはほぼ確実に青グループだ。
今月中には実証事業でタイからの観光客を受け入れることになっている。
そんな国を黄色や赤色にするとは思えない。

タイではすでに検査と隔離無しでの外国人入国を認めている。事前の陰性証明書も不要だ。
日本入国には、検査と隔離が不要となるが、おそらく陰性証明書は継続。
それでも、到着時検査と隔離不要での日本とタイの往来が実現することになる。
遅れに遅れている日本の水際対策だが、ようやく観光往来に向けて動き出した。

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