日本帰国情報

タイから日本への観光旅行再開へ。実証事業にタイが選ばれる。

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先日、日本の水際対策をG7並みに緩和して、スムーズな入国ができるようにすると岸田首相が発表した。
当初は日本開国か思われたが、ふたをあけてみると、外国人の観光目的での入国は不可のままと判明。
それでも6月には一部制限付きで観光客受け入れ再開という話も出てきた。
そして本日、観光庁より観光再開に向けた実証事業を実施すると公式発表された。
アメリカ、オーストラリア、シンガポール、タイからの団体旅行者を受け入れるという。
タイからの日本観光旅行が大きな制限付きではあるものの再開される。

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観光再開に向けた実証事業

観光庁より5月17日付けで正式なプレスリリースが出ている。

今後の訪日観光再開に向けて必要な検証をするための実証事業を実施します

今後の訪日観光再開に向けて、必要な材料を収集するため、5月中に、我が国の旅行会社が行動管理を行う少人数のパッケージツアー形式での実証事業を実施します。
本事業では、感染防止対策の遵守方法や緊急時対応等について検証を行い、旅行会社や宿泊事業者等が留意すべき点をまとめた「ガイドライン」を策定し、関係者間に周知いたします。
なお、本件は、昨年11 月末のオミクロン株に対する水際対策の強化を受けて実施を見合わせていた事業です。

【訪日観光実証事業の実施概要】
・対象者   :ワクチン3回目追加接種済みの者
・出発国   :変異株に対する非指定国であり、かつ、訪日重点市場
(米国、豪州、タイ、シンガポール)
・旅行形態  :少人数単位の、行程が予め決められたパッケージツアー形式であって、添乗員が同行するもの
・受入地域  :緊急事態宣言等が発令されていない地域/都道府県が同意した地域のみ
・その他要件 :民間医療保険への加入 等
・検証項目  :[1]効果的な感染防止対策の遵守方法
[2]陽性者発生時を含む緊急時の対応
[3]陽性者の発生状況 等

※事業の詳細については、(一社)日本旅行業協会と連携し決定いたします。
※国内外の感染状況や航空便の状況等を踏まえて内容を変更する場合があり得ます。

https://www.mlit.go.jp/kankocho/news03_000223.html

いや、これはさすがにびっくりの内容だ。
最初聞いた時は、思わずのけぞった。
アメリカやオーストラリアから旗を持った添乗員に連れられた団体旅行者が日本の街中をぞろぞろ歩く姿は到底想像できない。
タイやシンガポールからはありえなくないが、それにしてもひどい内容。
G7並みどころか北朝鮮並みと揶揄される有様である。
いくら実証事業だといっても、こんなので観光客がやって来ると日本政府は本気で考えているのだろうか。

報道によれば、この実証事業では計50人程度を受け入れる予定だという。
今月中に10から15のツアーを予定している。
4カ国で50人ということは、1カ国あたり10人強。
1ツアーあたり2,3人。

かなりの少人数での催行となるようだ。
これだと旗持ちの添乗員は付かないだろう。でもフリー旅行は不可。事前に行程を申告し、そのとおりに旅行しないといけない。観光中は旅行会社スタッフ帯同の必要があるようだ。
個人旅行も不可で団体旅行のみだ。
やはり、純然たる観光客がやって来ることはなさそうな気がする。
なんらかの事情を持った人が観光という名目で入国してきそう。

タイから日本への旅行

厳しい制限付きだが、タイからの観光目的での日本入国が可能となる。
ともかく実証事業にタイも選ばれた。
タイは感染非指定であり、訪日重点市場とみなされている。

まず最低条件は、ワクチン接種3回済みと医療保険加入。
逆にタイへの入国ではワクチン接種2回と医療保険加入が必要だ。

日本のブースター接種規定では、シノバックとシノファームは認められていない。
タイではワクチン接種計画初期においてシノバックとシノファームが主流ワクチンだった。
シノバックを2回打ってからブースター接種としてファイザーを打つパターンも多い。でも日本のルールではこれはブースター接種済みとはみなされない。
3回接種条件を満たせず、日本へ旅行へ行けないタイ人も多そうだ。

出国前の陰性証明書については、継続するものと見られている。
つまり、日本への出発に先立ち、タイ国内で日本が認める方式(主にPCR検査)の検査を受けて、陰性証明書を取得しないと、日本行きのフライトに搭乗できない。

この実証事業における日本入国措置が実際にどうなるのかはまだ不明。
ビザの問題もある。
現在新規の観光ビザ発給は停止中で、ビザ免除措置も停止している。
もともとタイ人はビザ免除で15日間の日本滞在が可能だったが、それがどうなるのかははっきりしない。

実証事業がうまくいけば、6月からは4カ国以外からの観光客受け入れが再開するものとみられる。
1日あたりの入国者数上限は現在の1万人から2万人に引き上げられる方針だ。

現行措置では空港検査は入国者全員が必至で、到着便が重なれば空港検疫に数時間を要するほど混雑する。2万人に引き上げられればさらなる混乱は避けられない。
そこで一部だけでも空港検査は免除する必要性に迫られる。

特定の国からの入国で、ワクチンブースター接種済みかつ陰性証明書提示により、空港検査は免除とする案が出ている。
とりわけ、出国前検査の精度や信頼性の高い国からの旅行者は免除とする方針だ。

タイが実証事業に選ばれたということは、タイでの検査の精度や信頼性は高いと見られていることになる。

どうやら、タイからの日本入国では空港検査免除となる可能性が高そうだ。

6月から実施となるのか、それとも実証事業開始とともに実施されるのか、はたまた6月以降もやっぱり厳しいままの入国措置とするのか。
正式発表待ちだ。

条件はひどいものだが、とりあえずタイへ向けて日本の観光のドアは開けられた。えげつないレベルの狭いドアだが、まずはここから始めるというのが日本政府の方針。
他のG7諸国や東南アジアの開国状況と比べると、日本は1周どころか5周くらい遅れている。

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