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タイ国内情勢

タイ高速鉄道 バンコク-ノンカイ 2030年完成を目指す

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タイの高速鉄道は、まずバンコクからナコーンラーチャシーマー(コラート)を結ぶ路線を最初に進められている。
タイ高速鉄道計画の中のイサーン方面路線だ。その第1フェイズとして、バンコクからナコーンラーチャシーマーまでの建設を実施している。
このたび、ナコーンラーチャシーマーからノンカイまでの第2フェイズ工事がタイ内閣によって正式に承認された。予算額は約3400億バーツ。運行距離は357キロメートルとなる。

第1フェイズと第2フェイズを合わせると、バンコクからナコーンラーチャシーマーそしてノンカイまで続く路線となる。
また、ノンカイからはラオスへ入り、最終的には中国雲南省まで高速移動できるようにする計画になっている。

いわばタイ・中国鉄道というわけだ。
タイ高速鉄道における車両は中国製のCR300が使われる予定だという。

第1フェイズであるバンコク-ナコーンラーチャシーマー間の工事は、約36%完了している。
工事は2017年にはじまり、当初の開業予定は2021年だったが、工事は遅れに遅れて、開業見通しを2027年に変更した。

ナコーンラーチャシーマーからノンカイへの第2フェイズの工事は、2030年までに完了する予定と運輸大臣は述べている。

発表は以上。
(ソース:Bangkok Post)

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タイ高速鉄道はいつ実現する?

以下は、感想。

バンコクの出発駅はクルンテープ・アピワット中央駅(バンスー)だ。
クルンテープ・アピワット中央駅は複層構造となっており、プラットホームも多い。
高架線路が延々と続いている。
これがこのままコラート、そしてノンカイまで続くというわけだ。

で、問題はいつ完成するのかということ。

そもそもが2021年には、バンコク-コラート間の工事が完了して開業する予定だった。現時点ですでに4年遅れとなっており、修正された完成予定が2027年だ。現在の進捗率は36%。あと2年で残り64%の工事を進めないといけない。
そして、コラートからノンカイまでの路線はようやく承認されたばかり。まだ何も作っていない。完成予定は2030年。

誰もがこう思うだろう、無理だと。

まあ、コンケーンの鉄道駅なども高架化されていて、将来的には高速鉄道の建設を見込んでいるのはわかるけれど、まだまだ先は遠い。

タイ高速鉄道計画といえば、ドンムアン・スワンナプーム・ウタパオを3空空港を結ぶ路線も予定されている。
この路線も遅れに遅れているが、目下の開業予定は2029年だという。
これまた無理だとみんな思うはずだ。

もしも、本当に2029年に3空港直結路線が開通し、2030年にバンコク-ノンカイ線が全線開通すれば、パタヤから高速鉄道でノンカイまで行けることになる。
なんだか夢物語のような気もする

さらには、タイからラオス・中国鉄道に接続すれば、中国の雲南省まで行けるようになる。バンコク・パタヤと中国が1本の線路でつながるのか。

まあ高速鉄道でパタヤからコラートあたりまで一気に移動できれば楽だろうとは思うけれど、現実的にはバス移動の時代がまだまだ続きそうだ。

バンコクからコラートへの高速鉄道の完成が2030年で、コラートからノンカイの完成が2035年くらいだと勝手に予想。
3空港直結高速鉄道も2035年くらいかも。
どこまで遅れるのか誰も正確に予測できない。そもそも完成しないという結末もありうる。
本当に気長に待つのが正解だろう。

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