タイ国内情勢

タイ全国大規模ワクチン接種計画開始。外国人ワクチン接種も受け付け開始。

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かねてより発表になっていたとおり、6月7日、タイ全国での大規模ワクチン接種計画がスタートした。
また、これも発表済みであったが、外国人向けのワクチン接種予約登録についても開始された。
どれも問題は多そうだが、とりあえず動き出した。

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タイ全土大規模ワクチン接種キャンペーン

CCSA発表によるデータでは、タイは2021年2月28日から6月6日までに医療関係者と高リスクグループの人たちに420万回分のワクチン接種が実施された。
そして、6月7日からは広く一般向けの集団ワクチン接種キャンペーンが開始となった。
開始後2時間で、986のワクチン接種センターが稼働し、143,000人が接種した。このうち73,000人は60歳以上の高齢者で、21,000人は基礎疾患を持っている。

タイ政府は、国として集団免疫を獲得するため、今年末までに人口の70%にあたる5,000万人のワクチン接種完了を目標としている。
ワクチン接種は2回必要無ため、初回接種を9月末までに完了する予定を立てている。

必要なワクチンは1億回分。
シノバック:600万
アストラゼネカ:6,100万
シノファーム、ファイザー、ジョンソンエンドジョンソンなど:3,300万

ただ、大々的に開始した大規模ワクチン接種計画だが、いきなり壁にぶちあたっている。
当初予定していた各県への割り当てが充分行き届いていないのだ。
感染第3波が収束せず、一部のエリアは危機的な状況が続いている。そういった高リスクエリアにより多くのワクチンを供給しているため、他の県にしわ寄せが及んでいる。
また、メインで使うアストラゼネカワクチンの供給も追いついていない。

そういった事情で県によっては、すでに日時を予約した人のワクチン接種を遅らせる事態となっている。

たとえば、チョンブリ県では、6月7日の予約分しかワクチンを確保できておらず、8日以降は延期すると発表していた。
その後、8日と9日のワクチン接種の準備が整ったと発表した。
チョンブリ県ですらこの状況なので、他の県はもっと厳しいかもしれない。
ワクチン接種予約を済ませた人が多く、かつ接種センターの準備も整っているのに、肝心のワクチンが足らないという状況だ。

そのうちに解決していくだろうが、軌道に乗るにはまだまだ時間がかかりそうだ。

外国人向けワクチン接種登録

タイ在住外国人も大規模ワクチン接種プログラムに組み込まれている。
タイにいるすべての人が対象となるからだ。
従来からCCSAが発表していたとおり、6月7日から外国人向けのワクチン接種予約登録が全国規模で開始された。

登録方法は3つ
・接種希望者のカルテがある病院で登録
・各県独自の登録プラットフォームにて
・政府が運営する新しいウェブプラットフォームにて

政府運用のタイ在住外国人向けワクチン接種予約登録サイトは、6月7日午後から運用開始となった。
これまでは外交官、国際機関職員、その家族専用だったが、一般外国人向けにも範囲を広げた。

https://thailandintervac.com/

ただし、すべての外国人が対象ではない。
対象となるのは、60歳以上ならびに7つの基礎疾患のある人限定となる。
基礎疾患は、重度の慢性呼吸器疾患、冠動脈疾患、慢性腎臓病(第5ステージ)、脳卒中、化学療法を受けているがん患者、糖尿病、肥満症(体重100kg以上ないしBMI > 35 kg/m²)の7つ。

接種会場では、登録時のパスポートと治療履歴がわかる証拠を提示する必要がある。

利用できるワクチンは、シノバックあるいはアストラゼネカ。
いずれは、ジョンソンエンドジョンソンとモデルナが加わる。

現時点で利用可能な病院は、以下の3つ。
MedPark Hospital
Vimut Hospital
Phyathai 2 Hospital

いずれもバンコク。

パタヤでは、バンコク病院パタヤがリスト入りしており、そのうち利用可能となる。

CCSAに発表では、外国人のワクチン接種登録は接種予定日の2週間前に登録することが望まれるとしている。日時と接種場所はオンラインで予約可能。ウォークインでの予約は不可。

初回の対象外となっている長期滞在者外国人は、病院や県のワクチン接種センターで登録済みでないかぎり、このウェブサイトでの登録が可能となる。詳細については今後発表されるとCCSA。

なお、タイ民間病院協会によれば、モデルナワクチンを1000万回分購入して、有料でのワクチン供給を実施する予定とのこと。
10月に400万回、来年初めに100万回、その後に500万回。
つまり開始は早くとも10月になる。
価格は、ワクチン2回と診察料と保険をすべて込みで3,800バーツとなる見込み。

タイ政府の実施するワクチン接種計画は外国人も含めてすべて無料だが、民間病院独自のワクチン接種はタイ人外国人とも有料となる。

在タイ日本大使館よりお知らせ

6月7日のCCSA発表ならびにタイワクチン接種計画については、在タイ日本国大使館からもお知らせが出ている。
内容はCCSAのブリーフィングをなぞったものだ。

タイにおける新型コロナウイルス・ワクチン接種に関する追加情報(令和3年6月7日現在)

タイ政府が5月21日に発表した「タイ在住の外国人の新型コロナウイルス・ワクチン接種登録方法」について、6月7日の新型コロナ対策本部(CCSA)定例記者会見で発表された追加情報の概要は以下のとおりです。今後新たな情報が得られ次第、随時お知らせします。

1. 本日(6月7日)、全国的な新型コロナワクチン接種プログラムが始まったが、まだ初日であり、今後外国人を含めタイ国内の全ての人がワクチン接種の対象になることを約束する。

2. いくつかの県・地域(例えばチェンマイ県、プーケット県、サムイ島、ホアヒン等)において、外国人向けの英語のワクチン接種登録サイト等が発表されている。また、健康記録のある病院の多くでワクチン接種登録を受けつけている。まだワクチン接種登録手続きを開始していない病院については、まだワクチン接種プログラムは始まったばかりであるので、少しお待ちいただきたい。

3. さらに、保健省疾病管理局は、各県の登録システムに加えて、外国人向けワクチン接種登録ウエブサイト(www.thailandintervac.com)を発表した。同ウエブサイトは6月7日15時から運用を開始し、最初の段階では、60歳以上の外国人、慢性疾患のある外国人を対象とする。同ウエブサイトによる他の外国人の登録手続きについては、追って詳細を発表する。

⇒https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_20210607.html

まとめ

タイ全国大規模ワクチン接種プログラムは確かに始まった。
大々的に告知したわりには、初っ端からつまずいているような印象を受けるが、ともかく始まった。
一般外国人がワクチン接種を受けられるのは当分先になるかもしれない。
今は詳細発表を待つしかない。

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