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タイ国内情勢

タイ国内状況5月10日:新規感染者1,630人、タイで初のインド変異株感染者

投稿日:2021年5月10日 更新日:

5月10日のタイ国内状況。
新規に確認された感染者数は昨日よりも大きく減少した。
バンコクでは大規模な積極調査を進めている。

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タイ全国の感染状況

5月10日発表、タイの新規感染確認者は1,630人
(累計85,005人)

外国からの入国:8人
国内感染(病院にて検査):1,321人
積極調査:301人

死亡:22人(累計399人)

亡くなった22人のうち、バンコク13人、チェンマイ2人など。
男性9人、女13人。
30歳から92歳で、中央値は65歳。
高血圧13人、糖尿病6人など基礎疾患をもっていた。
タイ国内における致死率は0.50%に上昇。

回復済み:55,208人(+1,603)
治療中:29,376人

重症患者は1,151人、うち人工呼吸器をつけているのが389人。

国内感染上位10県

バンコク565
ノンタブリ158
サムットプラカン116
サムットサコン85
パトゥムタニ65
チョンブリ63
ラノーン45
スラタニ41
ナコンシータマラート39
チャンタブリ36

バンコクでの新規感染が大幅に減少した。

ここ1週間の感染者の推移グラフ

外国からの入国8人は、隔離中の検査で陽性が確認されたもの。
出発国は、バーレーン、クロアチア、インド、アイルランド、カタール、ロシア、トルコ、アメリカから1人ずつ。

アジア各国の統計

日本は新規感染者6,996人で前日(6,054人)よりも大幅増。
インドでは前日よりも減少したが1日の感染者が36万人。なおも危機的な状況が続けている。
マレーシア、カンボジア、ベトナム、ラオスでも増加傾向にある。
マレーシアでもロックダウンを実施とのこと。

タイワクチン接種状況

2月28日から5月9日までの累計:1,809,894回
初回接種:1,296,440人(+22,774)
2回目接種:513,454人(+43,400)

5月1日より、タイ国内一般向けのワクチン接種予約登録を開始した。
モープロムというアプリ、LINEオフィシャルアカウントで登録ができる。
優先グループは、60歳以上の高齢者(1170万人)と基礎疾患(呼吸器系疾患、心臓病、腎不全、がん、糖尿病など)のある者(430万人)。

モープロムは現在タイ語版のみ。
CCSAによれば、英語版アプリケーションを開発中とのこと。
いずれはタイ在住外国人のワクチン接種予約登録が可能となる。

CCSAブリーフィング概要

・5月1日以降、インドからの外国人のタイ入国は禁止されているが、タイ人の帰国は現在も続いている。5月8日には74人のタイ国民がインドから帰国した。このうち検査で陽性判定されたタイ人は5人。
・4月17日にインドから到着し10日後に感染が見つかった1人がいるが、これは情報伝達が遅れたためで、5月1日以降にインドから外国人が入国したわけではない。
・4月24日にパキスタンからタイに到着したタイ人にインド変異株が見つかったが、政府隔離システム内にいるので、市中に拡がるおそれはない。
・バンコクでの積極調査は1日あたり9000から10000件を実施。新たに発見される症例は大幅に減少している。
・無症状者は10日隔離の後に帰宅が許されるとされていたが、野戦病院のベッド数が増加しており、無症状者でもあって野戦病院に14日間滞在することになっている。退院後、さらに14日間は自宅隔離する。

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