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タイ国内情勢

2022年ソンクランは3年連続水かけ禁止に、パタヤのワンライは水かけなし開催へ

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タイの正月ともいうべきソンクラン。
水かけ祭りとしても有名だ。
パンデミックにより2019年、2020年と中止になっている。
今年のソンクランは4月13日から15日だ。
では今年は開催できるのか、水かけできるのか?
政府決定により今年も水かけは禁止が決定した。
ただイベント開催は可能ともなっており、まだはっきりしない点もある。
パタヤではワンライという地域独特の祭りがある。この点についてパタヤ市長が言及した。

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2022年ソンクラーンは路上水かけ禁止

3月18日のCCSA本会議にて、ソンクラン期間中の感染リスクを減らすための規制措置が決定された。

・「ロットナムダムフア」といった水かけと伝統的な活動は、COVID Free Setting措置に沿って行うことが許可される
・泡パーティ、イベント施設でのアルコール類の販売と消費は禁止とする
・密閉された空間でのソンクランの活動に参加する人は常にマスクを着用し、物理的な距離を確保しなければいけない。
・道路など公共エリアの水かけは禁止とする

ソンクラン中の活動ガイドライン

・ソンクラン前
ワクチン接種を進める
帰省する前の健康状態をチェックして、症状があったり高リスクの場合は旅行をとりやめる
出発前72時間以内にATK検査
イベント開催には許可が必要で、Thai Stop Covid 2 PlusとCovid Free Settingに登録すること

・旅行移動中の飲酒は禁止

・ソンクラン期間中
直に接触することのない伝統的な行事は開催できる
出入り口ではスクリーニング検査を実施
マスクは常時着用

泡パーティ、粉を塗る行為、会場でのアルコール販売と消費は禁止
家族の間で長時間の会食は禁止

・ソンクラン終了後
7日間は経過観察し、人と会うのは控える
適切なワークフロムホームの実践

わかりづらい点もあるが、一つ間違いないことは、「路上での水かけは禁止」ということ。
ソンクラン期間中は、普通に公道を歩いていたりバイクに乗っていても水をぶっかけられるが、こういった行為は完全に禁止となる。
路上で水をかけあう行為も禁止だ。
歩いていると、水で溶いた粉を顔に塗りたくられることがあるが、これも禁止。

どうなるイベント開催

路上水かけは禁止。
でもイベント自体は開催可能のようだ。
ではどうのような形でのイベント開催なのか

バンコク都は、セントラルワールドで水かけのないニューノーマル・ソンクラン祝祭イベントを開催すると発表した。イベント開催日は4月12日から14日。
水かけは許可せず、伝統的な行事のみとする。
会場参加者は800人までに制限。入りきれない人は座席エリアで順番待ちする。
入場時にはスクリーニング検査を実施し、会場内では常時マスク着用。
食事販売エリアは会場から切り離され、販売担当者は帽子と手袋を着用。
ソーシャルディスタンスでも厳守しなければならない。

これがバンコク都の考えるニューノーマルでのソンクランイベントということらしい。
国や自治体が管理するイベントはこういう形になりそうだ。

CCSAならび首相の方針では、イベント開催には事前許可が必要。
屋外の広々としたエリアのみ開催が許される。
コンサートの開催もできなくはないそうだ。
また、一部の解釈では、イベント会場内にかぎり、水かけの許可が与えられるかもしれないとのことだ。
ただし、入場にはATK検査が必要で、さらに会場内ではマスク常時着用が義務付けられる。

マスクしたまま水かけなどできるわけもなく、話が混乱している。
また、ソーシャルディスタンスも必須。1.5-2.0メートルの距離を開ける必要があり、マスクを付けたまま、離れたところで水鉄砲を打ち合うしかない。
いや、そんな水かけは成立しないだろうし、もし許可が出ても、実際はもみ合いへし合いの水かけになるのは目に見えている。

カオサン通りではCCSAの発表を受けて、ソンクランの特別なイベントは開催しない意向を示した。
ソンクランは観光客エリアで、ソンクラン中の水かけを目的に訪れる外国人観光客タイ人観光客が多い。
でも水かけのないイベントを開催したところで客は来ないだろう。
ソンクランの水かけイベントは開催しないと。

ソンクランまであと一ヶ月近くある。
政府決定をもとに各県で独自の規制措置を定める。
民間でのイベント開催については、また動きがあるかもしれない。

パタヤの水かけ禁止とワンライ

バンコクのカオサン通りと並んで、パタヤも外国人観光客に人気の水かけスポットだ。
街のあちことで水かけが行われる。ソンクラン中は水かけ無法地帯といえるほど。

また、パタヤでは4月19日にワンライと呼ばれる地域独自の祭りが開催される。

ソンクラン中の水かけを5倍くらいパワーアップした祭りで、それこそ街全体が水かけ会場となる。ビーチロードは歩行者天国となり、狂乱の祭りが夜まで繰り広げられる。

むろん、過去2年、パタヤのソンクランとワンライは中止されていた。
今年のソンクランとワンライはどうなるのか。

本日、パタヤ市長が声明を発表した。

パタヤ市では、今年のソンクランとワンライは、伝統的活動として開催する。Covid Free Settingを遵守し、感染防止のため水かけはしない。
粉塗りと泡パーティは禁止。イベント開催エリアでは酒を禁止する。文化的伝統的な活動のみ許される。

参照:https://www.facebook.com/STVPattaya/posts/5217932264894332

パタヤでは今年も水かけは禁止だ。
4月19日のワンライは開催するが、水かけも泡パーティも不可。行事は伝統的な活動のみとするようだ。
イベント開催は可能でも、水かけは禁止。
ひょっとしてコンサートはできるかもしれないがはっきりしない。

これでパタヤは3年連続水かけ禁止が決定的となった。
ワンライがどのような形で開催されるかはまだわからないが、ビーチロードを歩行者天国にして盛大に水をかけあうことがないのはたしかだ。
ソイ7やソイ6がパタヤ水かけ再激戦区だったが、今年も水は一滴も流れないことになる。

ちなみに、どうせパタヤだから水かけ禁止なんて守らないだろうという声が聞こえてきそうだが、昨年と一昨年は本当に誰一人水かけをやっていなかった。
ただ、昨年と一昨年はロックダウン中でバーの営業は不可だった。
今年は、レストラン営業としてバーは再開している。
観光客も増えつつある。
どこかのバーで勝手に水かけをやる可能性がなくはないけれど、たぶんやらないと思う。通報されておしまいだ。

まとめ

まだ最終決定というわけではないが、今年のソンクランのイベントは伝統行事だけになる気配が濃厚だ。
路上での水かけは禁止。
3年連続水かけなしのソンクランとなる。
水かけは来年に持ち越しに。
タイは開国して、日本とタイを隔離なしで往来できるようになった。
でも、ソンクランの水かけを楽しみにしている旅行者は、あと一年我慢する必要がありそうだ。

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