本日2月18日に開催されたCCSA規制緩和検討特別会議にて、新しいゾーニングに関する提案が検討された。
この提案をもとに、22日に本会議が開かれ、規制緩和と新ゾーニングが決定する。
このままいけば近日中にバンコクのバーやパブなどの娯楽施設の営業再開が可能となる見込みだ。パタヤでは深夜までバーの営業できるようになる。
まだ正式決定ではない。
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ゾーニング見直し
タイ国内の規制措置は、CCSAが定める各県ゾーニングに基づいて決定されている。
高リスクとされているゾーンでは、より厳しい措置が取られる。
ゾーンが低くなればなるほど、規制も緩くなるわけだ。
現在のゾーニングは、一番厳しいダークレッドゾーンにサムットサコーン。
次に厳しいレッドゾーンにバンコクなど。バンコクはレッドゾーン指定されているため、バーやパブといった娯楽施設の再開が不可のまま。レストランの店内飲酒も不可となっている。
その次に厳しいのがオレンジゾーンで、ここにはチョンブリ(パタヤ)が含まれている。オレンジゾーンでは、娯楽施設の営業は可能だが午後11時までとされている。レストラン店内飲食も同様で午後11時まで。
イエローゾーンとグリーンゾーンではほぼ制限なしに各業種の営業が可能となっている。
本日のCCSA会議で提案された新しいゾーニングがこちら。定例のブリーフィングにて公表されたものだ。
ダークレッドゾーン(1県):サムットサコーンのみ
レッドゾーン:該当なし
オレンジゾーン(8県):バンコク、サムットプラカン、サムットソンクラーム、ノンタブリ、ナコンパトム、パトゥムタニ、ターク、ラチャブリ
イエローゾーン(14県):カンチャナブリ、スパンブリ、アユタヤ、サラブリ、ナコンナヨック、チャチョンサオ、ペッチャブリ、ラノ-ン、チョンブリ、ラヨーン、チュンポン、ソンクラ、ヤラ、ナラティワート
グリーンゾーン(54県):プーケット、チェンマイ、ウドンタニーなど
バンコクはレッドゾーンからオレンジゾーンへ1段階下がる。
チョンブリ(パタヤ)はオレンジゾーンからイエローゾーンへ1段階下がる。
バンコクは娯楽施設再開、パタヤは深夜営業可に
前回のゾーニング見直し時にCCSAが定めたゾーンごとの規制基準がこちら(タイ政府広報作成)
まだ完全決定ではないが、新しいゾーニングにおいても、これと同じ基準が適用となるはずだ。
オレンジゾーンとなるバンコクでは、ようやく娯楽施設の再開とレストラン店内飲酒が可能となる。ただし営業時間は午後11時まで。バーやパブやディスコでは音楽演奏は可能だが、ダンスは禁止される。MPも人数制限ありで営業再開が可能となる。
規制緩和実施後のバンコクが、現在のパタヤの状況(オレンジゾーン)になるということだ。
オレンジゾーンからイエローゾーンに変更となるパタヤでは、娯楽施設とレストラン店内飲食は24時まで認められることになる。レストランの店内飲食に関する制限はなくなる。要するに酒は24時までだが、そのあと店内での食事は可能ということ。オレンジゾーンだと店内飲食は午後11時までだった。
グリーンゾーンになると、営業に関する制限はなくなる。もとから法律で規定された範囲での営業が可能だ。
ただし、全国的にあらゆる賭博施設は閉鎖のまま。
また多くの観客をいれたスポーツ大会の開催もできない。グリーンゾーンであっても観客の人数制限はあり。
最終決定はまだ
注意すべきは、これはまだ提案段階であること。
来週月曜日(2月22日)に開催予定の、プラユット首相を議長とするCCSA本会議にて承認を受ける必要がある。
その後、閣議決定をへて官報に掲載され正式決定となる。
さらに、CCSAが定める基準をもとにして、各県にて独自の規制を決定する。
県の命令により実際の規制内容が決められるので、CCSA基準の規制緩和がそのまま実施されるとはかぎらない。
県によっては、CCSAの基準より厳しい規制措置が施行される可能性もある。実施されるにしても日時が遅れるケースもある。
また、新しいゾーニングと規制緩和の実施日はまだ不明。
2月22日のCCSA本会議で承認を受けて、即日公布となるかはわからない。
正式実施までは数日かかるかもしれない。遅くても3月1日には実施されるだろうが。
(ちなみに2月26日は祝日兼禁酒日となっており、月末は3連休)
前述のとおり、各県における最終的な規制緩和の実施は各県の命令次第となる。県が認めないかぎり、規制緩和は実施されない。
ただ、これまでの流れからすると、この先数日間でよほどの感染拡大が起きないかぎり、今回の提案がそのまま通るだろう。
各県もCCSAの基準に概ね沿った規制措置を発表するはずだ。
となれば、バンコクのナイトライフ再開はほぼ決定といっていい。パタヤは深夜まで営業できる。
あとは何日から実施されるかが気になるところ。
来週月曜日のCCSAの本会議に注目。
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