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タイ国内情勢

娯楽施設営業時間を午前4時まで延長するよう提案、眠らない街パタヤの復活は?

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タイでは段階的に入国制限を緩和し、外国人観光客が増えてきている。
国内規制も緩和し、娯楽施設は通常どおりに営業が可能となった。
ただ、完全復活にはまだまだ遠い。
さらなる外国人観光客誘致のため、外国人が集まるエリアに限定して、娯楽施設の営業時間を朝4時まで延長する提案がなされる。

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タイ観光客トップ5

CCSAにならびにタイ政府広報の発表によれば、2022年1月1日から7月31日までタイを訪れた外国人観光客は3,150,303人となった。観光収入は15億7000万バーツに上る。

タイへの旅行者トップ5
1位マレーシア 425,289人
2位インド 333,973人
3位シンガポール 183,716人
4位イギリス 161,780人
5位アメリカ 146,891人

マレーシアからはタイ南部のソンクラーのサダオ国境を陸路で越えてくる人が多い。国境が開放され、タイランドパスが廃止された7月1日直後は1日5000人ペースでの入国があったという。
多くはタイ南部のハジャイやプーケット、あとはバンコクに滞在しているようで、マレーシア人はあまりパタヤには来ない。

インドからの観光客が急増したのはここ数ヶ月だ。逆にファランはローシーズンを避けて減少気味。
よってインド人観光客がパタヤを席巻しており、パタヤはインド人だらけとなっている。
現在のパタヤの最大勢力はインド人だ。

7月1日のタイランドパス廃止によるタイ開国で、1ヶ月あたり100万人の外国人観光客が訪れるようになった。
今年は残り5ヶ月ある。このままのペースを維持すれば、トータル800万人に達するはずだ。
が、タイ国政府観光庁や観光スポーツ省ではさらに多くの外国人観光客の到着を目標としている。

娯楽施設の営業を午前4時まで延長へ

10月からのハイシーズンに、月150万人の外国人観光を呼び込むにはさらなる努力が必要だ。
そこで、ピパット観光スポーツ大臣は、娯楽施設の営業時間を午前4時まで延長するようCCSAに提案する予定だという。
午前4時まで営業可能とするのは、外国人観光客が集まる特定エリアに限定される。
バンコクでは、ローカル客が集まるトンロー・エカマイは対象外とし、外国人観光客に有名なカオサン通りなどが対象になるだろうと大臣。
他にも、パッポン、ナナ、ソイカウボーイなども対象となりそうだ。
プーケットではバングラ通り、チョンブリ県ではパタヤ市全体が対象となる可能性がある。
娯楽施設営業時間延長は、8月14日から20日まで開催されるAPEC観光大臣会合の終了後の9月にCCSA会議に提案する予定だという。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/2362492/opening-hours-for-entertainment-venues-to-be-revised

タイでは6月1日の規制緩和により娯楽施設の営業再開が正式に認められた。ただし営業時間は24時まで。
6月下旬のさらなる規制緩和でバンコクやパタヤなどの娯楽施設の営業時間は実質的に午前2時まで延長となった(タイ全国的には原則24時まで)。

パタヤのLKメトロやウォーキングストリート、その他のバーでは、午前2時まではネオンサインをつけて堂々と営業している。
中には午前3時くらいまでネオンサインと音楽ありで営業している店もある。
パンデミック前の状態に戻ってきている。
ただ、表向きは午前2時閉店だ。
当局による巡回もたまに行われており、2時閉店するよう言われる。
バンコクのナナプラザでも同様。いちおう午前2時閉店ということにはなっている。

眠らない街パタヤの復活を

深夜4時まで娯楽施設の営業延長を認めよという提案や要望は以前から出されているが、なかなか実現しない。

かりに実現したところで、一気に観光客が増えるわけではないだろう。

パタヤでは、すでに午前4時まで営業しているような店もある、
でも全体的には客が少ないため、午前2時過ぎには閉店してしまう店が大半だ。
ローシーズンに加え、ただでさえ観光客が少ない現在の状況では、午前4時まで営業してもしょうがないかもしれない。

ピパット大臣の提案が実現するとしても、10月からだ。
10月、そして11月には本格的にハイシーズンが始まる。
パーティ好きの欧米人が多くやって来るだろう。
ひょっとしてロシアや中国からの旅行が再開されるかもしれない。
そうなれば、午前4時までの娯楽施設営業は意味がありそうだ。午前4時ということは、もう実質的に朝まで営業する店が増えるだろう。
眠らない街パタヤが復活するか、否か。
ハイシーズンに期待しよう。

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