5月7日のタイ国内状況。
新規に確認された感染者数は昨日よりもわずかに増加し、毎日2000人前後となっている。
タイ政府は、タイ在住外国人もタイ人と同じくワクチン接種を受ける権利があるとあらためて確認した。
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タイ全国の感染状況
5月7日発表、タイの新規感染確認者は2,044人
(累計78,855)
外国からの入国:4人
国内感染(病院にて検査):1,820人
積極調査:220人
死亡:27人(累計363人)
亡くなった27人のうち、バンコクで18人、ノンタブリとサムットプラカンで2人ずつなど。
男性15人、女性12人。
30歳から90歳で、中央値は61歳。
高血圧15 人、糖尿病17人など基礎疾患をもっていた。
タイ国内における致死率は0.46%に上昇。
回復済み:49,172人(+2,377)
治療中:29,320人
重症患者は1,170人、うち人工呼吸器をつけているのが367人。
国内感染上位10県
バンコク869
ノンタブリ201
サムットプラカン165
チョンブリ89
サムットサコン69
スラタニー60
パトゥムタニ39
チェンマイ33
アユタヤ32
ナコンパトム29
ラノーン29
ここ1週間の感染者の推移グラフ
連日2000人前後の感染者となっている。
外国からの入国4人は、隔離中の検査で陽性が確認されたもの。
出発国は、タンザニアとマレーシア(自然国境を越えて帰国したタイ人3人)。
アジア各国の統計
日本は新規感染者3,763人で前日(4,075人)よりも減少。
インドでは1日の感染者が40万人を越えている。死者も1日4000人近い。
インドのタイ大使館はインド国内にいるタイ人に帰国するよう促している。
フィリピンは減少傾向に。
ラオスは1日の感染者数が3桁となった。
タイワクチン接種状況
2月28日から5月6日まで累計:1,651,782回
初回接種:1,201,2558人(+33,539)
2回目接種:450,524人(+16,410)
5月1日より、タイ国内一般向けのワクチン接種予約登録を開始した。
モープロムというアプリ、LINEオフィシャルアカウントで登録ができる。
優先グループは、60歳以上の高齢者(1170万人)と基礎疾患(呼吸器系疾患、心臓病、腎不全、がん、糖尿病など)のある者(430万人)。
CCSAブリーフィング概要
5月7日本日より、CCSAブリーフィングは午後12時半からとなった。英語版ブリーフィングは午後1時より。
・バンコクでは、クロントゥーイ地区で48人、パトゥムワン地区とバンケー地区で24人など感染者が多く確認されている。混雑したコミュニティで感染者と他の人々を引き離すことを積極的に進めている。
・EOC(緊急オペレーションセンター)は増加する患者に対応するため、より多くのベッドを準備している
・最近の感染例では、すでに感染した友人知人家族との濃厚接触によって生じたものが多いため、もしも症状を示していたり、高リスクグループにいる場合は、自分自身を隔離する重要性を認識してほしい。
・昨日、中国から100万回分のシノバックワクチンが到着した。5月14日には中国から寄贈される50万回分のワクチンが到着予定。さらに別の200万回分も今月末に到着する。
・今朝のCCSA会議では、モープロムとLINEでのワクチン予約登録申請の進捗状況について話し合われた。一般の人もアプリを通じてワクチン接種の予約ができるようになった。CCSA会議では、外国人がパスポート番号などを通じて登録できるように英語版のモープロムを作成することも話し合われた。
・タイ在住外国人のワクチン接種計画について、国籍を問わずにワクチン接種が受けられることを再確認した。首相もまたタイに住むすべての人がワクチン接種ができると確認した。メディアによって誤解を招くこともあるが、いまだにこの原則を守っている。
・保健省では、タイのワクチン接種計画は、国内に住む人々の70%が接種することによる集団免疫獲得に基づいている。タイに住む300万人の外国人は、タイ人と等しくワクチン接種を受ける権利がある。個々人の同意を得て、差別なく実施される。
・6月から始まるワクチン接種計画第2フェイズにおいて、タイ一般市民やタイ在住外国人も対象となる。
・バンラック病院では、外国人やDCIO(外交官や大使館や国際機関)向けのワクチン接種実施のためにすでにワクチンを割り当てている。
タイ入国者数
フライトによるタイ入国者の統計が発表された。
2021年5月1日から5月7日まで
タイ人:2,322人
商業フライト:152便
累計(2020年4月4日から2021年5月6日):170,407人
外国人:3,845人
商業フライト:209便
チャーターフライト:1便
緊急搬送:2便
累計(2020年6月9日から2021年5月6日):125,548人
外国人のタイ入国者は、1日あたり500人から600人ほどで推移している。
5月1日から隔離期間延長が実施となった。国籍やワクチン接種に関係なく一律で14日間。
ただ、5月1日以前にCOEを取得し5月6日までに入国する場合は隔離期間10日が認められていた。
5月7日以降の入国はすべて14日間の隔離となる。
またインドからの外国人のタイ入国は禁止となり、タイで開催予定のスポーツ大会にインドからの参加が困難な事態となった。
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