タイ国内情勢

今年のソンクラン:カオサンの水かけイベントは断念、パタヤとチェンマイでは店内飲酒時間延長を

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2022年のタイ正月ソンクランは、伝統的な活動のみが許されることになった。
路上での水のかけあいは禁止だ。
イベント開催は可能だが、粉塗りと泡パーティーと酒類販売ならびに飲酒は不可。会場ではマスク着用必須となっている。
バンコク、パタヤ、チェンマイといった観光地では水かけを楽しみに多くの観光客が集まっていたが、どうやら今年も乾いたままのソンクランとなりそうだ。

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カオサン通りの水かけイベント開催せず

観光客誘致のために、カオサン通りの事業者は通り内での水かけイベント開催許可を請願していた。
先日、政府によるソンクラン期間中の規制措置が官報に掲載されて、正式決定となった。また、バンコク都でも政府決定に沿った形で、都内の規制措置を定めた。

カオサン通りの事業者たちは、規制措置について検討した結果、カオサンの水かけイベント開催を断念せざるをえないと発表した。

イベント開催自体は可能だが、会場内では飲酒禁止とマスク着用必須。
それでも騒ぐ参加者はマスクを外すだろうし、水かけでマスクが濡れれば外すだろう。そういった場合には主催者がすぐさま参加者に新しいマスクを供与しないといけない。
定められた規制内容に沿って水かけイベントを開催するには、あまりにもリスクが大きすぎると、開催を断念するに至ったという。

参照:https://www.thaipbsworld.com/bangkoks-khaosan-road-businesses-drop-plans-for-songkran-celebrations/

政府決定には曖昧な部分があって、私有地での水かけを完全に禁止する命令は含まれておらず、特定エリア内なら水かけイベントは開催できなくもないという解釈も成り立つ。
でもイベント開催するなら、マスク着用必須、ソーシャルディスタンス2メートル確保、酒禁止と厳しい条件が並ぶ。
どう考えても水かけなんて無理。
直接禁止しなくとも、必然的に水かけは不可能となる。

もしカオサン取りに水かけイベントを行ったら、酔っ払った観光客がマスク無しで大暴れするのは必至だ。止めようがなくなる。
イベント開催断念もむべなるかな。

パタヤとチェンマイでは店内飲酒時間延長を求める

現在、バンコクやパタヤ(チョンブリ)やチェンマイといった観光パイロットエリア(ブルーゾーン)では、レストラン店内でのアルコール提供が認められている。
が、アルコール提供ありの営業時間が午後11時まで。それ以降はアルコールなしでの営業継続が可能。
レストランとして営業が認められているバーやパブは午後11時閉店厳守だ。

パタヤとチェンマイの飲食業界はソンクラン期間中の店内アルコール提供時間を午前0時か1時まで延長するよう要望している。

まだ営業再開していない店は多い。
ほとんどの客は午後9時か10時に店にやって来るので、酒を飲めるのは1時間か2時間。これでは店の利益にならず、営業再開するか価値はないと諦める店が多いとのことだ。
そこで、カウントダウンの同じように午前1時まで営業時間を延長してほしいと。
飲酒時間が延長となれば、観光の後押しとなるだろう。

パタヤのホテルオーナーによれば、ソンクラン休暇中のホテル予約は低調で、4月13日の1泊だけ予約している観光客が大半。
パタヤでは、ソンクランとワンライ(4月18日ナックルア、4月19日パタヤで開催される一大祭り)のイベントがなく、観光客が少なくなる。
店内飲酒営業時間延長が生命線となるだろう。

また、パタヤの観光業と娯楽施設事業者グループは、バーやパブややナイトクラブの再開を許可するようチョンブリ県知事に請願する計画を立てている。

事情はチェンマイも同じ。
チェンマイは4月1日より県全体がブルーゾーンに指定され、県内のレストランはアルコール提供が可能となった。やはり店内飲酒は午後11時までだ。
午後11時以降の飲酒が許可されれば、レストランにとって恩恵となる。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/2289606/chiang-mai-pattaya-want-drinking-hours-extended

2021年から2022年への大みそかカウントダウンでは、午後11時までの店内飲酒営業可能が特別に午前1時まで延長された。
たった1日だったが、たしかにお祭り気分は味わえた。
それと同じことをソンクランでも実施してほしいという飲食業界観光業界の願いだ。

ちなみにパタヤでは年が明けると、感染爆発が起きている状況が明らかとなった。
ロックダウンこそされなかったが、店内飲酒は午後9時までと規制強化され、暗い夜が続くようになった。

タイ政府は7月1日のエンデミック化計画を推進しており、そのためにはソンクラン終了後の感染状況を注視するとしている。
年明けの感染状況を考えると、ソンクラン期間中の規制緩和は難しいかもしれない。
いやでも、水かけができないなら、せめて夜中まで酒を飲ませてほしい。

今年もやっぱり水かけは無しのソンクランとなる。
これで3年連続の乾いたソンクランだ。

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