5月15日のタイ国内状況。
刑務所クラスターで多くの感染が報告され、市中感染と合わせて3,000人越え。
このような状況ではあるが、CCSAは規制緩和の中身について発表した。
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タイ全国の感染状況
5月15日発表、タイの新規感染確認者は3,095人(前日2,256)
(累計99,145人)
外国からの入国:3人
国内感染(病院にて検査):1,403人
積極調査:812人
刑務所:877人
死亡:17人(累計565人)
亡くなった17人のうち、バンコクで8人、サムットプラカンで3人、サムットサコンで2人など。
男性9人、女性8人。
41歳から83歳で、中央値は62歳。
高血圧11人、糖尿病7人など基礎疾患をもっていた。3人は既往症なし。
タイ国内における致死率は0.57%のまま。
回復済み:63,667人(+1,351)
治療中:34,913人
重症患者は1,243人(+31)、うち人工呼吸器をつけているのが415人(+7)。
刑務所クラスターをのぞいた国内新規感染は2,036例。
国内感染上位10県
バンコク1,163
パトゥムタニ222
サムットプラカン201
ノンタブリ126
サムットサコン37
スラタニー34
チョンブリ33
ナコンパトム30
アユタヤ29
ナコンシータマラート24
各県の新規感染者に応じた色分け
100人以上は、バンコクとパトゥムタニとサムットプラカンとノンタブリの4県。
16県では新規感染者が0。
ここ1週間の感染者の推移グラフ
刑務所クラスターをのぞいた国内新規感染はほぼ横ばい。毎日2,000人前後となっている。
外国からの入国3人は、隔離中の検査で陽性が確認されたもの。
カンボジアから帰国したタイ人3人、うち1人は自然国境を抜けた密入国。
アジア各国の統計
日本は新規感染者6,874人で前日(7,058人)よりも減少。
インドでは1日の感染者は32万人、死者は3,879人。なおも危機的な状況が続いている。
マレーシア、カンボジア、ベトナム、ラオスでも増加傾向にある。
さらにシンガポールでも感染者が増えており、明日から店内飲食禁止に。
タイワクチン接種状況
2月28日から5月14日までの累計:2,218,420回
初回接種:1,445,428人(+28,996)
2回目接種:772,992人(+64,692)
タイ総人口のうち2回のワクチン接種を済ませた割合は、1.16%
5月14日、50万回のシノバックワクチンが到着した。
CCSAブリーフィング概要
・市場や建設現場など混雑した場所での感染リスクが高い
・タイ全国に31万人の受刑者がいる。全員に24時間マスク着用と頻繁な手指消毒を命じている。
・ゾーニングの変更と制限の緩和を提案
・ノンタブリのムアントンタニに、中程度症状者向けの新しい医療施設を開設。780人の医療関係者がいて、交代で治療にあたる。最初の病床数は1,092で、5,000まで拡張できる。
・アプリケーションを通じて、ワクチン接種登録ができるようなった
・タイ在住外国人の場合、登録申請は開発途中にある。正式発表を待ってほしい。
・ウォークインでのワクチン接種サービスは、5月末までには開始となる予定。全国で実施するが、各県の準備状況によって異なる。また、外国人であっても、指定された場所でワクチン接種が受けられるようになる可能性がある。
・言語によるミスコミュニケーションを防ぐため、外国人向けのウォークインワクチン接種施設を設置することを検討中。外務省と疾病管理局で話し合っている。
・スワンナプーム空港でクラスターが発生している。
スワンナプーム空港のクラスターは、累計感染105人。
乗客ターミナルビルの会社で47人、タイ航空は2箇所で3人と6人、郵便センターで12人、トランスポートセンターで34人など。
この影響で、先日までEMSやエアメールなど国際郵便がストップしていた。
新しい新ゾーニングと規制緩和は5月17日から
CCSAブリーフィングで発表された新しいゾーニングと規制内容についてはすでにまとめておいた。
関連記事:新ゾーニングと規制緩和:ダークレッドゾーン継続のバンコクで店内飲食解禁、パタヤはレッドゾーンで各種規制緩和へ
バンコクはダークレッドゾーンのまま、チョンブリはレッドゾーンに。
どちらで店内飲食が解禁される。
その後、新しい命令が官報入りしており、正式決定となった。
新しい規制措置は5月17日から有効となる。
バンコクやパタヤでの店内飲食再開は月曜日となる。
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